ドルトムントがホームでレンジャーズに4失点完敗…逆転目指す2ndレグでは最低3点が必要に《EL》

2022.02.18 04:52 Fri
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントのプレーオフ1stレグ、ドルトムントvsレンジャーズが17日にBVBシュタディオン・ドルトムントで行われ、アウェイのレンジャーズが2-4で勝利した。
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チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージでまさかの3位敗退となったドルトムントは、久々のELの舞台でスコットランド王者のレンジャーズとのラウンド16進出を懸けた初戦に臨んだ。なお、ローゼ監督は3-0で快勝したウニオン・ベルリンと全く同じ11人を起用している。攻撃時に左肩上がりの[3-4-2-1]の変則的な布陣でボールを前進させていくドルトムントが主導権を握る。開始10分には右サイドをあっさりと崩されてボックス内に侵入したバリシッチに決定機を許すが、ここはGKコベルの好守で事なきを得る。
以降は冷静にゲームをコントロールしながら相手を押し込んでいくと、15分には左CKからゴール前でドフリーのザガドゥにビッグチャンスが訪れるが、ピッチへ叩きつけたヘディングシュートはパワー不足でGKにキャッチされる。さらに、27分には左サイド深くでのベリンガムの仕掛けからゴール前のロイスに丁寧な折り返しが通るが、ここもミートし切れず、先制点を奪うことができない。

前半半ばを過ぎてなかなかリズムを掴めなくなったドルトムントは、ここから厳しい状況に晒される。38分、セットプレーの競り合いの際にDFザガドゥがクロスボールを左手でブロックしてしまいPKを献上。これをタベルニエに決められて先制を許す。さらに、直後の41分にはレンジャーズの右CKの場面でタベルニエのクロスををニアのアリボにフリックされると、ファーにフリーで走り込んだモレロスにワンタッチで押し込まれた。
ホームでまさかの2点ビハインドで試合を折り返すことになったドルトムントはハーフタイム明けに2枚替えを敢行。ヴィツェルとブラントを下げて、父親のクラウディオ・レイナからレンジャーズ時代の同僚だった敵将ジョバンニ・ファン・ブロンクホルストにちなんでジョバンニの名前を授かったジオ・レイナがムココと共に送り出された。

ハーフタイムの修正と選手交代で流れを変えたいホームチームだったが、49分にはランドストラムに見事なミドルシュートを右隅へ突き刺されて開始早々に3失点目を喫する。

その直後の51分にはムココの仕掛けを起点にラファエウ・ゲレイロが丁寧に落としたボールをベリンガムが強烈なミドルシュートで決め切って1点を返す。だが、54分には易々とボックス内への侵入を許したモレロスのシュートがDFザガドゥにディフレクトして枠の右隅に決まる、やや不運な失点ですぐさま3点差に戻される。

守備崩壊に加え、足を痛めたアカンジがプレー続行不可能となり、シュルツのスクランブル投入を強いられたドルトムントは、存在感を欠いたマレンを諦めてティゲスの投入でゴールを目指していく。

一連の交代をきっかけに徐々に相手を押し返す場面が増えたドルトムントは、82分にベリンガムのお膳立てからラファエウ・ゲレイロが強烈なシュートを突き刺してようやく2点目を奪う。

その後は完全にホームチームが押し込む形となったが、ラムジーらの投入でうまく時計を進めたレンジャーズに2点差を維持したまま逃げ切られた。

ホームで2-4の屈辱の敗戦を喫したドルトムントは、来週に敵地で行われる2ndレグで逆転突破を目指すことになった。

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