吉田麻也がサンプの2022年一発目をアシストも、自身は負傷交代でチームも逆転負け《セリエA》

2022.01.06 22:35 Thu
Getty Images
サンプドリアは6日、セリエA第20節でカリアリと対戦し、1-2で敗れた。

ウィンターブレイク明け一発目の一戦。リーグ戦直近3試合を1勝2分けで折り返したサンプドリアは、この間にアウジェッロとファルコーネがコロナに感染し、この試合は招集外に。また、アドリエン・シウバとは双方合意の下で契約解除に至った。

そのため、前節のローマ戦から5名のスタメンを入れ替えて臨んだ立ち上がりは、やや押され気味の展開に。その中で4試合連続出場となった吉田が体を張った守備で失点を防ぐ。
すると18分、サンプドリアが敵陣中央左寄りの位置でFKを獲得。クロスの跳ね返りを拾ったベレシュインスキが右サイドに展開し、左足でクロスを上げると、ゴール前の吉田が胸で落とし、最後はガッビアディーニがフィニッシュ。見事な攻撃で先制に成功した。

ここから中盤での攻防が激しくなる中、29分には左から上がったクロスのこぼれ球をベレシュインスキがボックス右からシュート。DFにブロックされたが、ここも惜しい場面に。
一方、守備では40分過ぎにロングボールからパヴォレッティにゴール前への侵入を許すが、ここは吉田と挟む形で相棒のシャボットが対応。クリーンな守備でピンチを凌いだ。

1点リードで折り返したサンプドリア。だが、後半開始早々にアクシデント。ここまで好調なプレーを続けていた吉田がハムストリングを痛めて負傷交代。ドラグシンが代わりに起用された。

嫌な流れのまま迎えた55分、自陣左サイドでボールを奪われカウンターに転じられると、最後はデイオラに決められ同点とされてしまった。

71分にはさらに、カリアリが右サイドから上げたクロスのこぼれ球をグラッシがボレーで狙うと、ゴール前のパヴォレッティにボールが渡り、そのままネットを揺らされた。

逆転を許したサンプドリア。このまま後半アディショナルタイムに突入すると、サイドラインを割ったボールを巡ってカンドレーバが相手と一悶着。必要以上に突き飛ばしてしまったようで、主審から一発退場が命じられた。

そして、試合はそのままタイムアップ。サンプドリアは吉田の負傷に加えて、後味の悪い終わり方となってしまった。

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