低調スパーズがトップ4大きく遠のく3連敗…ホームでウルブスに完敗で8位に後退《プレミアリーグ》
2022.02.14 01:16 Mon
プレミアリーグ第25節、トッテナムvsウォルバーハンプトンが13日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのウルブスが0-2で勝利した。
現在、7位のトッテナム(勝ち点36)は前節、サウサンプトンに2-3の逆転負けを喫してコンテ体制初の連敗。トップ4がやや遠のく痛恨の結果となった。その敗戦からのバウンスバックを図るチームは、2ポイント差で8位に位置する難敵ウルブスをホームで迎え撃った。
コンテ監督は前節から先発3人を変更。両ウイングバックをエメルソン、レギロンからドハーティ、セセニョンに入れ替え、ホイビュルクに代わってベンタンクールを初先発で起用した。
セインツ戦の敗戦を教訓に、守備時は前から人を掴みに行くアグレッシブな姿勢を見せるトッテナム。その一方で、マイボール時は相手のミドルプレスに対して、中盤での不用意なボールロストが目立つ立ち上がりに。
すると、6分には自陣中央で与えたFKの流れからルベン・ネヴェスに強烈なミドルシュートを浴びる。このシュートとこぼれ球に反応したデンドンケルのシュートはGKロリスが連続でセーブしたが、ボックス中央でさらにこぼれに反応したヒメネスに3本目のシュートを冷静にボレーで流し込まれ、開始早々にビハインドを背負うことになった。
この決定機を逸したトッテナムはミスから再び失点を喫する。18分、ビルドアップの局面でGKロリス、ベン・デイビスとパスミスが2本続いて高い位置でボールを奪われると、ボックス右でポデンセが放ったシュートはDFとポストに当たり、これはロリスが何とかはじき出すが、こぼれをデンドンケルに押し込まれた。
立ち上がりから攻守に圧倒される苦境が続く中、コンテ監督は前半半ば過ぎに動く。セセニョンを下げてクルゼフスキを投入し、[4-2-3-1]に並びを変更。ここからリスクを冒して前に出ると、トップ下に入ったクルゼフスキ、ケインを起点にチャンスの匂いをさせ始める。
そして、幾度か左サイドのソン・フンミンがスペースで仕掛けるシーンまで持っていくが、最後のところがうまくいかない。逆に、守備の局面では切り替え、球際の勝負のところで引き続き問題を露呈し、ヒメネスやポデンセに際どいシュートを許すが、ここは守護神ロリスの好守で何とか凌ぎ、0-2のスコアで試合を折り返すことになった。
逆転を期して後半に臨んだトッテナムだが、立ち上がりから自陣で不用意なボールロストを繰り返すなど、パフォーマンスに劇的な変化は見受けられず。55分過ぎにクルゼフスキのスルーパスからソン・フンミン、ソン・フンミンのスルーパスからケインにボックス内でチャンスが訪れるが、いずれも相手守備陣の好守に阻まれる。
60分を過ぎた辺りからようやく相手を押し込むことに成功したトッテナムは、65分にセットプレーの二次攻撃からウィンクスの強烈なシュートが相手DFにディフレクトして枠の左に向かうが、これはポストを叩く。
その後、ルーカスとドハーティを下げてベルフワイン、エメルソンをピッチに送り出した中、クルゼフスキやソン・フンミン、ケインらに幾度も決定機が訪れるが、相手の堅守を前に余裕を失い決め切ることができず。89分には右CKからゴール前のロメロが渾身のヘディングシュートを放ったが、これもGKジョゼ・サのビッグセーブに阻まれて万事休す。
前節のサウサンプトン戦に続きホームで不甲斐ない戦いに終始したトッテナムは、コンテ監督にとって2009年のアタランタ時代以来となる屈辱の3連敗を喫し、トップ4フィニッシュが大きく遠のくことになった。一方、敵地で快勝のウルブスはトッテナムを抜き7位に浮上している。
現在、7位のトッテナム(勝ち点36)は前節、サウサンプトンに2-3の逆転負けを喫してコンテ体制初の連敗。トップ4がやや遠のく痛恨の結果となった。その敗戦からのバウンスバックを図るチームは、2ポイント差で8位に位置する難敵ウルブスをホームで迎え撃った。
コンテ監督は前節から先発3人を変更。両ウイングバックをエメルソン、レギロンからドハーティ、セセニョンに入れ替え、ホイビュルクに代わってベンタンクールを初先発で起用した。
すると、6分には自陣中央で与えたFKの流れからルベン・ネヴェスに強烈なミドルシュートを浴びる。このシュートとこぼれ球に反応したデンドンケルのシュートはGKロリスが連続でセーブしたが、ボックス中央でさらにこぼれに反応したヒメネスに3本目のシュートを冷静にボレーで流し込まれ、開始早々にビハインドを背負うことになった。
リーグ2位の堅守を誇るウルブスに先手を奪われる最悪の入りとなったホームチームは、すぐさま反撃を開始。コンディションが上がってきたケインの馬力のあるドリブル突破を軸に攻め手を窺う。16分にはベンタンクールの見事なスルーパスに抜け出したソン・フンミンに決定機も、ここはボールコントロールがうまくいかず。力のない左足のシュートはGKジョゼ・サに難なくキャッチされる。
この決定機を逸したトッテナムはミスから再び失点を喫する。18分、ビルドアップの局面でGKロリス、ベン・デイビスとパスミスが2本続いて高い位置でボールを奪われると、ボックス右でポデンセが放ったシュートはDFとポストに当たり、これはロリスが何とかはじき出すが、こぼれをデンドンケルに押し込まれた。
立ち上がりから攻守に圧倒される苦境が続く中、コンテ監督は前半半ば過ぎに動く。セセニョンを下げてクルゼフスキを投入し、[4-2-3-1]に並びを変更。ここからリスクを冒して前に出ると、トップ下に入ったクルゼフスキ、ケインを起点にチャンスの匂いをさせ始める。
そして、幾度か左サイドのソン・フンミンがスペースで仕掛けるシーンまで持っていくが、最後のところがうまくいかない。逆に、守備の局面では切り替え、球際の勝負のところで引き続き問題を露呈し、ヒメネスやポデンセに際どいシュートを許すが、ここは守護神ロリスの好守で何とか凌ぎ、0-2のスコアで試合を折り返すことになった。
逆転を期して後半に臨んだトッテナムだが、立ち上がりから自陣で不用意なボールロストを繰り返すなど、パフォーマンスに劇的な変化は見受けられず。55分過ぎにクルゼフスキのスルーパスからソン・フンミン、ソン・フンミンのスルーパスからケインにボックス内でチャンスが訪れるが、いずれも相手守備陣の好守に阻まれる。
60分を過ぎた辺りからようやく相手を押し込むことに成功したトッテナムは、65分にセットプレーの二次攻撃からウィンクスの強烈なシュートが相手DFにディフレクトして枠の左に向かうが、これはポストを叩く。
その後、ルーカスとドハーティを下げてベルフワイン、エメルソンをピッチに送り出した中、クルゼフスキやソン・フンミン、ケインらに幾度も決定機が訪れるが、相手の堅守を前に余裕を失い決め切ることができず。89分には右CKからゴール前のロメロが渾身のヘディングシュートを放ったが、これもGKジョゼ・サのビッグセーブに阻まれて万事休す。
前節のサウサンプトン戦に続きホームで不甲斐ない戦いに終始したトッテナムは、コンテ監督にとって2009年のアタランタ時代以来となる屈辱の3連敗を喫し、トップ4フィニッシュが大きく遠のくことになった。一方、敵地で快勝のウルブスはトッテナムを抜き7位に浮上している。
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