スミス・ロウ&サカの生え抜き2人がファインゴール! 冨安ベンチ入りのアーセナルがリーグ2連勝《プレミアリーグ》

2022.02.20 02:24 Sun
Getty Images
プレミアリーグ第26節、アーセナルvsブレントフォードが19日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが2-1で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋はベンチ入りも出場機会はなかった。
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直近のウォルバーハンプトン戦を1-0で競り勝って2022年の公式戦初勝利を手にした6位のアーセナル(勝ち点39)は、引き続き熾烈なトップ4争いに身を置く中で14位のブレントフォード(勝ち点24)をホームで迎え撃ち、連勝を狙った。アルテタ監督はウルブス戦から出場停止のマルティネッリに代えてスミス・ロウを起用した以外、同じメンバーを起用。その一方で、負傷明けの冨安が3試合ぶりの戦列復帰でベンチに入った。
立ち上がりから圧倒的にボールを握ってブレントフォードを押し込んでいくアーセナル。[5-3-2]のブロックを敷くアウェイチームに対して、システム上のミスマッチを効果的に生かしながらうまく間、間でボールを繋ぎ、右サイドのサカの仕掛けを突破口に攻撃の糸口を見いだそうとする。

13分にはスミス・ロウのスルーパスに抜け出したジャカの折り返しからラカゼットがゴールネットを揺らすが、ここは惜しくもオフサイドの判定となった。
早い時間帯の先制点には至らずも、相手を自陣に押し込めてカウンター機会を与えずに攻勢を続けるホームチームは、トーマスやウーデゴールがボックス付近から積極に足を振っていくが、いずれも枠を捉え切れない。

前半終盤にかけてはブレントフォードの要所を締める守備が精度を増して、完全に攻めあぐねる状況を強いられたアーセナルは、ボックス付近での仕掛けをことごとく止められた上、ラストパスやクロスの部分で精度を欠き、80%近いボール支配率にシュート16本というスタッツを記録したものの、やや消化不良の形でハーフタイムを迎えることになった。

それでも、アーセナルは後半立ち上がりにあっさりとゴールをこじ開ける。48分、ハーフウェイライン付近でボールを受けたラカゼットから左サイドのスミス・ロウに良い形でパスが通ると、大外を回るティアニーをオトリにドリブルで内に切り込んだスミス・ロウがDFアイエルをかわして絶妙な右足のコントロールシュートをゴール右下隅へ突き刺した。

スミス・ロウの鮮やかな個人技でリードを手にしたアーセナルは、ここで落ち着くことなく積極的に2点目を狙いに行く。60分にはサカがボックス手前から鋭いミドルシュートを飛ばすが、これはGKラヤのセーブに阻まれた。

なかなか追加点を奪い切れず、徐々にブレントフォードに自陣深くへの侵攻を許し始めたアーセナルは、スミス・ロウを下げて75分にペペを投入。そのペペは投入直後にカウンターから絶好機を迎えるが、ここは相手DFのスーパーブロックに阻まれる。

しかし、この決定機直後にはもう一人の生え抜きが貴重な仕事を果たす。79分、自深くからのロングカウンターからボックス手前でトーマスからパスを受けたサカがボックス手前左から強烈な左足のシュートを放つと、右ポストの内側を叩いたボールがゴールネットを揺らした。

この2点目で勝利に大きく近づいたアーセナルは危なげなく試合を進めていく。その後、試合終了間際の93分には相手のFKの流れからゴール前で混戦を作られてノルゴーアにゴールを決められクリーンシートを逃したが、このまま逃げ切りに成功した。

そして、リーグ戦2連勝のアーセナルが逆転でのトップ4フィニッシュに向けて大きな勝ち点3を積み上げている。

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【プレミア注目プレビュー】初黒星からバウンスバック図るアーセナルvsロンドン勢連破狙うリバプール

プレミアリーグ第9節、アーセナルvsリバプールが、日本時間27日25:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。3位のガナーズと首位のレッズによる、シーズン序盤のタイトルレースを左右する上位対決だ。 アーセナルは前節、インターナショナルマッチウィーク明け初戦でボーンマスとのアウェイゲームを戦って0-2の完敗。今季の公式戦初黒星を喫した。前半半ばのサリバの一発退場が大きく結果に響いたが、ウーデゴールに加えてサカら主軸を欠く攻撃が精度を欠くなど勝ち点1にも値しない低調な出来だった。続くチャンピオンズリーグ(CL)ではシャフタール・ドネツク相手のホームゲームに1-0で勝利。ひとまずバウンスバックに成功した。ただ、トロサールのPK失敗も響きオウンゴールで挙げた1点にとどまり、疲労困憊のチームは今回の大一番に弾みを付けるまでには至らなかった。 対するリバプールは前節、好調のチェルシーとのホームゲームを2-1で勝利。後半立ち上がりに一瞬の隙を突かれて追いつかれたが、サラーがPKによるゴールと、カーティス・ジョーンズの決勝点をアシストするエースの仕事をみせ、接戦をモノにした。続くCLでは敵地でRBライプツィヒの高いプレー強度にやや苦戦したものの、ヌニェスのゴールを最後まで守り抜いて1-0の勝利。CL開幕3連勝と抜群の安定感を誇る。ただ、プレミアリーグでの直近の対戦は2分け2敗の4戦未勝利と分が悪くロンドン勢連破に向けては完璧な試合が求められる。 ◆アーセナル◆ 【4-4-2】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241026_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ラヤ DF:トーマス、ホワイト、ガブリエウ、ルイス=スケリー MF:スターリング、ライス、メリーノ、マルティネッリ FW:ハヴァーツ、トロサール 負傷者:DF冨安健洋、ティアニー、カラフィオーリ、ティンバー、MFウーデゴール、FWサカ 出場停止者:DFサリバ(1/1) ボーンマス戦で退場のサリバが出場停止となる。負傷者ではカラフィオーリ、ティンバー、サカの3選手がギリギリまで出場の可否を見極める形となるが、ティンバーとサカはスカッド入りしたとの情報があり、試合に絡む可能性が高まっている。 サカがスタートから起用可能な場合、[4-3-3]に戻す可能性もあるが、不在の場合は[4-4-2]の継続が濃厚だ。スタメンはサリバの代役と両サイドバックの人選が大きなポイント。ティンバーが起用可能な場合は左サイドバックにそのまま入ると思われるが、ホワイトをサリバの代役に据えてトーマスとルイス=スケリーの起用を予想した。 中盤と前線ではジョルジーニョ、ガブリエウ・ジェズス、ヌワネリにもチャンスがあるか。 ◆リバプール◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241026_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ケレハー DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン MF:グラフェンベルフ、マク・アリスター MF:サラー、ソボスライ、ガクポ FW:ヌニェス 負傷者:GKアリソン、DFブラッドリー、MFエリオット、FWジョタ、キエーザ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者は守護神アリソンに加えて、ジョタとキエーザらが引き続き欠場となる。 スタメンに関しては前述の11名を予想。ただ、ツィミカス、カーティス・ジョーンズ、ルイス・ディアスにもスタメンのチャンスは十分にある。一方で、遠藤航はベンチスタートが濃厚だ。 ★注目選手 ◆アーセナル:FWカイ・ハヴァーツ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241026_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 離脱者続出のチームを救えるか。多くの離脱者を抱える中で臨む今回の大一番では急造の守備陣がいかにうまく機能するかが勝敗のカギを握る。ただ、8戦3失点と驚異的な堅さを誇る相手の守備攻略も同様に重要なポイントとなる。 とりわけ、司令塔ウーデゴールに加え、エースのサカのスタートからの起用が難しい状況を鑑みれば、ハヴァーツに懸かる責任は非常に大きい。この試合では相棒トロサールに、徐々に本来のパフォーマンスを取り戻し始めたマルティネッリと共にカウンター主体の攻撃の中で前線の起点、チャンスメーク、フィニッシャーとマルチタスクが求められるところだ。 今季は開幕から公式戦12試合6ゴールと好調を維持。リバプール戦はチェルシー時代を含め8戦1ゴールとあまり得意とは言えないが、熾烈なリーグタイトル争いにおいて序盤での連敗は許されず、初黒星からのバウンスバックを図るチームを勝利に導きたい。 ◆リバプール:FWダルウィン・ヌニェス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241026_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ポジション奪取へ公式戦2戦連発を狙う。加入3年目でさらなる飛躍を期する中、今季はガクポとサラーがウイングに固定され、ジョタと1トップのポジションを争うウルグアイ代表FW。プレミアリーグではここまで先発1試合と控えに甘んじているが、前節のチェルシー戦でジョタが負傷すると、直近のライプツィヒ戦ではチームを勝利に導く決勝点を記録。途中出場となったチェルシー戦を含め状態は悪くない。 スタメンでの起用が濃厚な今回のアーセナル戦では難敵サリバの不在を含め、相手ディフェンスラインが急造の布陣で戦うことになり、ヌニェスとしては決定的な仕事を果たす格好のチャンスだ。 中央で起点を作りつつ、サイドに流れてサイドバックに積極的な勝負を仕掛けてリバプール加入後初対戦以来のゴールを記録し、個人として対アーセナルのリーグ戦初勝利を挙げたい。 2024.10.27 12:00 Sun

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