ローマが土壇場PK弾でウディネと薄氷ドロー! リーグ8戦無敗で次節デルビーへ《セリエA》

2022.03.14 04:15 Mon
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セリエA第29節、ウディネーゼvsローマが13日にダチア・アレーナで行われ、1-1のドローに終わった。

リーグ7戦無敗で5位に浮上したローマ(勝ち点47)が、14位のウディネーゼ(勝ち点29)を相手に3連勝を目指した一戦。ミッドウィークに行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)、フィテッセとの初戦を苦しみながらも1-0で先勝したジャッロロッシ。

2試合のベンチ入り禁止処分が解けたモウリーニョ監督がベンチに復帰した中、1-0で勝利した前節のアタランタ戦からは先発2人を変更。出場停止のクンブラ、ムヒタリアンに代えてイバニェス、セルジオ・オリベイラを起用した。
3日前のフィテッセ戦からメンバーの入れ替えはあったものの、立ち上がりから重さが目につくローマ。すると、デウロフェウ、ロベルト・ペレイラ、モリーナと相手の右サイドのコンビネーションプレーに手を焼き、押し込まれる状況が続く。

そして、15分には相手の右CKの二次攻撃からペナルティアーク付近のモリーナに見事な左足のミドルシュートをゴール左隅へ突き刺されて先制を許した。
早い時間帯に追いつきたいアウェイチームは、相手のウイングバックの背後を狙うザニオーロとエイブラハムの2トップを起点に攻め手を見いだそうとする。だが、全体の押し上げが少なく、なかなか攻撃に厚みを出せず。エイブラハムやセルジオ・オリベイラがミドルレンジのシュートでチャンスを窺うに留まる。

逆に、前半終盤の38分にはボックス内のマケンゴに決定的な左足のシュートを打たれるが、GKルイ・パトリシオが何とか触ってクロスバーを叩いたボールは再びパトリシオの後頭部に当たるが、これもポストに当たって事なきを得た。

迎えた後半、ローマベンチはセルジオ・オリベイラを下げてエル・シャーラウィをハーフタイム明けに投入。この交代でより攻撃的な[3-4-3]へ並びを変えた。

しかし、後半もボールを保持するものの、なかなか決定機まで持ち込めないローマは、65分にエイブラハムとザレフスキを諦めてアフェナ=ギャン、ショムロドフを同時投入。さらに、カルスドルプを下げてヴェレトゥを投入し、両ウイングバックにエル・シャーラウィ、ザニオーロが並ぶ攻撃的な布陣でゴールをこじ開けにかかる。

67分にはアフェナ=ギャンの意表を突くミドルレンジのダイレクトシュート、75分にはボックス左に抜け出したエル・シャーラウィの鋭い折り返しの流れからヴェレトゥ、ペッレグリーニの連続シュートでゴールに迫っていく。

一連の攻撃によってようやくゴールの匂いをさせ始めたローマだが、選手交代で息を吹き返したウディネーゼの堅守を前に徐々に攻撃がトーンダウン。逆に、相手のカウンターから2度のピンチを迎えるが、GKパトリシオがサマルジッチとの一対一を見事なセーブで阻止した。

すると、守護神のビッグプレーで流れを引き寄せたローマが最後の最後に追いつく。93分、ロングボールの流れからボックス内でショムロドフと競ったDFゼーヘラールのハンドでPKを獲得。これをキッカーのペッレグリーニが冷静に左隅へ突き刺した。

残り時間で逆転まで持っていくことはできなかったものの、辛くもドローに持ち込んだローマはリーグ戦無敗を8試合に更新。翌日にヴェネツィア戦を控える宿敵ラツィオに抜かれる可能性はあるものの、ひとまず暫定5位を維持して次節のデルビー・デッラ・カピターレに臨むことになった。

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ローマが今夏最初の補強! レバンテで最年少デビューのU-17スペイン代表DFを獲得

ローマは1日、レバンテからU-17スペイン代表DFブバ・サンガレ(16)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの3年となる。 マリ人の両親の下、スペインで生まれ育ったサンガレは、レバンテのカンテラへ加入。スペインの世代別代表に名を連ねる右サイドバックは、昨年12月6日に行われたコパ・デル・レイのアモレビエタ戦でクラブ最年少記録となる16歳4カ月でのファーストチームデビューを飾った。 攻守両面でスケールの大きさを感じさせる逸材は、ローマにとって今夏最初の補強選手となったが、当面はプリマヴェーラが主戦場となる。 <span class="paragraph-title">【動画】ローマ加入が決まったサンガレ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr"> Benvenuto alla Roma, Buba Sangaré! <a href="https://twitter.com/hashtag/ASRoma?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ASRoma</a> <a href="https://t.co/2eyMVN3msy">pic.twitter.com/2eyMVN3msy</a></p>&mdash; AS Roma (@OfficialASRoma) <a href="https://twitter.com/OfficialASRoma/status/1807762608042152272?ref_src=twsrc%5Etfw">July 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.07.02 14:52 Tue
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ローマ保有の『フリードキン』が仏4部のASカンヌを買収…かつてジダンら輩出も長らく低迷

ローマのオーナーを務めるアメリカのコンソーシアム『フリードキン・グループ』が、フランス4部のASカンヌを買収した。 『フリードキン・グループ』はアメリカにおける『トヨタ自動車』のメジャーディーラーの1つ、『Gulf States Toyota Distributors』を経営するコンソーシアム。 2020年8月にはセリエAのローマを買収し、昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ制覇など、名門復活に向けてクラブの立て直しを図っている。 その『フリードキン・グループ』は、昨年からアメリカ『ゴールドマン・サックス』からの打診を受けてカンヌ買収交渉を開始していた。 そして、26日にすべての手続きが完了し、ローマの現副会長であるライアン・フリードキン氏がクラブの新会長に任命された。 フリードキン氏はプレスリリースを通じて、歴史あるクラブの新会長に就任した喜びを語っている。 「このような伝説的なフットボールクラブに加入でき、エキサイティングな時を過ごしている」 「カンヌとフランスのこの地域は常に私たちの心の中で特別な場所を占めてきました。私の家族にドラゴンズの伝統を継承する機会を与えてくれたダビド・リナール市長と(前会長である)アニー・コートデに感謝したい」 「クラブがさらなるリーグ昇格に向けて競争力を発揮できるように、そしてサポーターと街に誇りを持ってもらえるよう、できる限りのことをしていきたいと思っている」 カンヌは1902年に創設された歴史のあるクラブで、ジネディーヌ・ジダンやパトリック・ヴィエラというフランス代表のレジェンドを輩出。 しかし、近年は財政難の影響もあって低迷が続き、2014年には慢性的な負債を理由に7部へ強制降格。現在はフランス4部にあたるナシオナル2に所属している。 一方、『フリードキン・グループ』にとってはローマに続く2クラブ目の保有クラブとなる。 2023.06.27 21:41 Tue
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ローマがボルシアMGのマヌ・コネ獲得! パリ五輪銀メダル貢献の守備的MF

ローマは30日、ボルシアMGからフランス代表MFマヌ・コネ(23)を買い取り義務付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「17」に決定している。 ドイツ『スカイ』などによると、買い取りの際の移籍金は2000万~2500万ユーロ(約32億3000万~40億4000万円)となり、コネは2029年までの5年契約を結ぶことになる。 トゥールーズの下部組織出身であるコネは、2019年にファーストチームへ昇格してプロキャリアをスタートさせると、2021年7月にボルシアMGへ加入。加入2年目から中盤の主力を担うと、昨シーズンは幾度か負傷離脱を強いられた中で公式戦25試合2ゴール2アシストの数字を残した。 高い身体能力を活かしたボール奪取能力、推進力を特長とする伸びしろ十分の守備的MFは、先のパリ・オリンピックでU-23フランス代表の一員として銀メダル獲得に貢献。さらに、今夏のインターナショナルマッチウィークではA代表初招集を飾っていた。 昨年辺りからリバプール、バイエルンから関心を集め、今夏の移籍市場ではミランやプレミアリーグ行きの可能性も取り沙汰されたが、新天地はローマとなった。 2024.08.31 07:06 Sat

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