ローマがクリスタンテの後半AT弾でサッスオーロとドロー! 敗戦回避も勝ち点伸ばせず…《セリエA》
2022.02.14 04:10 Mon
セリエA第25節、サッスオーロvsローマが13日にマペイ・スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。
公式戦3連勝から2戦未勝利と相変わらず安定感を欠く7位のローマ(勝ち点39)は、12位のサッスオーロ(勝ち点29)とのアウェイゲームで白星奪還を目指した。
モウリーニョ監督は0-2で敗れた古巣インテルとのコッパ・イタリア準々決勝のインテル戦から先発3人を変更。それぞれサスペンション、負傷のザニオーロとイバニェス、ベンチスタートのヴェレトゥに代えてアフェナ=ギャン、クンブラ、ペッレグリーニを起用した。
スカマッカ、ラスパドーリをいずれもサスペンションで欠くサッスオーロに対して、押し込まれる入りとなったローマ。開始6分に右サイドからカットインしたベラルディに最初の枠内シュートを許すと、直後にはボックス左で仕掛けたハメド・トラオレにゴールネットを揺らされるが、ここはトラップ際のハンドの判定に救われて事なきを得た。
以降も相手にボールを握られる状況が続くものの、徐々にカウンターから押し返し始めたローマは14分に最初の決定機を創出。GKルイ・パトリシオからのロングフィードをエイブラハムが頭で流すと、驚異的な加速でDF2枚を振り切ったアフェナ=ギャンがボックス内に侵入。だが、ここはGKコンシーリにうまく間合いを詰められてシュートをブロックされた。
それでも、前半終了間際の45分にはビーニャのクロスがDFキリケシュのボックス内でのハンドを誘いPKを獲得。ここでキッカーを務めたのは、セルジオ・オリベイラではなくエイブラハム。チーム得点王のイングランド代表FWは、冷静にGKを先に動かして空いた中央へ蹴り込み、今季セリエA11点目とした。
試合展開はイーブンも1点リードで後半に臨んだローマだったが、後半開始早々にミスから追いつかれる。47分、ボックス左に抜け出したハメド・トラオレの折り返しが、DFスモーリングに当たってコースが変わりゴール方向に向かう。これをGKルイ・パトリシオがまさかのファンブル。ボールがゴールネットへ吸い込まれた。
守護神の痛恨のミスでスコアをタイに戻されたアウェイチームは、すぐさま2点目を奪いに行くがなかなかチャンスを作れない。時間だけが過ぎていく中、69分にはアフェナ=ギャン、セルジオ・オリベイラを下げてショムロドフ、クリステンテを同時投入した。
しかし、この交代から数分後の73分には右サイドのベラルディが左足インスウィングで入れたクロスに対して、DFカルスドルプが競り負けてハメド・トラオレにゴール前で収められると、すかさず右足のシュートを蹴り込まれた。
序盤から手を焼いていたハメド・トラオレに試合を引っくり返されたローマは、直後にDFフェッラーリが2枚目のカードをもらって退場となり、数的優位を手にした。すでに投入したメイトランド=ナイルズ、ヴェレトゥに加え、カルレス・ペレスを最後の交代カードとして切り、リスクを冒して前に出ていく。
前線の枚数を削って完全に後ろに重心を置いたホームチームを前にゴールが遠い状況が続いたが、最後の最後にゴールをこじ開ける。94分、左CKの場面でキッカーのヴェレトゥが右足インスウィングの速いボールを入れると、ニアへ飛び込んだクリスタンテがドンピシャのヘッドで合わせる。ゴールライン付近でDFがボールをかき出したものの、ゴールラインテクノロジーでゴールが認められた。
そして、試合はこのまま2-2のスコアでタイムアップを迎え、土壇場の同点ゴールで敗戦こそ回避したローマだが、上位陣との勝ち点差を縮めることはできなかった。u
公式戦3連勝から2戦未勝利と相変わらず安定感を欠く7位のローマ(勝ち点39)は、12位のサッスオーロ(勝ち点29)とのアウェイゲームで白星奪還を目指した。
モウリーニョ監督は0-2で敗れた古巣インテルとのコッパ・イタリア準々決勝のインテル戦から先発3人を変更。それぞれサスペンション、負傷のザニオーロとイバニェス、ベンチスタートのヴェレトゥに代えてアフェナ=ギャン、クンブラ、ペッレグリーニを起用した。
以降も相手にボールを握られる状況が続くものの、徐々にカウンターから押し返し始めたローマは14分に最初の決定機を創出。GKルイ・パトリシオからのロングフィードをエイブラハムが頭で流すと、驚異的な加速でDF2枚を振り切ったアフェナ=ギャンがボックス内に侵入。だが、ここはGKコンシーリにうまく間合いを詰められてシュートをブロックされた。
前半半ばを過ぎると、中盤でのバトルが強調される、よりオープンな展開となる。その中でローマは33分、セルジオ・オリベイラのFKからゴール前で粘ったスモーリングの折り返しからエイブラハムがゴールネットを揺らす。だが、これはオフサイドポジションでプレーに関与したマンチーニのオフサイドを取られてゴールは認められず。
それでも、前半終了間際の45分にはビーニャのクロスがDFキリケシュのボックス内でのハンドを誘いPKを獲得。ここでキッカーを務めたのは、セルジオ・オリベイラではなくエイブラハム。チーム得点王のイングランド代表FWは、冷静にGKを先に動かして空いた中央へ蹴り込み、今季セリエA11点目とした。
試合展開はイーブンも1点リードで後半に臨んだローマだったが、後半開始早々にミスから追いつかれる。47分、ボックス左に抜け出したハメド・トラオレの折り返しが、DFスモーリングに当たってコースが変わりゴール方向に向かう。これをGKルイ・パトリシオがまさかのファンブル。ボールがゴールネットへ吸い込まれた。
守護神の痛恨のミスでスコアをタイに戻されたアウェイチームは、すぐさま2点目を奪いに行くがなかなかチャンスを作れない。時間だけが過ぎていく中、69分にはアフェナ=ギャン、セルジオ・オリベイラを下げてショムロドフ、クリステンテを同時投入した。
しかし、この交代から数分後の73分には右サイドのベラルディが左足インスウィングで入れたクロスに対して、DFカルスドルプが競り負けてハメド・トラオレにゴール前で収められると、すかさず右足のシュートを蹴り込まれた。
序盤から手を焼いていたハメド・トラオレに試合を引っくり返されたローマは、直後にDFフェッラーリが2枚目のカードをもらって退場となり、数的優位を手にした。すでに投入したメイトランド=ナイルズ、ヴェレトゥに加え、カルレス・ペレスを最後の交代カードとして切り、リスクを冒して前に出ていく。
前線の枚数を削って完全に後ろに重心を置いたホームチームを前にゴールが遠い状況が続いたが、最後の最後にゴールをこじ開ける。94分、左CKの場面でキッカーのヴェレトゥが右足インスウィングの速いボールを入れると、ニアへ飛び込んだクリスタンテがドンピシャのヘッドで合わせる。ゴールライン付近でDFがボールをかき出したものの、ゴールラインテクノロジーでゴールが認められた。
そして、試合はこのまま2-2のスコアでタイムアップを迎え、土壇場の同点ゴールで敗戦こそ回避したローマだが、上位陣との勝ち点差を縮めることはできなかった。u
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