デ・ブライネ鮮烈ミドルが決勝点! シティがチェルシーとの頂上決戦制してPL12連勝達成!《プレミアリーグ》

2022.01.15 23:31 Sat
Getty Images
プレミアリーグ第22節、マンチェスター・シティvsチェルシーが15日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが1-0で勝利した。

2022年初戦となった前節のアーセナル戦を後半アディショナルタイムのロドリの劇的ゴールによって2-1の逆転勝利を収めた首位のシティ(勝ち点53)は、新年を白星で飾ると共にリーグ連勝を11試合に更新。2位以下に10ポイント差を付ける快走で連覇へまい進中だ。

先週末のFAカップも新鋭パーマーの活躍などで4-1の快勝を収め、新年連勝スタートのグアルディオラ率いるチームは、今回の大一番に向けてアーセナル戦から先発4人を変更。ルベン・ディアス、アケに代わってストーンズ、ウォーカーが最終ラインに入り、ガブリエウ・ジェズスとアフリカ・ネーションズカップ参戦中のマフレズに代わって負傷明けのフォーデン、グリーリッシュがスターリングと共に3トップで並んだ。
対する暫定2位のチェルシー(勝ち点43)は、ブライトン、リバプールを相手に年を跨いで2試合連続ドローと失速傾向だ。それでも、直近に行われたEFLカップ準決勝のトッテナムとの2試合では、積極的にメンバーを入れ替えながらも安定したパフォーマンスで2連勝を飾り、前半戦の良い時期の状態に戻りつつある。

逆転優勝に向けて勝ち点3奪取必須となる今回のアウェイゲームでは3日前のトッテナム戦から先発5人を変更。新型コロナウイルス感染のクリステンセンに代わってチアゴ・シウバがバックラインに入り、ジョルジーニョ、ハドソン=オドイに代わってカンテ、マルコス・アロンソ。ルカクと共に3トップを形成する2シャドーはマウント、ヴェルナーからツィエク、プリシッチに変更された。
共に戦前の予想通りのシステム、配置で臨んだ中、主導権争いに注目が集まった前半の入りは、ホームチームがボールを握って押し込む展開に。最前線に入るフォーデンが中盤の低い位置まで下りて局面で数的優位を作り、両ウイングの個での突破を軸に攻め手を窺う。流れの中ではなかなか攻め切れないが、14分には左CKの場面で競り勝ったストーンズがヘディングで最初の枠内シュートを放った。

一方、ハイプレスではなくミドルプレスを採用したチェルシーは相手にある程度ボールを持たれながらも全体をコンパクトに保って穴を空けず。マイボール時はラフにルカクを狙ったロングボールに逃げることなく、対戦相手同様に後方から丁寧に繋ぐ姿勢を見せる。なかなかフィニッシュの機会は訪れないが、カンテ、コバチッチのボール奪取からショートカウンターに転じるなど、攻守両面で集中した戦いを続ける。

前半半ば以降は互いの出方を確認したこともあり、試合は膠着状態に陥っていく。その中で主導権を握るシティは要所で見せる質の高いコンビプレー、マルコス・アロンソに対して個的優位をもたらすスターリングの果敢な仕掛けを突破口に際どい場面を創出していく。

前半終盤にかけてはシティが相手陣内でハーフコートゲームを展開。そして、39分にはこの試合最大の決定機が訪れる。マルコス・アロンソ、コバチッチに対して連動したプレスを仕掛けると、デ・ブライネが引っかけたボールがペナルティアーク付近でフリーのグリーリッシュに繋がる。だが、そのままボックス内に運んだグリーリッシュのチップキック気味のシュートはGKケパがうまく残した左足のセーブに遭い、絶好機を逸した。

前回対戦同様にシティペースで進んだ試合は0-0のスコアで後半に突入。ややゆったりとしたリズムで進んだ前半の立ち上がりとは異なり、後半は攻守が目まぐるしく入れ替わるアグレッシブな入りとなった。

その中で開始直後の47分にはチェルシーにビッグチャンス。ハーフウェイライン付近でルーズボールを奪って縦に運んだコバチッチから完璧なスルーパスがルカクに通る。相手バックラインの背後を取ったルカクは得意の左足のシュートをファーポストに向けて放つが、これは絶妙なポジショニングと反射神経を見せたGKエデルソンの圧巻の横っ飛びセーブに遭い、チーム最初のシュートでの先制点には至らず。

この決定機をきっかけに前への意識を高めたチェルシーは、ツィエク、マルコス・アロンソと続けてシュートまで持ち込むなど、前半とは打って変わって攻勢を強めていく。だが、時間の経過と共にシティが主導権を奪い返していく。

チェルシーがより前からボールを奪いに来たことで、前半に比べてビルドアップでは苦戦するものの、相手の背後を取る動きやカウンターチャンスが増えると、63分にはボックス手前の好位置で得たFKの場面でキッカーのデ・ブライネが際どいシュートを放つ。さらに、68分にはカウンターからボックス右に侵入したスターリングが枠のわずか左に外れるシュートを放った。

ゴールレスの均衡が保たれたまま後半半ばを迎えた中、先に動いたのはチェルシー。69分、プリシッチとツィエクの2シャドーを下げてハドソン=オドイ、ヴェルナーを同時投入。だが、結果的にこの選手交代が試合を動かす形となった。

70分、シティはフォーデンのハイプレスでGKケパに長いボールを蹴らせると、ヴェルナーに競り勝ったラポルテが撥ね返したボールをロドリ、カンセロと繋いで相手陣内左のハーフスペースを駆け上がるデ・ブライネに繋がる。カンテのスライディングをかわしてペナルティアーク付近まで運んだ元チェルシーMFは相手守備にうまくスピードダウンされたかに見えたが、細かい内への持ち出しから見事な右足のミドルシュートをゴール右下隅の完璧なコースに突き刺した。

逆転優勝に向けて痛恨の先制点を献上することになったチェルシーはすぐさま反撃に打って出る。失点直後の72分にはこの試合初めてと言っていいボックス内への飛び出しを見せたアスピリクエタの右足ダイレクトでの折り返しから、ボックス中央のヴェルナーにシュートチャンスが訪れるが、ここはDFラポルテの身体を張ったブロックに遭う。

その後はボールを握って押し込むチェルシーはマルコス・アロンソを下げてマウントを投入し、より攻撃的な[4-2-3-1]の布陣でゴールをこじ開けにかかる。対するシティは殊勲のデ・ブライネ、フォーデンを下げてギュンドアン、ジェズスの投入で試合をクローズに入った。

試合終盤にかけてはカウンターからホームチームがより多くゴールに迫ったものの、チェルシーの守備陣も見事な粘りで2点目を与えず。ただ、最後まで冷静に時計を進めたシティが前回対戦に続く1-0のスコアで勝利。チェルシーとの大一番をデ・ブライネの鮮烈な一撃で勝ち切ったシティがリーグ戦12連勝を達成し、連覇に向けて大きな勝利を手にした。

一方、善戦も敵地で敗れたチェルシーは優勝争いからの脱落を意味する痛恨の2022年初黒星となった。

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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/DA0ujZeRwnW/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Premier League(@premierleague)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> <span class="paragraph-title">【動画】三笘薫が逆転ゴールにつながる同点弾を見事にアシスト!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="KB-2eQoqsBo";var video_start = 120;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> 2024.10.07 23:45 Mon
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相手の後頭部にボール投げつけも「後悔はない」、ハーランドが物議のアーセナル戦振り返り「その場の勢いだった」

マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、アーセナル戦で物議を醸したプレーについて口を開いた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 ハーランドが振り返ったのは、9月に行われたプレミアリーグ第5節のアーセナル戦。プレミアリーグの頂上決戦として注目されたこの一戦は、前半にリードしたアーセナルに退場者が出ると、その後は徹底して守りを固める展開に。それでも後半アディショナルタイム、シティのジョン・ストーンズによる劇的同点弾で2-2のドローとなった。 この同点ゴール直後、興奮したハーランドは立ち尽くしていたアーセナルのDFガブリエウ・マガリャンイスの後頭部目掛けてボールを投げつけ。これはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)にチェックされたが、暴力行為には該当しないという判断からレッドカードは出されず、イングランドサッカー協会(FA)も追加の処分はなしとした。 アーセナルOBのイアン・ライト氏からは「卑怯者の行為」と非難されたハーランドだが、現在も特に後悔はしていないとコメント。あくまで試合内での出来事だったと振り返っている。 「僕は人生において後悔することがあまりないんだ。あれはその場の勢いだったし、あの試合ではいろいろなことが起きたからね。ピッチで起きたことは、ピッチに留まる。そういうものさ」 なお、この件についてはガブリエウ側も特に気にしていない様子であり、『TNTスポーツ』に対しては「特に覚えていない。挑発的な行為をするのは普通のことで、試合の一部だ。今、この話は終わった」と語っている。 <span class="paragraph-title">【動画】ハーランドの行為は一部から批判も、当事者たちは気にせず?</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xzIn-oIi9-o";var video_start = 179;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.10 11:00 Thu
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C・ロナウドが補強を希望? デ・ブライネへの週給1.5億円のオファー提示をクラブに要求か

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、所属するアル・ナスルに対して選手の獲得を求めているとのこと。世界屈指のゲームメーカーとの共演を望んでいるようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 自身の記録にはもはや関心がないと発言したC・ロナウド。世界最高の選手という評価を保ち続けてきた中、今はチームのことを最優先に考えているという。 そのC・ロナウドだが、自身のチームメイトに屈指のゲームメーカーを望んでいるとのこと。それは、マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(33)とのことだ。 報道によると、C・ロナウドはアル・ナスルに対し、デ・ブライネの獲得を要望。チムに変革をもたらすとともに、サウジ・プロ・リーグにおいてチームの地位を向上させることに役立つと考えているという。 デ・ブライネには、週給100万ドル(約1億4800万円)という超高額なオファーを出すべきだと求めているようだが、デ・ブライネも来夏にはシティとの契約が切れる状況。シティは契約延長を求める一方で、現在の週給37万5000ポンド(約7300万円)からは、大幅な減額を申し出る形になるようだ。 条件面で言えば、完全にアル・ナスルの方が有利な状況。実際にオファーを出すかは不明だが、C・ロナウドの望みを聞くことになるのか。デ・ブライネの判断にも注目が集まることになりそうだ。 2024.10.06 22:55 Sun

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