【J1補強分析|セレッソ大阪】余剰戦力を整理し穴埋めの補強に、上積みより成熟へ【評価:C】

2022.02.19 08:40 Sat
©︎J.LEAGUE
18日、2022シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕を迎えた。
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コロナ禍で変則的だったシーズンが、2年間続いた中、今シーズンも引き続き新型コロナウイルスと戦うシーズンに。さらに、4年に1度のワールドカップが初めて冬に開催。その影響もあり、シーズン全てが前倒しで行われるなど、違った形で変則的なシーズンとなる。リーグ戦の注目は川崎Fの3連覇が達成されるかどうかに注目が集まる。取り巻く包囲網は年々厳しいものになり、今シーズンは一層警戒される状況。虎視眈々と首を狙うクラブもあり、優勝戦線がどうなるかは予想が難しい。
そんなシーズン開幕を前に、超ワールドサッカー編集部が各クラブの補強動向を整理。各クラブのポイントを分析する。

《補強診断:C》(評価:S〜E)
【IN】
GK真木晃平(23)←SC相模原/完全移籍
GK清水圭介(33)←京都サンガF.C./完全移籍
DF毎熊晟矢(24)←V・ファーレン長崎/完全移籍
DF山中亮輔(28)←浦和レッズ/完全移籍
DF山下達也(34)←柏レイソル/完全移籍
DFマテイ・ヨニッチ(31)←上海申花(中国)/完全移籍
DF舩木翔(23)←SC相模原/期限付き移籍満了
MF上門知樹(24)←ファジアーノ岡山/完全移籍
MF中原輝(25)←モンテディオ山形/完全移籍
MF鈴木徳真(24)←徳島ヴォルティス/完全移籍
MF新井晴樹(23)←FCティアモ枚方/期限付き移籍延長
MF岡澤昂星(18)←セレッソ大阪U-18/昇格
FWジェアン・パトリッキ(24)←サンタ・クララ(ポルトガル)/完全移籍
FWブルーノ・メンデス(27)←デポルティボ・マルドナド(ウルグアイ)/期限付き移籍
FW澤上竜二(28)←SC相模原/期限付き移籍満了

【OUT】
GK松井謙弥(36)→ブラウブリッツ秋田/完全移籍
GK松原颯汰(19)→ジェフ千葉/期限付き移籍満了
GK茂木秀(23)→水戸ホーリーホック/期限付き移籍
GK永石拓海(26)→アビスパ福岡/期限付き移籍→完全移籍
DF小池裕太(25)→横浜F・マリノス/完全移籍
DF瀬古歩夢(21)→グラスホッパーズ(スイス)/完全移籍
DFチアゴ(31)→名古屋グランパス/期限付き移籍
DF新井直人(25)→徳島ヴォルティス/期限付き移籍
DF森下怜哉(23)→愛媛FC/完全移籍
DF吉馴空矢(20)→FC大阪/期限付き移籍
DF庄司朋乃也(24)→ツエーゲン金沢/期限付き移籍→完全移籍
DF田平起也(20)→いわてグルージャ盛岡/期限付き移籍→完全移籍
MF藤田直之(34)→サガン鳥栖/完全移籍
MF西川潤(19)→サガン鳥栖/期限付き移籍
MF坂元達裕(25)→オーステンデ(ベルギー)/期限付き移籍
MF秋山大地(27)→南葛SC/完全移籍
MF松本凪生(20)→ヴァンフォーレ甲府/期限付き移籍
FW大久保嘉人(39)→現役引退
FW高木俊幸(30)→ジェフユナイテッド千葉/完全移籍
FW豊川雄太(27)→京都サンガF.C./完全移籍
FW松田力(30)→愛媛FC/完全移籍
FW山根永遠(23)→ザスパクサツ群馬/完全移籍
FW藤尾翔太(20)→徳島ヴォルティス/期限付き移籍

数多くの選手がチームを去ることとなった今オフ。多くが人員整理という観点での退団、そして若手の期限付き移籍となった。

ただ、その中でも最終ラインで頭角を表していたDF瀬古歩夢がスイスへ、MF坂元達裕がベルギーへと移籍。チームの主軸を担っていた2人が去った他、MF藤田直之が古巣のサガン鳥栖へ、そして同じ鳥栖へMF西川潤も期限付き移籍することとなった。

さらにJ1最多得点記録保持者であるFW大久保嘉人が現役引退。その他、FW高木俊幸(→ジェフユナイテッド千葉)、FW豊川雄太(→京都サンガF.C.)、FW松田力(→愛媛FC)と多くの前線の選手が去ることとなった。

一方で補強は前線にFWブルーノ・メンデスが復帰。また、FWジェアン・パトリッキを獲得したが来日時期は未定と、計算が立たない状況だ。最終ラインは、DF山下達也が復帰した他、開幕直前にDFマテイ・ヨニッチも復帰したが、こちらも来日は未定。補強というよりは、補充という感じが強い。

サイドバックにはDF毎熊晟矢、DF山中亮輔と2名を獲得。チームとしてはやはり人員整理に動いた感が強く、上積みできた部分はそこまで大きくはないだろう。

評価は【B】。余剰戦力を手放し、戦力ダウンを避ける補強を着実に行った。それでも、昨シーズンの主軸の大半は残留しているだけに、大きくチームが崩れることはなさそうだ。

2年目を迎える小菊昭雄監督がどのようにチームを作っていくか。昨季はYBCルヴァンカップで決勝進出、天皇杯で準決勝進出とカップ戦では結果を残した。ベースをキープしたままどう磨いていくかに注目が集まる。

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「月間ヤングプレーヤー賞」はC大阪の北野颯太、RB大宮のDF市原吏音、奈良の國武勇斗が受賞

Jリーグは15日、2月・3月度の「月間ヤングプレーヤー賞」を発表した。 「月間ヤングプレーヤー賞」は、21歳以下の選手を選定して表彰するものに。J1はセレッソ大阪のFW北野颯太、J2はRB大宮アルディージャのDF市原吏音、J3は奈良クラブのMF國武勇斗が選出された。3名ともに初受賞となる。 それぞれ、表彰楯が送られる。各選手のJリーグ選考委員会による総評と受賞者のコメントは以下の通り。 <h3>J1:FW北野颯太(セレッソ大阪)</h3> ◆コメント 「2・3月の月間ヤングプレーヤー賞に選んでいただきとても嬉しいです。新しいサッカーのスタイルにも挑戦している中で、個人としては得点のチャンスも増えていると思いますが、チームとして満足いく結果につながっていないので、もっと得点やアシストでチームに貢献したいと思っています。この賞を励みに、もっともっと活躍して、チームが目指しているフットボールをさらに高めていきたいですし、もっと飛躍できるように頑張ります」 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「若い年齢ながら、大阪ダービーでしっかりとパフォーマンスを見せた」 槙野智章委員 「既に4ゴール決めており、セレッソの攻撃の中心になっている。今後伸びてくる選手の一人」 北條聡委員 「セレッソの“一番星”が躍動。ライン間で巧みにボールを引き出し、攻撃の起点に。守備側の急所に鋭く潜り込み、何度もゴールに絡んだ」 GAKU-MC特任委員 「開幕戦のダービーマッチで先制ゴールを決めてチームに勢いをつけた。その試合は2ゴール1アシストと大活躍。これ以上ないスタートを切った若き逸材に期待」 鮫島彩特任委員 「バイタルエリアでボールを受けて良い攻撃の起点となっている場面が非常に多く、得点力も優れている。特に第3節の柏戦での得点は、技術の高さとゴールへの意識が際立っていた。得点の結果はもちろん、チームの良い攻撃の起点になっており、ヤングプレーヤーとは思えないほどチームの中心となり活躍している」 <h3>J2:DF市原吏音(RB大宮アルディージャ)</h3> ◆コメント 「このような素晴らしい賞を受賞できたこと嬉しく思います。自分としてはパフォーマンスも結果も納得できるものではないので、チームが勝ってくれていることが全てだと思います。チームメイトに感謝しながら、次は自分が点を取って守ってチームを勝たせて、また受賞できるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」 ◆Jリーグ選考委員会による総評 小林祐三委員長 「他の追随を許さない存在感を放つ選手」 JFA技術委員会 「2月のAFCU-20アジアカップから戻り、確約されていないレギュラーの座をしっかりと掴み取ったことは、高く評価」 林陵平委員 「年齢に見合わない落ち着きと雰囲気を持つポテンシャル抜群のセンターバック。今後の活躍にも期待」 南雄太委員 「守備の要としてチームの躍進に大きく貢献している」 寺嶋朋也委員 「群を抜く才能を持った選手」 <h3>J3:MF國武勇斗(奈良クラブ)</h3> ◆コメント 「この度は、明治安田J3リーグ2・3月度月間ヤングプレーヤー賞に選んでいただきありがとうございます。このような賞をいただけたこと、とても嬉しく思っています。このような賞をいただけたのは自分だけでなく、ファン・サポーターのみなさんの応援があってこそです。ここで満足せず、ファン・サポーターや観客を楽しませられるようなプレー、ゴールを見せていきます。引き続き熱い応援よろしくお願いします」 ◆Jリーグ選考委員会による総評 橋本英郎委員 「短い時間出場ながらインパクトを与える活躍。勝点は彼がゴールを取る事で得られている」 本並健治委員 「3ゴール決めた存在感。その中の2ゴールは決勝点であることから、勝負強さを感じられる。19歳ということもあり、これからのステップアップも期待できる」 近賀ゆかり特任委員 「長い距離のドリブルからのゴールはすごい。3ゴールという結果も出している」 平畠啓史委員 「7試合で3ゴール。2試合連続ゴールはどちらも途中出場でさらに逆転ゴール。若いがスケール感十分のプレーヤー。さらに勝負強さも持ち合わせた19歳。第6節、群馬戦でのドリブル独走からのシュートも文句なし。途中出場でもしっかりと点が取れており、今シーズンのさらなる活躍が期待される」 2025.04.15 22:10 Tue

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