久保建英が圧巻の直接FK弾で今季公式戦2点目! エスパニョール撃破のマジョルカがベスト8進出!《コパ・デル・レイ》

2022.01.16 01:56 Sun
Getty Images
コパ・デル・レイ4回戦、マジョルカvsエスパニョールが15日にエスタディ・デ・ソン・モイシュで行われ、2-1で勝利したホームのマジョルカが準々決勝進出を決めた。なお、マジョルカのMF久保建英は83分までプレーし、先制点を記録した。

共に昨シーズンまで在籍していたセグンダ勢との3回戦を競り勝ってベスト16進出を決めたプリメーラ昇格組による、準々決勝進出を懸けた一戦。

直近のレバンテ戦で0-2の敗戦を喫するなど、リーグ戦3連敗中と苦境のマジョルカは、今後の戦いに弾みを付けるため昨季セグンダ王者相手の勝利を目指した。
久保が[4-4-2]の右サイドハーフで先発出場となったマジョルカは、立ち上がりから押し気味に試合を進めていくが、なかなかフィニッシュの数が増えていかない。逆に、エスパニョールの効率の良い攻めに晒されてラウール・デ・トーマスらにシュートまで持ち込まれるシーンが散見される。

以降は睨み合いの状況がしばらく続いたが、久保の左足が均衡を破った。32分、ボックス手前右の好位置で得たFKの場面でキッカーの久保が左足を振り抜くと、3枚の壁の上をギリギリで越えた鋭いシュートがゴール右隅の完璧なコースに決まった。
久保のアトレティコ・マドリー戦以来となる今季公式戦2点目で先手を奪ったホームチームは、以降も優勢に試合を運び1点リードで前半を終えた。後半はデ・トーマスやケイディ・バレに際どいシーンを作られる一方、久保の仕掛けやセットプレーを起点に2点目に迫るマジョルカ。

すると60分、左CKの場面でセビージャが右足インスウィングで入れたクロスをゴール前のアブドンが後ろに戻りながらの見事なヘディングシュートをゴール右隅へ流し込み、貴重な追加点を奪った。

これで一気にベスト8進出が近づいたマジョルカだったが、直後の62分には相手のFKの場面でペドロサが浮き球でゴール前に入れたボールをハビ・プアドにワントラップから冷静に流し込まれる。この場面ではリスタートが主審のホイッスルの前か後かという部分、張ピ・プアドの抜け出しがオフサイドかどうかという2点の確認にVARの介入が入ったが、数分間の確認後にゴールが支持された。

この失点によって再び試合の緊迫感が戻ってきた中、エスパニョールは攻撃的な交代策で同点を目指す。これに対してマジョルカはセビージャを下げてバッタリア、83分には久保、アブドンのスコアラー2人を含め一気に3枚の交代カードを切り、イ・ガンインやホッペの投入で逃げ切り態勢に入った。

その後、エスパニョールの決死のパワープレーを最後まで集中した守備で撥ね返し続けたマジョルカが2-1の勝利を収め、準々決勝進出を決めた。

マジョルカの関連記事

レアル・マドリーのU-19スペイン代表DFハコボ・ラモンが14日に行われ、2-1で逆転勝利したラ・リーガ第36節マジョルカ戦後にコメントした。 ハコボ・ラモンはセンターバックに負傷者を多数抱える中、マジョルカ戦で今季2度目の先発出場。後半追加タイム5分のラストプレーでCKの流れからDFヘスス・バジェホが頭で繋いだ 2025.05.15 14:30 Thu
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が14日に行われ、2-1で逆転勝利したラ・リーガ第36節マジョルカ戦を振り返った。 前節バルセロナとのエル・クラシコに敗れたマドリーは、アンチェロッティ監督が今季限りでの退任を明言。欠場者12人を抱える中、敗れればバルセロナの優勝が決まるマジョルカ戦では11分に先制さ 2025.05.15 10:30 Thu
ラ・リーガ第36節、レアル・マドリーvsマジョルカが14日に行われ、2-1でマドリーが勝利した。マジョルカのFW浅野拓磨は負傷欠場している。 3日前の前節バルセロナとのエル・クラシコを逆転負けし、逆転優勝の望みが絶望的となった2位マドリー(勝ち点75)は、アンチェロッティ監督が今季限りでの退任を明言し、敗戦すれば 2025.05.15 06:30 Thu
先週末に行われた第35節ではリーグタイトルレースを決定づける大一番となったエル・クラシコを逆転で制したバルセロナが優勝に王手をかけた。また、アトレティコ・マドリーのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が決定している。 ミッドウィーク開催となる今節の最注目カードは2シーズンぶりのプリメーラ制覇に王手をかけた首位の 2025.05.13 19:30 Tue
浅野拓磨の所属するマジョルカは10日、ラ・リーガ第35節でレアル・バジャドリーと対戦し2-1で勝利した。浅野は67分までプレーしている。 リーグ戦2連敗中の10位マジョルカ(勝ち点44)が、すでにセグンダ(スペイン2部)降格の決まった最下位のバジャドリー(勝ち点16)をホームに迎えた一戦。 浅野が5試合ぶり 2025.05.11 08:20 Sun

ラ・リーガの関連記事

「あと大変なのは弟分だけね」そんな風に私が呟いていたのは金曜日、慌ただしいミッドウィーク開催36節がバルサのリーガ優勝で終わった翌朝のことでした。いやあ、もちろん、水曜のサンティアゴ・ベルナベウでマジョルカ相手に意地で勝利を挙げた甲斐もなく、翌日にはクラシコ(伝統の一戦)で勝ち点差を7にした宿敵がエスパニョールに0-2 2025.05.17 21:00 Sat
レアル・マドリーは17日、ボーンマスに所属するスペイン代表DFディーン・ハイセン(20)の獲得合意を発表した。契約期間は2025年6月1日~2030年6月30日までの5年間となる。 なおボーンマスによれば、マドリーは契約解除金として5000万ポンド(約97億円)を支払ったとのことだ。 ハイセンは197cmの 2025.05.17 20:00 Sat
レアル・マドリーのスペイン代表DFラウール・アセンシオが、女性の性的動画を違法に共有した疑いで刑事訴追を受けている中、ついに口を開いた。 問題の事件は2023年6月15日に発生。いずれもマドリーのアカデミー出身者のアセンシオ、フェラン・ルイス(ジローナ)、フアン・ロドリゲス(タラソナ)、アンドレス・ガルシア(アル 2025.05.16 23:40 Fri
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長がハンジ・フリック監督の契約延長に改めて言及した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 15日、ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナはアウェイでエスパニョールと対戦。同じ街のライバルであるエスパニョールとのダービーでは勝てばリーグ優勝が決まる中、前半はゴールレスに。それで 2025.05.16 20:20 Fri
バルセロナのスペイン代表MFフェルミン・ロペスが、リーグ制覇を喜んだ。 15日、ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナはアウェイでエスパニョールと対戦した。 同じ街のライバルであるエスパニョールとの対戦。勝てばリーグ優勝が決まる中、前半はゴールレスに。それでも後半に入ると、53分にヤマルが先制ゴール。後半ア 2025.05.16 15:25 Fri

マジョルカの人気記事ランキング

1

リーグ中断中の久保建英、普段はどんな生活?「まずは8時半に起きます」

マジョルカに所属する日本代表MF久保建英がスペイン『アス』の独占インタビューに登場。リーグ中断中の日頃の生活を明かした。 『アス』が久保にインタビューを行った11日、本来はラ・リーガ第31節でレアル・マドリーとマジョルカが激突する日だった。久保は初のサンティアゴ・ベルナベウ上陸の夢を果たせず悔しい思いを滲ませながら、一刻も早いリーグ再開を願った。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiI1dFRuZUZUZiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 「今は出来るだけ早くこれまでの生活に戻れることを期待していますが、重要なのは健康です」 「あまり今の生活を良いとは言えません。全てのフットボーラーと同じように、僕もフットボールの為に生きています。それが僕たちの偉大な情熱だからです。だからこの状況はハードと言うしかありません。しかし、クラブは自宅で出来る体型維持やトレーニング方法を考えてくれています」 また、久保は基本的な1日のスケジュールも明かしてくれた。 「朝8時半に起きてクラブが用意した3分間の心拍テストを受けます。朝食を取るのは10時頃になりますね」 「それから予防のためのエクササイズを行い、11時にビデオ通話でテクニカルスタッフを含めた4~5人のチームトレーニングをします」 「それが12時15分に終了し、僕は個別ワークをしてからシャワーを浴び、13時半に昼食を食べます。15時半から16時がフリータイムなので、連載を読んだりしてますね」 「その後は18時ぐらいまでボールを使った練習をし、シャワーを浴びて夕食。いつも23時までには寝ています」 これを聞くと、しっかりしたルーティーンが形成されている久保。一流選手には欠かせないことなのかもしれない。 2020.04.12 21:03 Sun
2

「コミュニケーション能力高い」パンツ姿の久保建英が体を張って“キレッキレダンス”まで披露!「貴重映像すぎる」

マジョルカが25日、クラブの公式YouTubeチャンネルを更新。1部残留を決めたラ・リーガ最終節の試合直後の様子を公開した。 日本代表MF久保建英が所属するマジョルカは22日、ラ・リーガ最終節でオサスナと対戦。降格の可能性もあった中0-2で勝利し、リーグ16位と文句なしの残留を決めた。 試合では出番のなかった久保も残留を大いに喜び、アウェイまで駆けつけたファンにショーツをプレゼント。パンツ姿でGKに挑戦しファンを沸かせるシーンは日本でも注目を集めた。 だが、久保が見せてくれたのはセーブだけではなかったようだ。マジョルカが公開した動画では、GKになり切る久保がパントキックまで披露。さらに、スペイン語でファンに呼びかけ、身に着けていたレオ・ロマンのキーパーグローブをプレゼントした。 久保のサービスはそれだけにとどまらず、最後はスタッフに向けてリズミカルなダンスとステップを披露し、楽しませていた。 20歳の久保がはしゃぐ映像にはファンも「こんなにノリノリやったんか」、「ノリノリでじわ」、「貴重映像すぎる」、「コミュニケーション能力高いから楽しんでるんだろうな〜」、「リズム感いいから普通に踊ってるとことか見てみたい」など反響が寄せられている。 <span class="paragraph-title">【動画】パンツ姿の久保建英が披露したGKものまねとキレッキレダンス</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ehrMpEX1NQQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.05.26 12:05 Thu
3

マジョルカ、財政問題でセリエC降格のパレルモを退団した北マケドニア代表FWを獲得

マジョルカは7日、パレルモから北マケドニア代表FWアレクサンダル・トライコフスキ(26)をフリーで獲得したことを発表した。契約期間は2023年までの4年間となる。 2015年にベルギーのズルテ・ワレヘムからからパレルモに加入したトライコフスキは、セカンドトップと左右のウイングを主戦場とするアタッカー。パレルモでは在籍4シーズンで公式戦113試合に出場し20ゴール26アシストをマーク。 昨シーズンもセリエB(イタリア2部)で34試合に出場し8ゴールを挙げるなど主力として活躍。しかし、パレルモはシーズン終了後に財務管理と管理体制の不備が発覚しセリエC(イタリア3部)へ降格。これを機にトライコフスキは、パレルモとの契約を解除していた。 2019.08.08 01:00 Thu
4

「バルサ?インテル?いいや…」エトーが振り返る3冠達成の2クラブを超えるのは?

2日、チャンピオンズリーグ(CL)第2節でバルセロナとインテルが対戦する。 どちらのチームでもプレーし、どちらのチームでもCLを制している元カメルーン代表FWサミュエル・エトー氏が両チームについて語った。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。 エトーは、レアル・マドリーの下部組織で育ち、1997年にトップチームへ昇格。その後、レガネス、エスパニョール、マジョルかへとレンタル移籍を経験し、2000年にマジョルカへと完全移籍。2004年にバルセロナへと完全移籍した。 バルセロナでは、ラ・リーガで3度の優勝を経験した他、CLも2度優勝。2008-09シーズンには3冠を達成したが、2009年夏に元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(現ロサンゼルス・ギャラクシー)とのトレードという形でインテルへ完全移籍した。 インテルでは、加入1年目の2009-10シーズンでセリエA、コッパ・イタリアに加え、CLも制覇。2シーズン連続で3冠を達成した初の選手として知られている。 その後はアンジ・マハチカラ、チェルシー、エバートン、サンプドリア、アンタルヤシュポル、コンヤシュポル、カタールSCでプレーし、2019年9月に現役を引退していた。 古巣同士がCLで対戦することになるエトー。最高の時間を過ごした両クラブでのキャリアを振り返った。 「バルサは、私が何百万人ものアフリカの子供たちに、人生では全てが可能であることを夢見させるためのショーケースだった。インテルは、次のポイントだった。2つの異なるチームで、連続して3冠を達成したんだ」 バルセロナで成功を収めたエトーだが、当時はセリエAに移籍することを止められていたという。しかし、「私は彼らに耳を傾けることはしなかった」とコメントし、その声を無視していたことを明かした。 また、キャリアの中での最高の経験についても問われると、3冠を達成した両クラブ以外を挙げている。 「インテルかバルサかって? いいや、マジョルカが最高だった。でもキャリアのハイライトは、インテルが50%、バルサが50%だった」 多くのタイトルを獲得し、成功を収めたバルセロナとインテルで過ごした日々が良いものであったと語ったエトー。一方で、最高の瞬間は、自身が成功への階段を登り始めたマジョルカと、意外とも言える答えを出していた。 2019.10.01 21:00 Tue
5

久保建英に対する“つり目ジェスチャー”について、ラ・リーガが声明で謝罪「攻撃的であった」

コーチによる「つり目ジェスチャー」騒動が起こったマジョルカ。ラ・リーガがこの件に関して声明を発表した。『CNN』が伝えた。 事件が起こったのは2月9日に行われたラ・リーガ第23節のエスパニョールvsマジョルカの一戦。マジョルカのダニ・パストールコーチが、ウォーミングアップをしていた日本代表MF久保建英を呼んだ際のジェスチャーが問題となった。 <div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiI1dFRuZUZUZiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> コーチがとったのは「つり目ジェスチャー」と呼ばれ、アジア人を差別する意図があるとして知られているもの。このシーンに、人種差別の疑いがあるとして、問題視されていた。 ラ・リーガは「他意なしに、ウォーミングアップをしている選手の注意を引く方法」と当初はしていたが、この見解にも批判が殺到。改めて人種差別と取られる行動について謝罪した。 「このジェスチャーで、誰かを怒らせるつもりはなかったと理解しています」 「しかし、我々はそれが攻撃的であったということを認識し、そのことを謝罪します」 「繰り返すことを避けたいと考えます。リーガは常にあらゆる種類の人種差別、暴力的または、外国人を嫌う行動、その他の差別と戦います」 一方で、マジョルやパストールコーチはこの件についての声明はなし。ラ・リーガが謝罪しただけに、この先の対応があるのか注目されている。 2020.02.19 20:55 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly