フィテッセオーナーも苦渋の決断…クラブの身売りを決定

2022.03.14 16:00 Mon
Getty Images
フィテッセのオーナーを務めるバレリ・オイフ氏は12日、クラブの公式サイトを通じて全ての株式を売却することを発表した。

かつては本田圭佑やハーフナー・マイク、安田理大、太田宏介がプレーしてきたフィテッセ。世界的なロシア非難が高まりを見せる中、オリガルヒの一人であるオイフ氏も苦渋の決断を迫られることになった。

「フィテッセに別れを告げるのはとても辛いことですが、現状においてクラブ、従業員、サポーター、スポンサー、その他の利害関係者のためにこの難しい決断を下すに至りました」
「私は常にクラブとの関わりを強く感じ、素晴らしい試合を楽しむことができた特別な期間だったと振り返っています。フィテッセは私の心の中にあります。それはクラブやサポーターの皆さんにも当てはまることでしょう」

オイフ氏は2016年夏から同クラブの監査委員会のメンバーとなり、2018年5月にアレクサンドル・チギリンスキ氏から株式を受け継ぐ形でオーナーに就任していた。
同氏はまた、ロシアの『Rosneft』や『Gazprom』の役員だった経歴も持っている。

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