ユナイテッド、最下位相手に痛恨ドローでリーグ3連勝ならず…《プレミアリーグ》

マンチェスター・ユナイテッドは8日、プレミアリーグ第24節でバーンリーと対戦し1-1の引き分けに終わった。

4日前に行われたFAカップ4回戦でチャンピオンシップ(イングランド2部相当)のミドルズブラにPK戦の末に敗れた4位ユナイテッド(勝ち点38)は、その試合からから先発を2人変更。C・ロナウドとGKディーン・ヘンダーソンに代えてカバーニとデ・ヘアが先発で起用された。

10月末のブレントフォード戦以来勝利のない最下位のバーンリー(勝ち点13)に対し、ユナイテッドは8分に最初のチャンスを創出する。左クロスのこぼれ球を逆サイドのダロトがつなぐとボックス右で受けたラッシュフォードが縦への持ち上がりからシュートを放ったが、これは相手GKのセーブに弾かれた。
主導権を握るユナイテッドは12分、敵陣中盤で獲得したFKからブルーノ・フェルナンデスが右クロスを供給すると、ファーサイドのヴァランがヘディングシュートをゴール右に流し込んだ。

このゴールでユナイテッドの先制かと思われたが、オンフィールドレビューの結果、ブルーノ・フェルナンデスがボールを蹴った際にオフサイドポジションにいたマグワイアがゴールに関与したと判定され、ゴールは取り消された。先制のチャンスを逃したユナイテッドだが18分、ラッシュフォードのパスでボックス左深くまで駆け上がったショーがマイナスに折り返すと、最後はポグバがダイレクトシュートをゴール右に突き刺した。

ユナイテッドは21分にも、ショーのクロスをボックス右で拾ったラッシュフォードの折り返しがブロックに戻ったブラウンヒルのオウンゴールを誘ったが、直前のプレーでポグバがファウルを犯しており、ノーゴールの判定に。

さらにユナイテッドは33分、ボックス左深くまで侵入したショーのクロスが相手DFにディフレクトすると、ふわりと浮いたボールをゴール右手前のカバーニが決定機を迎えたが、ヘディングシュートは相手GKのファインセーブに阻まれた。

ハーフタイムにかけても優位に試合を進めるユナイテッドは、相手にシュートを1本も打たせずに試合を折り返した。

迎えた後半、ユナイテッドは開始早々に失点する。47分、ヴェグホルストの縦パスでボックス左から侵入したジェイ・ロドリゲスがカットインから冷静にゴール左に流し込んだ。

さらにユナイテッドは、52分にもヴェグホルストが放ったミドルシュートからゴールに迫られたが、これはGKデ・ヘアが横っ飛びで弾き出した。

追いつかれたユナイテッドは、68分にカバーニを下げてロナウドを投入。すると78分、セットプレーの二次攻撃からボックス左深くまで切り込んだラッシュフォードの折り返しをヴァランがヒールシュートで合わせたが、これは相手DFのブロックに阻まれた。

ユナイテッドは、81分にリンガード、85分にエランガを投入。終盤にかけて猛攻を仕掛けたが、最後までバーンリーの牙城を崩すことは出来ず。試合はそのまま1-1でタイムアップ。

先制したユナイテッドだったが、最下位相手に勝ち点1を得るにとどまった。