ドルトムント、シュレーダー元首相の名誉会員資格剥奪…プーチン氏友人でロシア国営企業の要職に就く
2022.03.03 00:40 Thu
ドルトムントは2日、ドイツ社会民主党のゲアハルト・シュレーダー元首相の名誉会員資格を即刻剥奪したことを発表した。
ただ、首相時代にロシアのウラジミール・プーチン大統領と友人関係を築いた同氏は、政界引退後にロシア国営天然ガス会社『ガスプロム』の子会社『ノルド・ストリームAG』の役員に就任。さらに、2017年にはロシアの国営石油会社『ロスネフチ』の取締役、2021年2月には前述の『ガスプロム』の取締役に就任していた。
また、2014年に起きたロシアのクリミア半島併合の際には一貫してプーチン大統領を支持する姿勢を取り続けていた。
そういった中、ドルトムントはロシアのウクライナ侵攻を受けて、クラブの名誉会員がロシアの国営企業の要職に就くことは容認できないことを既に発表。
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1998年にドイツ連邦共和国第7代首相に就任し、2005年まで同職を務めていたシュレーダー氏は、以前からドルトムントの熱狂的なファンとして知られ、名誉会員に名を連ねてきた。また、2014年に起きたロシアのクリミア半島併合の際には一貫してプーチン大統領を支持する姿勢を取り続けていた。
そういった中、ドルトムントはロシアのウクライナ侵攻を受けて、クラブの名誉会員がロシアの国営企業の要職に就くことは容認できないことを既に発表。
そして、ドルトムントのラインハルト・ラウバル会長は2日、クラブ内で全会一致で可決された決議の旨をシュレーダー氏に伝え、今回の名誉会員資格の剥奪を公式にアナウンスすることになった。
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