【セリエA第22節プレビュー】アタランタvsインテルの上位対決開催

2022.01.15 07:30 Sat
Getty Images
前節はインテルがラツィオを下して首位をキープ。ユベントスがローマとの打ち合いを制した。迎える第22節、インテルはアタランタとの上位対決に臨む。

今季唯一黒星を付けられたラツィオ相手にDFバストーニの1ゴール1アシストの活躍でリベンジを果たしたインテル(勝ち点49)。消化試合が2位ミランより1試合少ない中、8連勝として首位をキープしたネラッズーリは、水曜に行われたスーペル・コッパではユベントス相手にFWサンチェスの延長後半追加タイム弾で劇的勝利を飾った。好調が続くチームは勢いそのままにアタランタ撃破となるか。

一方のアタランタ(勝ち点41)も新年初戦となった前節、ウディネーゼに6発圧勝として4位をキープ。そして水曜に行われたコッパ・イタリアではヴェネツィアを退け、準々決勝進出を決めた。FWサパタが負傷により引き続き欠場となるが、代わって先発のFWムリエルがここ2試合連続ゴールと好調。インテル相手にもゴールを決め、王者の連勝を止められるか。
DFテオ・エルナンデスの活躍でヴェネツィアに快勝とした2位ミラン(勝ち点48)は、木曜に行われたコッパ・イタリアではジェノア相手に延長戦まで持ち込まれた中、3-1で勝利。そのミランは月曜に16位スペツィア(勝ち点19)とのホーム戦に臨む。MFトナーリが出場停止で、ケシエがアフリカネーションズカップ参戦中でレギュラーの中盤センター2枚を欠くが、代役を務めるであろうMFバカヨコ、MFクルニッチらの活躍が求められる。

ローマとの打ち合いを制した5位ユベントス(勝ち点38)は、14位ウディネーゼ(勝ち点20)とのホーム戦に臨む。ローマ戦ではFWキエーザが重傷を負い、1-3と追い込まれた状況から、後半半ば以降の3ゴールで4-3と逆転勝利を飾ったユベントス。ただ、水曜に行われたスーペル・コッパではインテル相手に延長後半追加タイム被弾で敗戦。勢いを削がれてしまったが、切り替えてウディネーゼ撃破となるか。
勝ち点32で並ぶローマ勢では、7位ローマが18位カリアリ(勝ち点16)とのホーム戦を、8位ラツィオが最下位サレルターナ(勝ち点11)とのアウェイ戦に臨む。前節負傷欠場のサンプドリアDF吉田は今節トリノ戦も欠場予想となっている。

◆セリエA第22節
▽1/15(土)
《23:00》
サンプドリアvsトリノ
《26:00》
サレルニターナvsラツィオ
《28:45》
ユベントスvsウディネーゼ

▽1/16(日)
《20:30》
サッスオーロvsヴェローナ
《23:00》
ヴェネツィアvsエンポリ
《26:00》
ローマvsカリアリ
《28:45》
アタランタvsインテル

▽1/17(月)
《26:30》
ボローニャvsナポリ
ミランvsスペツィア
《28:45》
フィオレンティーナvsジェノア

インテルの関連記事

コモのセスク・ファブレガス監督がインテルのシモーネ・インザーギ監督から吸収しようとしている。イタリア『カルチョメルカート』が伝えた。 セリエA前節は強豪ローマを2-0で撃破したなか、23日の第17節ではインテルとのアウェイ戦に臨んだ16位コモ。前半は耐えてゴールレスで折り返したものの、後半開始早々に失点し、後半ア 2024.12.24 23:23 Tue
インテルのシモーネ・インザーギ監督が23日に行われたセリエA第17節、2-0で勝利したコモ戦を振り返った。 前節ラツィオに6発圧勝としたインテルは3連勝で迎えたコモ戦、前半こそゴールレスで折り返したものの後半開始3分にDFカルロス・アウグストのゴールで先制。その後もほぼコモに好機を許さず、後半追加タイムのFW 2024.12.24 08:00 Tue
インテルは23日、セリエA第17節でコモをホームに迎え、2-0で勝利した。 前節ラツィオを6発粉砕した3位インテル(勝ち点34/1試合未消化)は、ダルミアンの負傷を受けて3バックは中央にバストーニ、左にカルロス・アウグストが入った。 前節ローマを撃破した16位コモ(勝ち点15)に対し、ラウタロとテュラムの2 2024.12.24 06:39 Tue
コッパ・イタリア準々決勝の組み合わせ抽選会が19日に行われ、ベスト8の4カードが決定した。 同日に終了したラウンド16では、PK戦の末にエンポリに敗れたフィオレンティーナを除いて、ラウンド16から参加のセリエA上位クラブが順当に勝ち上がった。 今回決定した準々決勝では、ミラノ勢がローマ勢と激突する。インテル 2024.12.20 10:40 Fri
インテルは19日、コッパ・イタリアのラウンド16でウディネーゼとホームで対戦し2-0で勝利した。 今ラウンドからの参戦となったインテルは、圧勝した3日前のラツィオ戦からビセックとバストーニ以外の先発メンバー9人を変更。アルナウトビッチとタレミを2トップに据えた[3-5-2]の布陣で試合に臨んだ。 試合は開始 2024.12.20 07:45 Fri

セリエAの関連記事

アタランタのイタリア代表FWマテオ・レテギが、来年1月にサウジアラビア行われるスーペル・コッパを欠場するようだ。イタリア『スカイ』が報じている。 レテギは22日に行われたセリエA第17節エンポリ戦の序盤に左足を負傷。22分にザニオーロとの交代を余儀なくされた。 『スカイ』によると、24日に病院で検査を受けた 2024.12.26 08:15 Thu
トッテナムが、ユベントスのイタリア代表MFニコロ・ファジョーリ(23)の獲得レースでポールポジションにあるようだ。 ユベントスのプリマヴェーラ出身のファジョーリは、2021年1月にファーストチームデビュー。前指揮官マッシミリアーノ・アッレグリの下ではトップ下出身の技術力とレジスタや守備的MFもこなす多才さを武器に 2024.12.25 23:22 Wed
現役時代にミランでプレーし、引退後は監督も務めた元オランダ代表MFクラレンス・セードルフ氏の息子が、ミランのファーストチームに絡み始めたようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。 2002-03シーズンから10年間ミランでプレーし、2度のセリエA優勝や2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇など、黄金 2024.12.25 18:52 Wed
先日に2024年度のアフリカ年間最優秀選手賞に輝くなど、アタランタで充実した日々を過ごすFWアデモラ・ルックマン(27)は自身のキャリアのターニングポイントについて語った。 2022年夏にRBライプツィヒからアタランタへ完全移籍したルックマン。加入時の期待は大きくなかったが、智将ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の 2024.12.25 18:10 Wed
ユベントスがアメリカ代表MFウェストン・マッケニー(26)との契約延長を計画しているようだ。 マッケニーは2021年夏にシャルケから加入すると、初年度から主力の一人に定着。しかし、翌シーズンはクラブが財政難に陥った影響もあり、冬の移籍市場でリーズ・ユナイテッドにレンタル移籍となった。 リーズから復帰した昨夏 2024.12.25 11:10 Wed

インテルの人気記事ランキング

1

「バスが待ってくれるなら話したい」コモで指揮官1年目のセスク監督、立ちはだかったインテル指揮官の教え望む「学んで成長するため」

コモのセスク・ファブレガス監督がインテルのシモーネ・インザーギ監督から吸収しようとしている。イタリア『カルチョメルカート』が伝えた。 セリエA前節は強豪ローマを2-0で撃破したなか、23日の第17節ではインテルとのアウェイ戦に臨んだ16位コモ。前半は耐えてゴールレスで折り返したものの、後半開始早々に失点し、後半アディショナルに2点目を奪われた。 アシスタントコーチから監督に昇格し、今シーズンが指揮官1年目のセスク監督。試合後にはイタリア『スカイ・スポーツ』で「コモがこんなに積極的にくるとは思っていなかっただろう」「ボールをもっとうまく扱わなければならない」と収穫と課題を口にした。 一方、『DAZN』に対しては、昨シーズンのセリエAを制するなどインテルで成功を収めているインザーギ監督に言及。現役時代はアーセナルやバルセロナ、チェルシー、スペイン代表でタイトルを手にした指揮官だが、指導者としても高みを目指している。 「リスペクトを持って言うが、あなたより彼(インザーギ監督)と話したい」 「彼は今インタビューを受けているけど、もしバスが待ってくれるなら彼と少し話したい。学んで成長するためだ」 <span class="paragraph-title">【動画】王者に敗戦…インテルvsコモ ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="MK592vn6Qk8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.12.24 23:23 Tue
2

「時々サッカーが恋しくて悲しい」トニ・クロース氏が近況と“イタリアサッカー”を語る「セリエAでプレーするとしたら…」

元ドイツ代表MFのトニ・クロース氏が近況を語った。 昨季限りでスパイクを脱いだ稀代の名手、トニ・クロース。比類なきプレーメーカーを失ったエル・ブランコ、レアル・マドリーに全くもってその影響がないと言えば、嘘になる。 クロース氏は16日、2024年ゴールデンボーイ賞への出席でイタリア・トリノへ。主催者であるイタリア『トゥットスポルト』のインタビューで、近況を語っている。 「最近? 幸せを享受していて、おかげさまで忙しいよ。ときどきサッカーが恋しくなるのは否定しない。6歳から続けてきたスポーツを離れ、改めて人生がサッカー中心に回っていたのだと実感したね。そう考えると、少し悲しい」 「とはいえ、人生で“章”を閉じるべき瞬間は必ずやってくる。次の章へ進まねばならないから決断したんだ。ありがたいことにサッカーで色々勝ち取ってきたしね。満足感がある…でも、やっぱり悲しさに包まれる日もある」 “イタリアサッカーは再興していますか?” 「ここ数年で再びレベルがかなり上がったんじゃないか? 指標は欧州での大会。数年前にインテルがチャンピオンズリーグの決勝へ進み、アタランタは無敵と思われたドイツ王者(レバークーゼン)を撃破した。ここ最近では、ベルナベウでマドリーに勝ったチーム(ミラン)もある」 「スペインに住んでいたころ、何度かセリエAのチームから打診がきた。マドリーを離れるアイデアがなかったわけだが、イタリアのサッカーは好きだ。この上なく戦術的な一方、技術も激しさも求められる点が好ましい」 「セリエAのチームでプレーするならどこにしよう…そうだね、環境を知らないから1つ選ぶのは難しいが、たぶん私ならインテルのサッカーは苦にしないだろう」 「なぜなら、インテルは既存の選手たちが自信を持ち、クオリティを兼ね備え、どのチームと対戦しても落ち着きを失わない集団だからね」 2024.12.17 19:45 Tue
3

ミラノ勢がローマ勢と激突!コッパ・イタリア準々決勝の対戦カード決定

コッパ・イタリア準々決勝の組み合わせ抽選会が19日に行われ、ベスト8の4カードが決定した。 同日に終了したラウンド16では、PK戦の末にエンポリに敗れたフィオレンティーナを除いて、ラウンド16から参加のセリエA上位クラブが順当に勝ち上がった。 今回決定した準々決勝では、ミラノ勢がローマ勢と激突する。インテルが前ラウンドで強豪ナポリを下したラツィオとアウェイで、ミランがローマとホームで対戦する。 ディフェンディングチャンピオンで最多15回の優勝を誇るユベントスはエンポリと、今季セリエAで首位を走るアタランタはボローニャとの対戦が決まった。 なお、準々決勝は2025年2月に開催予定だ。 ◆コッパ・イタリア準々決勝 対戦カード ユベントス vs エンポリ アタランタ vs ボローニャ ミラン vs ローマ インテル vs ラツィオ 2024.12.20 10:40 Fri
4

ガッリアーニCEOが今季のモンツァに言及「マルディーニがインテル?」「それはすぐに役立たなくなるぞとネスタに…」

モンツァの最高経営責任者(CEO)を務めるアドリアーノ・ガッリアーニ氏が、自軍モンツァについてあれこれ語った。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 故シルヴィオ・ベルルスコーニ氏と二人三脚でミランの黄金期=イタリアサッカーの黄金期を築き、現在はモンツァのCEOを務めるガッリアーニ氏。御年80歳の重鎮だ。 現役でクラブの要職に就く一方、取材対応では気さくにカルチョのあれこれを語る氏は今回、21日に今季セリエA初白星を挙げたばかりの自軍・モンツァについて語った。 「アレッサンドロ・ネスタ(監督)の仕事ぶりを評価すればいいんだね? ああ、彼を連れてきたのは私だから責任重大だ(笑) いやいや、彼の立場を危険に晒したことはないよ」 「しかしだ。どういうわけか、FWミラン・ジュリッチはロングボールが来るたびにボールへ向かって全力疾走し、いつもゴールを外してしまう。リーグで最も空中戦の勝率が高い選手なんだがね…いつか良いことも起こるだろう」 「ネスタには私見を伝えることがある。GKからのロングスローとジュリッチ頼みが唯一の戦略になっている感があるとね。『それはすぐに役立たなくなるぞ』とも言ってある」 一方、イタリア代表初招集などで人気銘柄となりそうな“マルディーニ一族の3代目” FWダニエル・マルディーニ(23)に言及。一部で報じられるインテルなどへの売却噂を否定している。 「おかしいな。マロッタ(インテル社長兼CEO)とダニエルについて話したことなど一度もない。私は毎日ダニエルと話すがね(笑) 当事者たちが話していないことは存在しないものなのだよ」 最後に、ガッリアーニCEOは今季のスクデット予想を問われ、「ナポリかユベントスかインテルかミランが優勝する」と答えたそうだ。 2024.10.25 21:10 Fri
5

カルロス・アウグスト&テュラム弾でコモを退けたインテルが4連勝、首位アタランタを追走【セリエA】

インテルは23日、セリエA第17節でコモをホームに迎え、2-0で勝利した。 前節ラツィオを6発粉砕した3位インテル(勝ち点34/1試合未消化)は、ダルミアンの負傷を受けて3バックは中央にバストーニ、左にカルロス・アウグストが入った。 前節ローマを撃破した16位コモ(勝ち点15)に対し、ラウタロとテュラムの2トップで臨んだインテルが押し込む入りとする。しかし5バックで構えるコモを崩しきるには至らずなかなか決定機を生み出せない。 そんな中33分、ダンフリースがムヒタリアンのリターンパスをボックス右で受けてシュートに持ち込む好機を演出。だが枠に飛ばせなかった。ハーフタイムにかけては押し込みきれなかったインテルはゴールレスで前半を終えた。 それでも迎えた後半、立ち上がりから攻勢に出たインテルが開始3分に先制点。チャルハノールの右CKからカルロス・アウグストがヘディングで叩き込んだ。 先制後も主導権を握っていたインテルだったが、62分にピンチ。CKからニコ・パスに枠内シュートを許すもGKゾマーが凌いだ。 その後、ディマルコのシュートがラウタロに当たってネットが揺れるシーンがあったもののオフサイドに阻まれたインテルは、終盤にかけては選手交代を使いながら流し気味にプレー。 そして追加タイム2分、テュラムが豪快なシュートでダメ押しの2点目を決めて勝利。4連勝とし、1試合消化の多い首位アタランタを3ポイント差で追走している。 インテル 2-0 コモ 【インテル】 カルロス・アウグスト(後3) マルクス・テュラム(後47) 2024.12.24 06:39 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly