リバプールがディアス&サラー弾でリーグ8連勝! 今季PL20点到達のサラーは負傷交代…《プレミアリーグ》
2022.03.12 23:25 Sat
プレミアリーグ第29節、ブライトンvsリバプールが12日にアメリカン・エクスプレス・スタジアムで行われ、アウェイのリバプールが0-2で勝利した。なお、リバプールのFW南野拓実はベンチ外となった。
リーグ7連勝で首位のマンチェスター・シティを暫定6ポイント差で追う2位のリバプール(勝ち点63)。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦ではベスト8進出を決めたものの、公式戦16試合ぶりの敗戦を喫しており、その敗戦からのバウンスバックを目指した。
リーグ4連敗中の13位ブライトン(勝ち点33)のホームに乗り込んだこの一戦では先発3人を変更。インサイドハーフをチアゴ、カーティス・ジョーンズからヘンダーソン、ナビ・ケイタに入れ替えたほか、ジョタに代えてルイス・ディアスをマネ、サラーの相棒に起用した。
戦前の予想とは異なり、ホームのブライトンが立ち上がりからリバプールを上回るインテンシティで押し込む入りを見せる。開始10分までにモペイ、トロサールと続けて3本のシュートを放ってリバプールゴールを脅かす。
インテル戦の消耗もあってか、なかなかエンジンがかからないリバプールだったが、見事な決定力を発揮し、先にゴールをこじ開ける。
ディアスの加入後2ゴール目で先制に成功したアウェイチームは、ここから完全に試合の主導権を掌握。球際の勝負で優位に立つと、以降は相手に攻撃の機会を与えることなく攻勢を続けていく。流れの中では決定機まであと一歩という状況が続くが、深い位置で得たFKやCKと得意のプレースキックからチャンスを創出。43分には相手CKを撥ね返してのロングカウンターからビスマを振り切ってボックス内に持ち込んだサラーにビッグチャンスも、ここは相手守備の粘りに遭い、決め切ることはできず。
全体的にはややパワーをセーブした前半となったが、ボール支配率、シュート数でも相手を上回る安定したパフォーマンスによって1点リードで試合を折り返すことになった。
迎えた後半、前半同様にアグレッシブに入ったブライトンは開始直後にモペイの抜け出しからボックス中央でプレゼントパスを受けたトロサールにビッグチャンスも、ここはシュートを枠に飛ばせない。すると、直後には後半から投入された古巣対戦のララナがハムストリングを痛めてプレー続行不可能となり、わずか5分ほどのプレータイムでグロスとの交代を余儀なくされた。
後半も時間の経過と共に押し込む形を作り出したリバプールは、サラーに続けて決定機が訪れるが、相手DFにディフレクトしたシュートはクロスバーを叩く。それでも、直後の59分にはナビ・ケイタがボックス内で放ったシュートがビスマのハンドを誘発し、PKを獲得。そして、キッカーを務めたサラーはど真ん中に豪快に蹴り込んでこの試合3度目のチャンスを確実にゴールに結びつけ、今季のリーグ戦得点数を「20」の大台に乗せた。
この追加点で勝利に大きく近づいたリバプールだがアクシデント発生。その2点目を決めたサラーが接触プレーのなかったところで自らピッチに座り込んでしまう。その後、ナビ・ケイタと共に交代となったエースFWは自ら歩いてピッチを離れ、そのままドレッシングルームへ直行。負傷の程度が気がかりとなった。
これにより、チアゴとジョタを投入したアウェイチームは前線を右からマネ、ジョタ、ディアスの並びに変更。以降はカウンターを意識しながらゲームコントロール優先の戦い方にシフト。相手の攻撃を冷静に撥ね返しながら危なげなく時計を進めていく。
その後、試合最終盤にはブライトンにウェルベック、リバプールにディアスと互いにビッグチャンスが訪れたが、アリソン、サンチェスの両守護神のビッグセーブによってスコアは動かず。
リーグ8連勝を達成したリバプールは来週ミッドウィークに第27節延期分、アーセナルとの上位対決に臨むことになった。
リーグ7連勝で首位のマンチェスター・シティを暫定6ポイント差で追う2位のリバプール(勝ち点63)。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦ではベスト8進出を決めたものの、公式戦16試合ぶりの敗戦を喫しており、その敗戦からのバウンスバックを目指した。
リーグ4連敗中の13位ブライトン(勝ち点33)のホームに乗り込んだこの一戦では先発3人を変更。インサイドハーフをチアゴ、カーティス・ジョーンズからヘンダーソン、ナビ・ケイタに入れ替えたほか、ジョタに代えてルイス・ディアスをマネ、サラーの相棒に起用した。
インテル戦の消耗もあってか、なかなかエンジンがかからないリバプールだったが、見事な決定力を発揮し、先にゴールをこじ開ける。
19分、相手陣内右サイドを持ち上がったマティプが相手の背後へ絶妙なフィードを送ると、DFの背後から抜け出したディアスが飛び出したGKサンチェスの寸前で頭で触って無人のゴールへ流し込んだ。この場面ではサンチェスの左手と左足がアフターの形でディアスに当たり、ラフプレーでの退場の可能性もあったが、VARのレビューの結果、お咎めなしとなった。
ディアスの加入後2ゴール目で先制に成功したアウェイチームは、ここから完全に試合の主導権を掌握。球際の勝負で優位に立つと、以降は相手に攻撃の機会を与えることなく攻勢を続けていく。流れの中では決定機まであと一歩という状況が続くが、深い位置で得たFKやCKと得意のプレースキックからチャンスを創出。43分には相手CKを撥ね返してのロングカウンターからビスマを振り切ってボックス内に持ち込んだサラーにビッグチャンスも、ここは相手守備の粘りに遭い、決め切ることはできず。
全体的にはややパワーをセーブした前半となったが、ボール支配率、シュート数でも相手を上回る安定したパフォーマンスによって1点リードで試合を折り返すことになった。
迎えた後半、前半同様にアグレッシブに入ったブライトンは開始直後にモペイの抜け出しからボックス中央でプレゼントパスを受けたトロサールにビッグチャンスも、ここはシュートを枠に飛ばせない。すると、直後には後半から投入された古巣対戦のララナがハムストリングを痛めてプレー続行不可能となり、わずか5分ほどのプレータイムでグロスとの交代を余儀なくされた。
後半も時間の経過と共に押し込む形を作り出したリバプールは、サラーに続けて決定機が訪れるが、相手DFにディフレクトしたシュートはクロスバーを叩く。それでも、直後の59分にはナビ・ケイタがボックス内で放ったシュートがビスマのハンドを誘発し、PKを獲得。そして、キッカーを務めたサラーはど真ん中に豪快に蹴り込んでこの試合3度目のチャンスを確実にゴールに結びつけ、今季のリーグ戦得点数を「20」の大台に乗せた。
この追加点で勝利に大きく近づいたリバプールだがアクシデント発生。その2点目を決めたサラーが接触プレーのなかったところで自らピッチに座り込んでしまう。その後、ナビ・ケイタと共に交代となったエースFWは自ら歩いてピッチを離れ、そのままドレッシングルームへ直行。負傷の程度が気がかりとなった。
これにより、チアゴとジョタを投入したアウェイチームは前線を右からマネ、ジョタ、ディアスの並びに変更。以降はカウンターを意識しながらゲームコントロール優先の戦い方にシフト。相手の攻撃を冷静に撥ね返しながら危なげなく時計を進めていく。
その後、試合最終盤にはブライトンにウェルベック、リバプールにディアスと互いにビッグチャンスが訪れたが、アリソン、サンチェスの両守護神のビッグセーブによってスコアは動かず。
リーグ8連勝を達成したリバプールは来週ミッドウィークに第27節延期分、アーセナルとの上位対決に臨むことになった。
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2025-24シーズンのプレミアリーグ前半戦が終了。本稿では今シーズンの前半戦ベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定した。※成績は第19節終了時点 ◆プレミアリーグ前半戦ベストイレブン GK:ピックフォード DF:アレクサンダー=アーノルド、ファン・ダイク、ムリージョ、ロビンソン MF:グラフェンベルフ、カイセド MF:サカ、パーマー、クーニャ FW:サラー GK ジョーダン・ピックフォード(30歳/エバートン) 出場試合数:18(先発:18)/失点数:24 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も残留争うチームで奮闘。アーセナルのラヤやフォレストのセルスの活躍も素晴らしかったが、リーグワースト2位の15得点ながらチームを残留圏内の16位にとどめる堅守の中心を担うイングランド代表GKを選出。後ろ重心の戦いのなかで7度のクリーンシートに、セーブ数でも上位にランクイン。年末のアーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティとの3連戦では再三のビッグセーブで3戦連続ドローに貢献した。 DF アレクサンダー=アーノルド(26歳/リバプール) 出場試合数:17(先発:17)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リーグ最高の攻撃的SB。昨季は純粋なサイドバックというよりも、中盤的な色合いが強い形で素晴らしい活躍を見せたが、新指揮官の下では偽SB的な要素を引き続き見せつつも、サイドバックとして総合力をレベルアップした印象だ。ここまで1ゴール4アシストと例年に比べ数字面では見劣りも、ビルドアップでの貢献、ミドルレンジの正確なパスでの局面打開に、守備面での集中力や粘りも出てきている。 DF ヴィルヒル・ファン・ダイク(33歳/リバプール) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のベストDF。一時の限界説を完全に払しょくし、世界最高峰のセンターバックの座を取り戻した新生レッズのディフェンスリーダーは昨季以上の安定したプレーでリーグ最少失点の守備を牽引。相棒やGKが試合によって入れ替わりながらも、圧倒的な対人能力に傑出したプレーリードを活かしたカバーリング、ライン統率と、芸術的と言えるディフェンスで抜群の存在感を示す。 DF ムリージョ(22歳/ノッティンガム・フォレスト) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍進フォレストを牽引。サリバとガブリエウも捨てがたいが、リーグ3位となる19失点の堅守を支える注目の左利きDFを選出。4バックを基本に3バックも併用するなか、新加入のミレンコビッチや右サイドのアイナ、守護神セルスと鉄壁の守備を築く。184cmとサイズはないものの、筋骨隆々のフィジカルとスピードを武器に対人戦で無類の強さを誇り、攻撃面でも正確なフィードに的確なドライブと元FWとしての攻撃センスを遺憾なく発揮している。 DF アントニー・ロビンソン(27歳/フルアム) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ステップアップ確実なアメリカ代表DF。フォレストやボーンマスとともに前半戦で躍進したフルアムのベストプレーヤー。すでにプレミア屈指の左サイドバックとの評価を得ていたが、今季の前半戦はさらにスケールアップした姿を披露。無尽蔵のスタミナと推進力を武器に、上下動を繰り返してDFとしては最多の7アシストを記録。守備でも一線級のアタッカーをきっちり封殺するなど、ハイレベルのプレーを見せ続けている。すでにリバプール、シティ辺りの関心を集める。 MF ライアン・グラフェンベルフ(22歳/リバプール) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 同胞指揮官の下で完全覚醒。10代から名門アヤックスで活躍し、“NEXTポグバ”とも称された逸材だが、バイエルン、昨季のリバプールでは中盤のバックアッパーに甘んじた。しかし、オランダ時代からその才能に注目してきたスロット新監督の下でプレシーズンから出場機会を与えられると、新生レッズの中盤のキープレーヤーに成長。元々定評があるアスリート能力に規律・献身性を加えた守備でフィルター役を完璧にこなし、攻撃面ではサイズを感じさせないターンの巧さ、懐深いボールキープ、推進力、パスセンスを遺憾なく発揮。質の高いボックス・トゥ・ボックスのプレーで躍動した。 MF モイセス・カイセド(23歳/チェルシー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生ブルーズの中盤に君臨。英国史上最高額の移籍金という色眼鏡もあり、加入2年目も周囲から高い要求を求められるエクアドル代表MFだが、今季前半戦のパフォーマンスはハードルが上がったなかでも称賛に値するパフォーマンスだ。前線に攻撃的なタイプを並べ、可変式のサイドバックにもより攻撃的なタスクを与えるマレスカ新監督のスタイルにおいて序盤戦はラヴィア、現在はエンソ・フェルナンデスとともにバランサーとしてのマルチタスクを担う。幅広いカバーエリア、ボールハントに加え、攻撃でも1ゴール3アシストと決定的な仕事をこなした。 MF ブカヨ・サカ(23歳/アーセナル) 出場試合数:16(先発:16)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ガナーズの絶対的エース。リーグ最少失点の堅守とセットプレーを武器に優勝争いの主役の一角を担うアーセナルだが、司令塔ウーデゴールを欠いた苦しい時期に孤軍奮闘の活躍を見せたエースの活躍は非常に大きかった。流れのなかでは「サカさえ抑えれば」」という対応を受けながらも、圧倒的な打開力を武器に5ゴール10アシストを記録した。それだけに12月末に負ったハムストリングのケガからいかに早く復帰できるかが、2位チームの後半戦のカギを握る。 MF コール・パーマー(22歳/チェルシー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:12 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 加入2年目で凄み増す超万能アタッカー。22ゴール11アシストを記録した加入1年目の大ブレイクによって今季は対戦相手からの徹底マークに遭うなか、ここまで12ゴール6アシストとキャリアハイ更新へ上々の滑り出しを見せている。新体制では昨季主戦場の右ウイングからトップ下と少し役割が変わっているが、今季もアタッキングサードで抜群の存在感を示す。前半戦ハイライトはプレミア史上初となる前半4ゴールを記録したブライトン戦。後半戦もその爆発力にも期待だ。 MF マテウス・クーニャ(25歳/ウォルバーハンプトン) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:10 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留争うウルブスで孤軍奮闘。イサクやウッド、エンベウモの活躍も素晴らしかったが、下位に低迷するチームで素晴らしい前半戦を過ごしたブラジル代表FWを選出。12ゴール7アシストの昨季活躍を経て、今季から背番号10を託されると、ここまで10ゴール4アシストを記録。[3-4-2-1]のシャドーの一角を主戦場に、攻撃のマルチタスクを担いながらボールのオン・オフに関わらず、ハイレベルのプレーを披露。献身的な守備も高い評価を得ており、今冬の移籍市場ではビッグクラブの注目も集める。だが、現状ではクラブとの新契約にサインする可能性が高い。 FW モハメド・サラー(32歳/リバプール) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:17 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。攻守両面で異次元のパフォーマンスを披露し、リバプールの首位快走の立役者に。前半戦では2試合を除きすべての試合でゴールかアシストを記録し、得点ランキングとアシストランキングでいずれも首位に。圧倒的な決定力に加え、芸術的なアシストが印象的だった。 2025.01.09 22:25 Thu5