【ECLプレビュー】崖っぷちセルティックは逆転突破、堂安PSVと北川ラピドは逃げ切り突破狙う
2022.02.24 18:30 Thu
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝トーナメントのプレーオフ2ndレグが24日に開催される。ECLグループステージ2位通過8チームと、ヨーロッパリーグ(EL)の3位敗退8チームで争われるプレーオフ第2戦の展望を、注目カードを中心に紹介していく。
◆ECLプレーオフ2ndレグ
▽2/24(木)
《26:45》
ボデ/グリムト vs セルティック
カラバフ vs マルセイユ
マッカビ・テルアビブ vs PSV
パルチザン vs スパルタ・プラハ
ラナース vs レスター・シティ
《29:00》
PAOK vs ミッティラン
スラビア・プラハ vs フェネルバフチェ
フィテッセ vs ラピド・ウィーン
◆ECLプレーオフ1stレグ結果
PSV 1-0 マッカビ・テルアビブ
フェネルバフチェ 2-3 スラビア・プラハ
ミッティラン 1-0 PAOK
ラピド・ウィーン 2-1 フィテッセ
マルセイユ 3-1 カラバフ
レスター・シティ 4-1 ラナース
セルティック 1-3 ボデ/グリムト
スパルタ・プラハ 0-1 パルチザン
◆崖っぷちセルティックは敵地で大逆転狙う

FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介の日本人4選手を擁し、今プレーオフで最も注目を集めるチームの一つであるセルティック。しかし、下馬評では優勢と見られていたボデ/グリムトとのホームでの初戦ではノルウェー王者に1-3の敗戦を喫することになった。
前田が先発で、旗手が途中出場でヨーロッパデビューを飾った初戦では、その前田が79分にDFユラノビッチの右クロスを頭で合わせ、ECLデビューゴールを記録した。しかし、試合を通してアンジェ・ポステコグルー監督が志向するボール支配はできていたものの、グループステージでローマを苦しめた相手の堅守速攻に大苦戦。相手の狙い通りのゲームプランに嵌って厳しい敗戦となった。
ただ、ボデ/グリムトの本拠地は人工芝を使用しており、パスサッカーを志向するセルティックにとっては大きな懸念材料となる。そのため、普段のピッチと異なる環境にいかにアジャストできるかが逆転のカギを握る。また、いずれもスタメン起用が見込まれる前田と旗手には攻守両面で決定的な仕事を期待したい。
◆堂安PSVと北川ラピドは逃げ切り突破なるか

PSVのMF堂安律と、ラピド・ウィーンのFW北川航也は、いずれも1stレグに出場し、チームの勝利に貢献。今回の2ndレグでは逃げ切りでのラウンド16進出を目指す。
PSVは、ホームでマッカビ・テルアビブと対戦し、FWガクポが前半に決めたゴールによって1-0で先勝した。後半から投入された堂安は見せ場こそ多くなかったものの、きっちり勝利に貢献している。
また、先週末に行われたエールディビジのヘーレンフェーン戦でも後半からの投入で決定機に絡むなど、3-1の勝利に貢献した日本代表MFは指揮官、現地メディアからの評価も上々で、敵地での2ndレグでもチームを突破に導く働きが期待されるところだ。
一方、今シーズンもバックアッパーの位置付けが続く北川だが、フィテッセとの1stレグではスタメンに抜擢。攻撃面で決定的な仕事こそなかったものの、69分にピッチを離れるまでフェルトホーファー監督も評価する献身的なプレーでチームの2-1の勝利に貢献している。敵地での2ndレグに向けては攻守のバランスが試されるだけに、再びスタメンのチャンスは十分にあるはずだ。
その他の注目チームではレスター・シティがデンマーク勢のラナースに4-1で、マルセイユがアゼルバイジャンのカラバフに3-1のスコアで先勝。実力通りのパフォーマンスを見せ、突破に王手をかけている。ただ、両チームは共に先週末に行われた国内リーグで厳しい敗戦を喫しており、バウンスバックの意味では引き分けではなくきっちり白星を取り戻したいところだ。
◆ECLプレーオフ2ndレグ
▽2/24(木)
《26:45》
ボデ/グリムト vs セルティック
カラバフ vs マルセイユ
マッカビ・テルアビブ vs PSV
パルチザン vs スパルタ・プラハ
ラナース vs レスター・シティ
《29:00》
PAOK vs ミッティラン
スラビア・プラハ vs フェネルバフチェ
フィテッセ vs ラピド・ウィーン
◆ECLプレーオフ1stレグ結果
PSV 1-0 マッカビ・テルアビブ
フェネルバフチェ 2-3 スラビア・プラハ
ミッティラン 1-0 PAOK
ラピド・ウィーン 2-1 フィテッセ
マルセイユ 3-1 カラバフ
レスター・シティ 4-1 ラナース
セルティック 1-3 ボデ/グリムト
スパルタ・プラハ 0-1 パルチザン

Getty Images
FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介の日本人4選手を擁し、今プレーオフで最も注目を集めるチームの一つであるセルティック。しかし、下馬評では優勢と見られていたボデ/グリムトとのホームでの初戦ではノルウェー王者に1-3の敗戦を喫することになった。
前田が先発で、旗手が途中出場でヨーロッパデビューを飾った初戦では、その前田が79分にDFユラノビッチの右クロスを頭で合わせ、ECLデビューゴールを記録した。しかし、試合を通してアンジェ・ポステコグルー監督が志向するボール支配はできていたものの、グループステージでローマを苦しめた相手の堅守速攻に大苦戦。相手の狙い通りのゲームプランに嵌って厳しい敗戦となった。
直近のリーグ戦ではダンディーを相手にFWギアクマキスのハットトリックの活躍によって3-2で打ち勝ち、ひとまずバウンスバックに成功。良い形で敵地での大一番に臨めるはずだ。
ただ、ボデ/グリムトの本拠地は人工芝を使用しており、パスサッカーを志向するセルティックにとっては大きな懸念材料となる。そのため、普段のピッチと異なる環境にいかにアジャストできるかが逆転のカギを握る。また、いずれもスタメン起用が見込まれる前田と旗手には攻守両面で決定的な仕事を期待したい。
◆堂安PSVと北川ラピドは逃げ切り突破なるか

Getty Images
PSVのMF堂安律と、ラピド・ウィーンのFW北川航也は、いずれも1stレグに出場し、チームの勝利に貢献。今回の2ndレグでは逃げ切りでのラウンド16進出を目指す。
PSVは、ホームでマッカビ・テルアビブと対戦し、FWガクポが前半に決めたゴールによって1-0で先勝した。後半から投入された堂安は見せ場こそ多くなかったものの、きっちり勝利に貢献している。
また、先週末に行われたエールディビジのヘーレンフェーン戦でも後半からの投入で決定機に絡むなど、3-1の勝利に貢献した日本代表MFは指揮官、現地メディアからの評価も上々で、敵地での2ndレグでもチームを突破に導く働きが期待されるところだ。
一方、今シーズンもバックアッパーの位置付けが続く北川だが、フィテッセとの1stレグではスタメンに抜擢。攻撃面で決定的な仕事こそなかったものの、69分にピッチを離れるまでフェルトホーファー監督も評価する献身的なプレーでチームの2-1の勝利に貢献している。敵地での2ndレグに向けては攻守のバランスが試されるだけに、再びスタメンのチャンスは十分にあるはずだ。
その他の注目チームではレスター・シティがデンマーク勢のラナースに4-1で、マルセイユがアゼルバイジャンのカラバフに3-1のスコアで先勝。実力通りのパフォーマンスを見せ、突破に王手をかけている。ただ、両チームは共に先週末に行われた国内リーグで厳しい敗戦を喫しており、バウンスバックの意味では引き分けではなくきっちり白星を取り戻したいところだ。
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