充実の2試合を過ごした日本代表DF板倉滉「ポジションを奪いにいくつもりで」

日本代表のDF板倉滉(シャルケ)が、サウジアラビア代表戦後の会見に出席した。

日本代表は1日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、グループ首位のサウジアラビアとの大一番に臨んだ。10月に行われたアウェイ戦では苦杯を嘗めた相手だけに緊張感の強い一線だったが、序盤からアグレッシブな入りを見せたチームは、32分にFW伊東純也のアシストからFW南野拓実が最終予選初ゴールを決めて先制に成功する。

後半立ち上がりには、DF長友佑都の粘り強いプレーから伊東にシュートチャンスが訪れると、ボックス手前から放ったボレーシュートは、真っ直ぐゴール左上に突き刺さり追加点。伊東の4試合連続ゴールでリードを2点に広げた。
その後も危なげない試合運びを見せた日本は、無失点のまま2-0で勝利。次戦のオーストラリア代表戦を前に王手をかけた。

板倉はDF吉田麻也とDF冨安健洋の負傷離脱を受けて、前回の中国代表戦で最終予選初出場を果たした身だが、その中国戦も含めて今回の2試合では期待を上回るパフォーマンスを披露。DF谷口彰悟と共に、2試合連続で無失点勝利に貢献している。このサウジアラビア戦も、試合を通して集中した戦いができたと評価。ここからレギュラー奪取に向けてシャルケでもアピールしたいと意気込みを語った。

「90分間通して全員集中してましたし、後ろの選手たちも確認の声を切らさずずっとやってたので、そういうこまめに丁寧にやってたことがこの結果に繋がったのかなと思います」

「(心がけたのは)とにかく集中というか、当たり前のことをしっかりやるというところを。あとは一本の(ロングパスの)怖さは試合を通してあったので、そこでやられないように気をつけてやってました」

「中国戦より迫力もありましたし、上手い選手も多かったので、押し込まれる時間帯も想定してました。そこでなんとか後ろが踏ん張ることで流れを取り戻そうという気持ちでした」

「押し込まれていたことをネガティブに思ってなかったし、みんなで声をかけながら良い守備ができたかなと思います」

「本当にポジションを奪いにいくつもりで普段からやってますし、それはこの代表にかかわらず普段のチームでもそうですけど、またすぐにシャルケでの試合が待ってるので、代表入りするためにも、そこで活躍しないとなと思います」