早くも川崎Fの3連覇に黄信号?/六川亨の日本サッカー見聞録
2022.02.25 11:45 Fri
2月24日、ついにロシアのウクライナ侵攻が始まってしまった。
ちなみに日本は中田英寿(ボルトン・ワンダラーズ)、中村俊輔(セルティック)、高原直泰(ハンブルガーSV)、柳沢敦(メッシーナ)らベストメンバーだったものの、ウクライナの壁は厚かった(ドイツW杯のウクライナは準々決勝でイタリアに0-3で敗退)。
さてJリーグである。30年目を迎えた今シーズンは川崎Fの3連覇が焦点の1つだったが、スーパーカップで浦和に0-2、23日の第9節・横浜FM戦も2-4と、早くも今シーズン2敗目を喫し、前途が多難であることを思わせるスタートとなった。
川崎Fのストロングポイントは、緩急のパスをていねいにつなぎながらマークを次々に剥がし、気付いてみればボックス内でフリーの選手がゴールを陥れていたという、対戦相手のGKを絶望させるパスワークにあった。しかし今シーズンは相手を圧倒するほどのパスワークは影を潜めたままだ。
横浜FM戦は相手の浅いDFラインの背後を突いて2点をもぎ取ったが、連覇を達成した時の攻撃と比べるとパワーダウンしている感は否めない。やはり田中碧と旗手怜央の移籍した穴は想像以上に大きいということだろう。ジェジエウの離脱も痛手となっている。
そんな川崎Fに代わって優勝候補と思っていた浦和も開幕戦でピーター・ウタカの一撃に沈むと、23日の神戸戦もDF槙野智章に同点弾を浴びていまだ勝利がない。FWキャスパー・ユンカーをケガで欠き、MF小泉佳穂も万全の状態ではない。マルチプレーヤーの明本考浩を前線に起用し、江坂任との2トップで臨んでいるが、その明本は神戸戦で退場処分を受け、次節のG大阪戦には出場できない。
そんなACL組を尻目に好スタートを切ったのが昨シーズン4位の鹿島(G大阪に3-1)と5位の名古屋(神戸に2-0)だ。両チームに共通しているのは主力にケガ人が少なく、新型コロナの影響もうけていないという点だ。
28日の第2節、名古屋はFC東京とのアウェー・ゲームだったが、FC東京に新型コロナの感染者が続出したため試合は中止となった。一方の鹿島はホーム開幕戦に川崎Fを迎える。川崎Fはチームを立て直すことができるのか。それとも鹿島の攻撃力が爆発するのか。鹿島にとっては大分とのルヴァン杯が新型コロナのため中止になったことも追い風と言えるだろう。
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ウクライナを初めて訪れたのは2005年10月、ジーコ・ジャパンのテストマッチを取材するためだった。テレビでもよく紹介されるキエフの独立広場と独立記念塔、それを見下ろす高台に建つ巨大なウクライナ・ホテルに宿泊した。10月12日の試合はMFアンドレー・フシンのPKによるゴールで0-1と敗れたが、FWアンドリー・シェフチェンコら主力選手は4日前のアルバニア戦で初のW杯出場(ドイツ大会)を決めたとあって日本戦は欠場。W杯出場を決めた夜はファン・サポーターが独立広場を埋め尽くし、翌日の広場には割れたビール瓶の破片が散乱し、ビールの匂いが充満していた。さてJリーグである。30年目を迎えた今シーズンは川崎Fの3連覇が焦点の1つだったが、スーパーカップで浦和に0-2、23日の第9節・横浜FM戦も2-4と、早くも今シーズン2敗目を喫し、前途が多難であることを思わせるスタートとなった。
FC東京との開幕戦はレアンドロ・ダミアンの芸術的なゴールで1-0の勝利を収めたが、FC東京は新型コロナに感染した森重真人、アダイウトン、東慶吾ら主力選手6人が欠場。にもかかわらず、決定機の数は4対7とFC東京が圧倒し、GKチョン・ソンリョンの好守と左ポストがなければ大量失点の可能性もあった。
川崎Fのストロングポイントは、緩急のパスをていねいにつなぎながらマークを次々に剥がし、気付いてみればボックス内でフリーの選手がゴールを陥れていたという、対戦相手のGKを絶望させるパスワークにあった。しかし今シーズンは相手を圧倒するほどのパスワークは影を潜めたままだ。
横浜FM戦は相手の浅いDFラインの背後を突いて2点をもぎ取ったが、連覇を達成した時の攻撃と比べるとパワーダウンしている感は否めない。やはり田中碧と旗手怜央の移籍した穴は想像以上に大きいということだろう。ジェジエウの離脱も痛手となっている。
そんな川崎Fに代わって優勝候補と思っていた浦和も開幕戦でピーター・ウタカの一撃に沈むと、23日の神戸戦もDF槙野智章に同点弾を浴びていまだ勝利がない。FWキャスパー・ユンカーをケガで欠き、MF小泉佳穂も万全の状態ではない。マルチプレーヤーの明本考浩を前線に起用し、江坂任との2トップで臨んでいるが、その明本は神戸戦で退場処分を受け、次節のG大阪戦には出場できない。
そんなACL組を尻目に好スタートを切ったのが昨シーズン4位の鹿島(G大阪に3-1)と5位の名古屋(神戸に2-0)だ。両チームに共通しているのは主力にケガ人が少なく、新型コロナの影響もうけていないという点だ。
28日の第2節、名古屋はFC東京とのアウェー・ゲームだったが、FC東京に新型コロナの感染者が続出したため試合は中止となった。一方の鹿島はホーム開幕戦に川崎Fを迎える。川崎Fはチームを立て直すことができるのか。それとも鹿島の攻撃力が爆発するのか。鹿島にとっては大分とのルヴァン杯が新型コロナのため中止になったことも追い風と言えるだろう。
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今週のJリーグ的に一番大きな話題の一つはこれで間違いないでしょ?!の巻/倉井史也のJリーグ
そりゃ物事には始まりがあるんだから終わりもあるんですよ。ってのは分かってるんですけどね。残り5試合、鬼木達監督には頑張ってもらおうじゃありませんか。前任者の風間八宏監督から引き継いだのが2017年。そこまでにできた「止める・蹴る」のベースを生かしつつ、「守る」を加えていきなり成績を出しました。 2017年:リーグ戦1位/リーグカップ2位 2018年:リーグ戦1位/ゼロックスカップ2位 2019年:リーグカップ1位/ゼロックスカップ2位 2020年:リーグ戦1位/天皇杯1位 2021年:リーグ戦1位/ゼロックスカップ1位 2022年:リーグ戦2位/フジフイルムカップ2位 2023年:天皇杯1位 って、どんだけタイトル取ってるんですか。でもってこの中でも特筆すべきは2021年。このときも今年と同じ20チーム編成でした。38試合を28勝8分2敗、勝点92得点81失点28で得失点差53というとんでもない成績で終わってるんです。ちなみにこのときの2位は横浜FMで、こちらは勝点79。 これがどれくらいすごいかというのは、現在首位の広島が勝点65だから、残り5試合全部勝っても勝点80なんですよ。横浜FMがそれくらいのラインにいたのに、そこからさらに勝点13上積みしてるんです。そして同じく現在の広島が65得点ですから、川崎の81得点に到達しようと思ったら1試合平均3点取ってもまだ足りない。さらに言えば、28失点は現在J1で最少失点の町田とG大阪が28失点なので、残り5試合全部無失点でやっと失点数は同じ成績ってことになります。 かわいそうだったのは新型コロナウイルスの影響で、2020年の賞金は規定の50パーセント、優勝賞金1億5000万円だったこと。もしもあのとき満額もらえていたら、さらにすごい戦力が整ったのかもしれません。 もっともこの間、川崎にはいい選手も揃っていました。代表クラスで言えば加入したのがこんな選手たちでした。 2017年:田中碧 2018年:守田英正、脇坂泰斗、齋藤学、大久保嘉人 2019年:レアンドロ・ダミアン 2020年:山根視来、旗手怜央、三笘薫 でもって、重要なのはいなくなった選手。 2019年:板倉滉(マンチェスター・シティ) 2020年:三好康児(アントワープ) 2021年:守田英正(サンタ・クララ)、中村憲剛(引退) 2022年:旗手怜央(セルティック)、三笘薫(ブライトン)、田中碧(デュッセルドルフ) 2023年:谷口彰悟(アル・ラーヤン) 2024年:山根視来(ギャラクシー) 10月の日本代表見ていたら11人中5人が元川崎じゃないですか。確かに素材のいい選手も集めてたけど、ちゃんと成長させてたってのが、2006年に引退してすぐにトップコーチの監督になったわけじゃなくて、育成コーチなども経験してきた鬼木監督の功績の一つでもあるんです。 これだけの監督ですからね、引く手数多なのは間違いないでしょう。もしかしたらヨーロッパで指揮、なんてことも想像しちゃいますよ。残念だけどまだJFAのコーチライセンスはUEFAのライセンスと互換性がないけど、もしかしたら来年からできるかも、っていう話もあるんで、そうなったら呼ばれてもおかしくない!! と思いたい!! それにしてもさ、ACLの途中で監督退任って、なんかすごく残念……って思うんですけど、どうかこれから先の監督人生にも幸あってほしいと思う、とても人間のできた監督でした。 2024.10.18 12:15 Fri3
「最大限の謝意と敬意を表したい」川崎Fに9つのタイトルをもたらした鬼木達監督、今季限りでの退任にクラブが声明「ファミリーを代表する功労者の一人」
川崎フロンターレは16日、鬼木達監督(50)の今シーズン限りでの退任を発表した。 現役時代に鹿島アントラーズから期限付き移籍で川崎Fに加入した鬼木監督は、その後完全移籍に切り替え。キャプテンを務めるなどチームの中心としてプレーし、引退後はスクールやトップチームでコーチを務め、2017年に監督に就任した。 シルバーコレクターと言われていた川崎Fだったが、就任1年目の2017年にJ1で初優勝を達成。2018年も連覇するなど、J1で4度、リーグカップで1度、天皇杯で2度の優勝を経験。また、現在日本代表でもプレーする選手を多数海外に送り出しながらも、リーグを代表するチームに育てていた。 近年は苦戦が続いていた中、契約満了を迎える今シーズン限りで退任が決定。代表取締役社長の吉田明宏氏は、鬼木監督への感謝を綴ると共に、残りシーズンへの後押しを願った。 「日頃より川崎フロンターレに多大なるご支援、ご声援をいただきまして誠にありがとうございます」 「本日、当クラブのトップチームを指揮しております鬼木達監督が、契約満了に伴い今シーズンの終了をもって退任することをお知らせいたしました」 「鬼木監督は、1998年に選手として期限付き移籍で加入し、2003年からはキャプテンも務め、チームのJ1昇格に大きく貢献し、活躍されました。現役引退後は2007年からスクール・アカデミーコーチを務め、2010年からトップチームコーチ、そして2017年からはトップチームの監督として、これまで長年にわたりクラブの歴史を築きあげてきたフロンターレファミリーを代表する功労者の一人です」 「そして、なにより2017年のクラブ初タイトルとなるJリーグ優勝を皮切りに、Jリーグ制覇4回、Jリーグカップ優勝、天皇杯優勝2回と、8シーズンで7つのタイトル獲得を成し遂げたことは、クラブのみならず日本のサッカー界を代表する監督であることを示しています。鬼木監督の情熱と求心力が、選手とクラブの成長に大きく寄与したことは明らかであり、クラブとして最大限の謝意と敬意を表したいと思います」 「鬼木監督の契約期間が満了する今シーズン終了まで、J1リーグ戦6試合、ACLEリーグステージ4試合が残っております。これまで鬼木監督が築きあげてきたフロンターレらしさであるアグレッシブなサッカーと全員が最後まで諦めないプレーで、勝利を目指してまいります。鬼木監督のもと、選手、スタッフ、チーム関係者全員、そしてファン・サポーターの皆様で一丸となり共に戦っていきましょう。引き続きのご支援、ご声援をよろしくお願い申し上げます」 2024.10.16 16:05 Wed4
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