【2021-22 ラ・リーガ前半戦ベストイレブン】マドリード勢とアンダルシア勢が独占!
2022.01.05 18:01 Wed
2021-22シーズンのラ・リーガは第19節を消化しました。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。
◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン
GK:クルトワ
DF:ミリトン、アラバ、アクーニャ
MF:オスカル・トレホ、フェルナンド、フェキル、クロース
FW:フアンミ、ベンゼマ、ヴィニシウス
GK ティボー・クルトワ(29歳/レアル・マドリー)
出場試合数:20(先発:20)/失点数:17

2シーズンぶりのサモラ賞(最優秀GK)獲得へ視界良好。今季を迎える上ではセルヒオ・ラモス、ヴァランが退団したバックラインを中心に守備面に不安を抱えていたが、ミリトンとアラバの新センターバックコンビと共に堅牢な守備を構築。7度のクリーンシートはセビージャGKブヌ(8度)にわずかに及ばずも、安定したゴールキーピングにほぼ毎試合披露するパラドンで多くのピンチを救っている。
DF エデル・ミリトン(23歳/レアル・マドリー)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:0

エルブランコの新たなディフェンスリーダー。2019年のポルトから加入後、ナチョと共にヴァランとセルヒオ・ラモスのバックアップに甘んじてきたブラジル代表DFは、卓越した身体能力を武器に好プレーが印象的な一方、判断ミスや老獪な相手アタッカーとの駆け引きで苦戦する場面を取り上げられることが多かった。しかし、昨季後半からポジションを確保し、ブレイクのきっかけを掴むと、今季は偉大なる先達の退団を受け、新たなディフェンスリーダーとして完全覚醒。無類の強さを生かした対人戦、広範囲をカバーするカバーリング、課題の一つであるビルドアップの局面でも堅実さと、時おり見せる意外性のあるロングフィードと守備者として総合力の高さを見せつけている。
DF ダビド・アラバ(29歳/レアル・マドリー)
出場試合数:18(先発:18)/得点数:1

初のラ・リーガ挑戦も前評判通りの活躍。13年を過ごしたミュンヘンを離れ、昨夏マドリードに居を移したオーストリア代表はバイエルン時代に指導を受けたアンチェロッティ監督の下、レアル・マドリーではセンターバックを主戦場にプレー。相棒ミリトンと役割を分担しながら、早くも長年チームに在籍していたかのようなリーダーシップを発揮し、コーチングやラインコントロールで守備を締める。また、センターバックとして考えれば、世界屈指と言えるボールスキル、戦術眼を武器にエルブランコのビルドアップを更なる強みに変えた上、自身初のエル・クラシコで加入後初ゴールを挙げる圧巻の勝負強さを発揮するなど、新天地でも特大のインパクトを残している。
出場試合数:16(先発:12)/得点数:1

前半戦最高のラテラル。センターバック、右サイドバックに目ぼしい人材がいなかったため、攻撃的な左サイドバックながらも3バックの左という形で選出。加入1年目と同様に今季も持ち味の攻撃性能を遺憾なく発揮し、セビージャの左サイドに君臨。ウイングさながらの突破力、高精度の左足のキックを武器に、1ゴール3アシストの数字以上の攻撃への貢献度を見せている。また、守備時は球際の強さとスピードを生かしたハードなプレーでリーグベストの堅守を支えている。
MF オスカル・トレホ(33歳/ラージョ・バジェカーノ)
出場試合数:17(先発:16)/得点数:3

躍進ラージョをけん引するベテラン司令塔。これまでマジョルカ、スポルティング・ヒホン、ラージョでプリメーラを経験してきたアルゼンチン人MFは、2シーズンぶりにプリメーラの舞台に帰還。ここまでPKによる3ゴールと共に、8アシストでアシストランキングトップに立つ鮮烈な活躍を見せている。イラオラ監督の下でボールを保持する能動的なスタイルを貫く中、1列下のMFコメサーニャらと共に的確な立ち位置、正確なパスでボールを散らしつつ、絶妙なラストパスやダイレクトプレーで決定機を創出。守備面においてもベテランらしい判断の良さでショートカウンターの起点となる場面も少なくない。
MF フェルナンド(34歳/セビージャ)
出場試合数:18(先発:16)/得点数:1

セビージャの中盤の底に君臨するオーガナイザー。ロペテギ監督から全幅の信頼を受けるピッチ内の賢者は、守備では的確なポジショニングで危険なスペースを埋め、年齢を感じさせないフィジカルコンタクトの強さでボールも刈り取り、中盤のフィルター役を完遂。攻撃時は相手に応じて最終ラインと中盤を行き来しながらスムーズなビルドアップに貢献。攻撃時のセットプレーでは要所でアタッカーとしての嗅覚を発揮し、チャンスに絡む八面六臂の活躍が印象的だ。
MF ナビル・フェキル(28歳/ベティス)
出場試合数:16(先発:16)/得点数:4

好調ベティスのキング。本来のポテンシャルを考えれば、常にチャンピオンズリーグでプレーするクラブの主力として活躍できるフェキルだが、ひょんなことから加入したベティスで3シーズン目を送る。卓越した左足の技術、馬力のある仕掛け、リーグ屈指の創造性を遺憾なく発揮し、好調ベティスの攻撃の全権を握る。4ゴール3アシストと数字上のインパクトは今一つだが、遅攻、速攻に関わらずチームの決定機のほとんどはベニート・ビジャマリンの王様の左足から演出されている。
MF トニ・クロース(31歳/レアル・マドリー)
出場試合数:13(先発:13)/得点数:1

代表引退でハイパフォーマンスを維持。これまでレアル・マドリー、ドイツ代表でフル稼働が続いたこともあり、昨シーズンは勤続疲労による離脱やパフォーマンス低下が見受けられた。しかし、ユーロ2020終了後の代表引退によってクラブチーム一本に絞り、全盛期のパフォーマンスを完全に取り戻した。共に久々の再会となったバイエルンの元同僚アラバ、アンチェロッティ監督の存在もあり、今季はビルドアップの起点を担うだけでなく、よりインテリオールに近いスタイルで攻撃に絡む回数が増えており、1ゴール3アシストを記録。昨季全体では10アシストを記録していたが、今季はセットプレーでのアシストが1つに留まっており、チーム、個人としてセットプレーの改善は図りたいところか。
FW フアンミ(28歳/ベティス)
出場試合数:17(先発:13)/得点数:11

キャリアハイ更新確実で初のサラ賞(スペイン人得点王)受賞を狙う。2019年の加入以降、度重なる負傷やパフォーマンスの問題で燻ぶっていたスペイン人FWだが、今季は前半戦だけで2016–17シーズンに前所属先のレアル・ソシエダで記録したキャリアハイの得点数に並んだ。左ウイングを主戦場に快足を生かしたオフ・ザ・ボールの動き出し、シュート精度に優れる172cmのアタッカーは、前半戦ラストマッチのセルタ戦で記録が途切れるも、5試合連続ゴールで7ゴールと荒稼ぎ。良好なコンディションに加え、フェキル、カナレスという良質なパサー、ソシエダで共闘し、今季再会したウィリアン・ジョゼという最前線でタメを作れる頼れるターゲットマンの存在により、後半戦も負傷さえなければ、キャリアハイ更新は確実だ。
FW カリム・ベンゼマ(34歳/レアル・マドリー)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:15

前半戦のMVP。15ゴールでピチーチ(得点王)レースを快走し、アシストランキングでも7アシストで2位に付けており、2019-20シーズンにメッシが記録したダブル受賞も十分に狙えるはずだ。ラ・リーガだけでなく欧州主要リーグを通しても、前半戦最高のアタッカーの一人と言える活躍ぶりだった。
FW ヴィニシウス・ジュニオール(21歳/レアル・マドリー)
出場試合数:19(先発:17)/得点数:10

完全覚醒の怪物アタッカー。昨シーズンに戦術眼、アタッキングサードでのプレー判断に磨きをかけてリーグ屈指のチャンスメーカーに成長したブラジル代表FWは、今季決定力に磨きをかけてリーグ屈指のフィニッシャーに成長。ここまで10ゴール5アシストと、前半戦だけでレアル・マドリー加入後のキャリアハイに到達している。ベンゼマには及ばずも、前半戦の自身のハイライトとなったセビージャ戦のスーペルゴラッソを含め、その得点やアシストの多くがチームの勝ち点に繋がる重要なものが多く、現チームにおいてはベンゼマとの2大エースと評しても過言はない存在感を放っている。
◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン
GK:クルトワ
DF:ミリトン、アラバ、アクーニャ
MF:オスカル・トレホ、フェルナンド、フェキル、クロース
FW:フアンミ、ベンゼマ、ヴィニシウス
GK ティボー・クルトワ(29歳/レアル・マドリー)
出場試合数:20(先発:20)/失点数:17

Getty Images
2シーズンぶりのサモラ賞(最優秀GK)獲得へ視界良好。今季を迎える上ではセルヒオ・ラモス、ヴァランが退団したバックラインを中心に守備面に不安を抱えていたが、ミリトンとアラバの新センターバックコンビと共に堅牢な守備を構築。7度のクリーンシートはセビージャGKブヌ(8度)にわずかに及ばずも、安定したゴールキーピングにほぼ毎試合披露するパラドンで多くのピンチを救っている。
出場試合数:19(先発:19)/得点数:0

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エルブランコの新たなディフェンスリーダー。2019年のポルトから加入後、ナチョと共にヴァランとセルヒオ・ラモスのバックアップに甘んじてきたブラジル代表DFは、卓越した身体能力を武器に好プレーが印象的な一方、判断ミスや老獪な相手アタッカーとの駆け引きで苦戦する場面を取り上げられることが多かった。しかし、昨季後半からポジションを確保し、ブレイクのきっかけを掴むと、今季は偉大なる先達の退団を受け、新たなディフェンスリーダーとして完全覚醒。無類の強さを生かした対人戦、広範囲をカバーするカバーリング、課題の一つであるビルドアップの局面でも堅実さと、時おり見せる意外性のあるロングフィードと守備者として総合力の高さを見せつけている。
DF ダビド・アラバ(29歳/レアル・マドリー)
出場試合数:18(先発:18)/得点数:1

Getty Images
初のラ・リーガ挑戦も前評判通りの活躍。13年を過ごしたミュンヘンを離れ、昨夏マドリードに居を移したオーストリア代表はバイエルン時代に指導を受けたアンチェロッティ監督の下、レアル・マドリーではセンターバックを主戦場にプレー。相棒ミリトンと役割を分担しながら、早くも長年チームに在籍していたかのようなリーダーシップを発揮し、コーチングやラインコントロールで守備を締める。また、センターバックとして考えれば、世界屈指と言えるボールスキル、戦術眼を武器にエルブランコのビルドアップを更なる強みに変えた上、自身初のエル・クラシコで加入後初ゴールを挙げる圧巻の勝負強さを発揮するなど、新天地でも特大のインパクトを残している。
DF マルコス・アクーニャ(30歳/セビージャ)
出場試合数:16(先発:12)/得点数:1

Getty Images
前半戦最高のラテラル。センターバック、右サイドバックに目ぼしい人材がいなかったため、攻撃的な左サイドバックながらも3バックの左という形で選出。加入1年目と同様に今季も持ち味の攻撃性能を遺憾なく発揮し、セビージャの左サイドに君臨。ウイングさながらの突破力、高精度の左足のキックを武器に、1ゴール3アシストの数字以上の攻撃への貢献度を見せている。また、守備時は球際の強さとスピードを生かしたハードなプレーでリーグベストの堅守を支えている。
MF オスカル・トレホ(33歳/ラージョ・バジェカーノ)
出場試合数:17(先発:16)/得点数:3

Getty Images
躍進ラージョをけん引するベテラン司令塔。これまでマジョルカ、スポルティング・ヒホン、ラージョでプリメーラを経験してきたアルゼンチン人MFは、2シーズンぶりにプリメーラの舞台に帰還。ここまでPKによる3ゴールと共に、8アシストでアシストランキングトップに立つ鮮烈な活躍を見せている。イラオラ監督の下でボールを保持する能動的なスタイルを貫く中、1列下のMFコメサーニャらと共に的確な立ち位置、正確なパスでボールを散らしつつ、絶妙なラストパスやダイレクトプレーで決定機を創出。守備面においてもベテランらしい判断の良さでショートカウンターの起点となる場面も少なくない。
MF フェルナンド(34歳/セビージャ)
出場試合数:18(先発:16)/得点数:1

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セビージャの中盤の底に君臨するオーガナイザー。ロペテギ監督から全幅の信頼を受けるピッチ内の賢者は、守備では的確なポジショニングで危険なスペースを埋め、年齢を感じさせないフィジカルコンタクトの強さでボールも刈り取り、中盤のフィルター役を完遂。攻撃時は相手に応じて最終ラインと中盤を行き来しながらスムーズなビルドアップに貢献。攻撃時のセットプレーでは要所でアタッカーとしての嗅覚を発揮し、チャンスに絡む八面六臂の活躍が印象的だ。
MF ナビル・フェキル(28歳/ベティス)
出場試合数:16(先発:16)/得点数:4

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好調ベティスのキング。本来のポテンシャルを考えれば、常にチャンピオンズリーグでプレーするクラブの主力として活躍できるフェキルだが、ひょんなことから加入したベティスで3シーズン目を送る。卓越した左足の技術、馬力のある仕掛け、リーグ屈指の創造性を遺憾なく発揮し、好調ベティスの攻撃の全権を握る。4ゴール3アシストと数字上のインパクトは今一つだが、遅攻、速攻に関わらずチームの決定機のほとんどはベニート・ビジャマリンの王様の左足から演出されている。
MF トニ・クロース(31歳/レアル・マドリー)
出場試合数:13(先発:13)/得点数:1

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代表引退でハイパフォーマンスを維持。これまでレアル・マドリー、ドイツ代表でフル稼働が続いたこともあり、昨シーズンは勤続疲労による離脱やパフォーマンス低下が見受けられた。しかし、ユーロ2020終了後の代表引退によってクラブチーム一本に絞り、全盛期のパフォーマンスを完全に取り戻した。共に久々の再会となったバイエルンの元同僚アラバ、アンチェロッティ監督の存在もあり、今季はビルドアップの起点を担うだけでなく、よりインテリオールに近いスタイルで攻撃に絡む回数が増えており、1ゴール3アシストを記録。昨季全体では10アシストを記録していたが、今季はセットプレーでのアシストが1つに留まっており、チーム、個人としてセットプレーの改善は図りたいところか。
FW フアンミ(28歳/ベティス)
出場試合数:17(先発:13)/得点数:11

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キャリアハイ更新確実で初のサラ賞(スペイン人得点王)受賞を狙う。2019年の加入以降、度重なる負傷やパフォーマンスの問題で燻ぶっていたスペイン人FWだが、今季は前半戦だけで2016–17シーズンに前所属先のレアル・ソシエダで記録したキャリアハイの得点数に並んだ。左ウイングを主戦場に快足を生かしたオフ・ザ・ボールの動き出し、シュート精度に優れる172cmのアタッカーは、前半戦ラストマッチのセルタ戦で記録が途切れるも、5試合連続ゴールで7ゴールと荒稼ぎ。良好なコンディションに加え、フェキル、カナレスという良質なパサー、ソシエダで共闘し、今季再会したウィリアン・ジョゼという最前線でタメを作れる頼れるターゲットマンの存在により、後半戦も負傷さえなければ、キャリアハイ更新は確実だ。
FW カリム・ベンゼマ(34歳/レアル・マドリー)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:15

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前半戦のMVP。15ゴールでピチーチ(得点王)レースを快走し、アシストランキングでも7アシストで2位に付けており、2019-20シーズンにメッシが記録したダブル受賞も十分に狙えるはずだ。ラ・リーガだけでなく欧州主要リーグを通しても、前半戦最高のアタッカーの一人と言える活躍ぶりだった。
FW ヴィニシウス・ジュニオール(21歳/レアル・マドリー)
出場試合数:19(先発:17)/得点数:10

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完全覚醒の怪物アタッカー。昨シーズンに戦術眼、アタッキングサードでのプレー判断に磨きをかけてリーグ屈指のチャンスメーカーに成長したブラジル代表FWは、今季決定力に磨きをかけてリーグ屈指のフィニッシャーに成長。ここまで10ゴール5アシストと、前半戦だけでレアル・マドリー加入後のキャリアハイに到達している。ベンゼマには及ばずも、前半戦の自身のハイライトとなったセビージャ戦のスーペルゴラッソを含め、その得点やアシストの多くがチームの勝ち点に繋がる重要なものが多く、現チームにおいてはベンゼマとの2大エースと評しても過言はない存在感を放っている。
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さらにお父さん似に?モドリッチとそっくりな娘が10歳に
レアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが娘の誕生日をお祝いしている。 衰えを見せない“鉄人”モドリッチ。37歳となった現在も世界トップクラスのMFとして輝きを放っており、在籍11年目を迎えているマドリーでは通算480試合に出場し、37得点77アシストという数字を誇る。 そんなモドリッチを支えるのが家族の存在。妻のバーニャさんと長男イバンくん、長女エマちゃん、そして次女ソフィアちゃんと3人の子供を授かっているモドリッチだが、長女のエマちゃんが10歳の誕生日を迎えたようだ。 モドリッチは26日に自身のインスタグラムを更新。エマちゃんとの2ショットを添え、「10は君のように特別な数字だ!10歳のお誕生日おめでとう僕のすべて!君を愛しているよ」と祝福した。 以前からモドリッチと瓜二つと言われていたエマちゃんだが、成長とともにさらに父親に似てきた印象だ。インスタグラムの投稿にはファンからも「顔似てる」、「お父さん似に見える」、「かわいらしい」といった反応も寄せられている そして、やはり「10」はモドリッチにとって特別な番号のようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】モドリッチとそっくりなエマちゃんの2ショット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CrdtU8ys0di/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/CrdtU8ys0di/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CrdtU8ys0di/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Luka Modric(@lukamodric10)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> <span class="paragraph-title">【写真】お母さんとどちらが似ている?モドリッチの妻バーニャさんと子供たちとの家族ショット!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CmlxAxSPMYb/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); 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font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CmlxAxSPMYb/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Luka Modric(@lukamodric10)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.04.26 12:25 Wed3
終焉を迎えたレアル・マドリーのサイクル②~モウリーニョ体制プレイバック~
2018-19シーズン、レアル・マドリーは3月に入ると同時に全てのタイトルへの望みを絶たれた。2009年夏にフロレンティーノ・ペレス会長が2度目の就任を果たして以来、数々の栄光を手にしてきたクラブも、明確な後退を余儀なくされている。本稿では、このサイクルの軌跡を振り返っていく。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆ジョゼ・モウリーニョ体制/2010-13</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190309_23_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>モウリーニョ監督は、マドリーを指揮する前年、当時率いていたインテルでイタリア史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)、セリエA、コッパ・イタリアの三冠を達成。ポルトやチェルシーでの功績と合わせ、世界最高指揮官の1人として満を持して“新銀河系軍団”を率いることとなった。 前年には、ペレス会長がトップに返り咲き、マヌエル・ペジェグリーニ前監督の下でFWクリスティアーノ・ロナウドら大型補強を敢行していたマドリー。しかし、CLでは6シーズン連続のベスト16敗退、リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイでの優勝にも届かず。モウリーニョ監督には、初年度に何らかのタイトルを獲得した上で、クラブを世界最高峰に復権させる仕事が求められていた。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆基本フォーメーション[4-2-3-1]</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190309_23_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>モウリーニョ監督は、FWクリスティアーノ・ロナウドやMFシャビ・アロンソら前年度に加入した選手を最大限生かせるよう、MFメスト・エジルやMFサミ・ケディラらを初年度に獲得。一方でFWラウールやMFグティら年齢を重ねていたスター選手たちを容赦なく切り捨てた。また、後に欠かせない選手となるMFルカ・モドリッチ、DFラファエル・ヴァランもモウリーニョ政権時に獲得している。 最前線のチョイスではFWベンゼマとFWイグアインに競争を強いていたが、その他はあまり変化させず。ベンゼマが落とし、エジルが前を向き、前線のC・ロナウドが電光石火のシュートを見舞う形は、“世界最高のカウンター”と評された。また、カバーリング範囲の広いDFペペと、インターセプトに優れるDFセルヒオ・ラモスの相性はすこぶる良く、指揮官の重視する守備戦術の根幹を担った。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆Turning Point!~レヴァンドフスキの悪夢~</span> “スペシャル・ワン”という代名詞を引っ提げてやってきたモウリーニョ監督は、初年度からコパ・デル・レイ決勝で宿敵バルセロナを撃破し、3年ぶりの主要タイトルをもたらした。そして、2年目にはリーガ史上最多勝ち点100、得点121でリーガを制覇。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で史上最強とも呼ばれていたバルセロナと激しく火花を散らし、対等に渡り合った。 また、初年度からCLでも7シーズンぶりにベスト16を突破。3年連続でベスト4で終わってしまったものの、確実にクラブを前進させていた。しかし、指揮3年目にはロッカールーム内から不穏な空気が漏れ伝えられ、特にクラブのリビング・レジェンドでもあるGKカシージャスとの軋轢はモウリーニョ監督へのバッシングに繋がった。 そして、その2012-13シーズン、CL準決勝1stレグ・ドルトムント戦でFWロベルト・レヴァンドフスキに4得点を奪われて1-4と大敗。既にリーガではバルセロナの優勝が確実視されており、批判は加速することとなった。 結局、10度目の欧州制覇“デシマ”を達成できなかったモウリーニョ監督は、2013年5月に追われるようにして契約解除に同意している。<hr>▽ジョゼ・モウリーニョ 【在任期間】 3シーズン(2010-13) 【戦績】 [2010-11] 公式戦59試合44勝9分け6敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:2位(勝ち点92) コパ・デル・レイ:優勝 [2011-12] 公式戦58試合45勝7分け6敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:優勝(勝ち点100) コパ・デル・レイ:ベスト8 [2012-13] 公式戦61試合38勝12分け12敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:2位(勝ち点85) コパ・デル・レイ:準優勝 [合計] 公式戦178試合127勝28分け23敗 【主な獲得選手】 MFアンヘル・ディ・マリア、MFメスト・エジル、MFサミ・ケディラ、MFルカ・モドリッチ、MFカゼミロ、DFラファエル・ヴァラン 【主な放出選手】 FWラウール、MFラファエル・ファン・デル・ファールト、MFグティ、MFフェルナンド・ガゴ、MFエステバン・グラネロ、MFラサナ・ディアッラ 2019.03.10 18:00 Sun4
バルサは祝ってるけど、まだ続くリーガもある…/原ゆみこのマドリッド
「あと大変なのは弟分だけね」そんな風に私が呟いていたのは金曜日、慌ただしいミッドウィーク開催36節がバルサのリーガ優勝で終わった翌朝のことでした。いやあ、もちろん、水曜のサンティアゴ・ベルナベウでマジョルカ相手に意地で勝利を挙げた甲斐もなく、翌日にはクラシコ(伝統の一戦)で勝ち点差を7にした宿敵がエスパニョールに0-2と勝利。最短ルートでタイトルをものにしたのはきっと、レアル・マドリーの選手たちも面白くないものを感じているとは思いますけどね。お隣さんも負けたため、2位の座が安泰となったのは良かったかと。 一方、またしてもアウェイで恥をさらしてきたアトレティコも前節で、毎シーズンの義務である5位以上の来季CL出場権は確定させていますからね。まだ4位のアスレティックに抜かれる可能性あるものの、5位ビジャレアルとは勝ち点差6でゴールアベレージはイーブン、総得失点差で上回っているため、落ちても4位で来季のスペイン・スーパーカップ出場権(今季の決勝がバルサvsマドリーだったため)はゲットと至って平和なんですが、対照的に残り2節に全てが懸かってしまったのが、ラージョ、ヘタフェ、レガネスのマドリッド勢弟分3チームなんですよ。 その状況を説明するのを兼ねて、この火曜水曜の試合がどうだったか、振り返っていくことにすると。先陣を切ったのはどこより辛い状況にあるレガネスで、ええ、ラ・セラミカでのビジャレアル戦を私もサンティアゴ・ベルナベウへ行く前に見ていたんですけどね。前節はようやくエスパニョールに勝ったため、少しは継続してくれるかと期待したものの、それがまったくダメだったんです。相手がCL出場権獲得に邁進しているチームだというのもあったんでしょうが、前半だけでアジョセに2本、そしてハーフタイム入り直前にもペペに決められて、呆気なく3-0で勝負がついてしまいましたっけ。 それも不幸は重なるもので、同日同時間帯にプレーしていたアラベスがバレンシアに1-0で勝ったため、残留圏最後の17位である相手とレガネスの勝ち点差が4となり、いえ、おかげでバジャドリーに続き、ラス・パルマスの降格が決まり、僅かでも生き残りの可能性があるのは18位のレガネスだけとなったんですけどね。ボルハ・ヒメネス監督は、「Mientras hay vida, hay esperanza. Vamos a pelear a por los 40 puntos/ミエントラス・アイ・ビダ、アイ・エスペランサ。バモス・ア・ペレアル・ア・ポル・ロス・クアレンタ・プントス(生きている間は希望がある。ウチは勝ち点40を目指して戦う)」と話していたものの…。 というのも、彼らの残りの対戦相手は37節、日曜の全カードunificacion(ウニフィカシオン/統合)時間帯午後7時(日本時間翌午前2時)ではラス・パルマス、最終節はバジャドリーと両降格済みチームというのは希望が持てるんですが、他力本願になることだから。要はやはり、次節にバジャドリーと対戦するアラベスが勝った場合、勝ち点が41となり、レガネスは2連勝しても追いつけず。その場合はもう2つの残留未達成チーム、勝ち点5差のヘタフェか、エスパニョールが2連敗してくれるかどうかに懸かってくることに。 どちらにしろ、かなり見込みの薄い賭けに見えるんですが、ラ・セラミカでの帰りがけには応援に来ていたレガネスファンが、来季はバレンシア移籍の噂があるネユウに「Basura!/basura(クズ)」と罵声を浴びせ、一気触発状態になったなんてことも。いつもブタルケでは「2部Bになってもついていく」と歌っているファンたちなんですから、今季4年ぶりで再昇格して、慣れない1部での戦いにここまで一生懸命、取り組んできた選手たちを貶めることはしないでほしいものです。 そして火曜の午後9時半、サンティアゴ・ベルナベウにマジョルカを迎えたマドリーはというと、泣きっ面に蜂とはまさにこのことで、クラシコに負けてリーガ逆転優勝の目が99%なくなった彼らには前代未聞の頭数不足が襲来。元々、長期離脱のカルバハル、ミリトン、手術したリュディガー、アラバ、メンディ、まだリハビリ中のカマビンガ、クラシコでケガをしたビニシウス、ルーカス・バスケス、自信喪失中のロドリゴ、出場停止のチュアメニに加え、試合前日にもGKルニンとブライムが招集リスト落ちとなったおかげで、とうとう大量12名が欠けたとなれば、その日の控え選手がバジャホ以外、全員カンテラーノ(RMカスティージャの選手)だったの仕方なかったかと。 そのせいか、ベルナベウも満員にはならなかったんですが、そんな状況でも勝利を求められるのがマドリーですからね。前半11分、マテウのパスをセバージョスがカットできず、バルイェントに先制ゴールを奪われた時には場内も一瞬、凍りついたものでしたが、そこは世界一を自負するチーム。GKレオ・ロマンがparadon(パラドン/スーパーセーブ)を連発したせいで、同点になるのは後半23分、モドリッチのスルーパスから、敵DF3人に囲まれたエムバペが格の違いを際立たせるシュートを決めてくれるまで待たないといけなかったんですが、いやホント、マドリーには最後まで絶対に諦めない精神がしみ込んでいるんですねえ。 そう、後半19分に脚を打撲した、今は押しも押されぬレギュラーでも登録がRMカスティージャのままのアセンシオをトップチームの幽霊部員バジェホに交代。他は29分にせっかく巡ってきた先発のチャンスを生かせなかったエンドリックをコパ・デル・レイ準々決勝レガネス戦の後半ロスタイムに決勝ゴールを挙げたゴンサロにしただけで、トップチームの選手が常時7人以上ピッチにいないといけない規定を守ったマドリーは、アンチェロッティ監督も「Nunca he visto un equipo que haya tirado 40 veces a portería como hemos hecho/ヌンカ・エ・ビストー・ウン・エキポ・ケ・アジャ・ティラードー・クアレンタ・ベセス・ア・ポルテリア・コモ・エモス・ヘッチョー(ウチがやったように40回もシュートするチームは見たことがない)」と驚いていた猛攻を、飽きずに終盤まで続けることに。 するととうとう、後半ロスタイム最後の分にはモドリッチのCKがクリアされた後、フラン・ガルシアが再びエリアに戻したボールをバジェホがヘッドで流し、出場3試合目のCBヤコボがコペテに先んじてシュート。「He ido y no sé ni cómo, pero la he metido/エ・イドー・イ・ノー・セ・ニ・コモ、ペロ・ラ・エ・メティードー(行って、どうやったかはわからないけど、ゴールに入れた)」という彼の初得点で、土壇場のremontada(レモンダーダ/逆転劇)を達成しているんですから、驚いたの何のって(最終結果2-1)。 これでバルサがエスパニョール戦をプレーする前にして、リーガチャンピオンとなるのを防げたマドリーだったんですが、この根性を今季、リーガのバルサ戦以外の試合でも見せられていいたらねえ。試合後、クルトワなどは、「Vamos a creer hasta que matemáticamente sea imposible/バモス・ア・クレエル・アスタ・ケ・マテマティカメンテ・セア・インポシブレ(数字的に不可能になるまで、ボクらは信じる)」と言っていたものの、翌日のカタルーニャダービーでは予想通り、奇跡は起こらず。 よって、残りのセビージャ、レアル・ソシエダとの2試合は、レバンドフスキととうとう3得点差になったエムバペが上乗せゴールを入れて、ピチチ(リーガの得点王)だけでなく、ヨーロパ・ゴールデンシュー獲得を目指す機会と、クラブW杯前のプレシーズンマッチと化したマドリーなんですが、ケガから復帰する選手もそうそう多くはなさそうですしね。大体がして、もうアンチェロッティ監督の頭にはブラジル代表の6月W杯予選に向けての招集リスト作りしかないかも。 せいぜい、6月に赴任するシャビ・アロンソ監督にRMカスティージャからの抜擢メンバーがアピールする機会ぐらいにしかならないんじゃないかと思いますが、困ったのは、試合終了直前まで、勝ち点1確保を見込みながら、空手で帰ることになったマジョルカのアラサーテ監督の決意。そう、8位のコンフェレンスリーグ出場の座を勝ち点1差でラージョ、オサスナと争っている彼らだけに、「最後のCKをクリアして終わったはずだったのにゴールを入れられた。Te vas con rabia, pero hay que transformarla en energía el domingo/テ・バス・コン・ラビア、ペロ・アイ・ケ・トランスフォルマルラ・エン・エネルヒア・エル・ドミンゴ(怒り心頭だが、このエネルギーを日曜に持って行かないと)」と言っていたんですが、その日曜の相手はヘタフェなんですよ。 おまけに「Tenemos que intentar ganar el domingo para llegar a Vallecas con opciones europeas/テネモス・ケ・インテンタール・ガナール・エル・ドミンゴ・パラ・ジェガール・ア・バジェカス・コン・オプシオネス・エウロペアス(日曜に勝って、ヨーロッパの大会参加の可能性を残してバジェカスに着かないといけない)」(アラサーテ監督)というように、マジョルカの最終節はラージョ戦。となれば、もしやマドリーは弟分たちに対して、余計なことをしてくれた? ええ、何せ翌木曜にはマドリッドがサン・イシドロ祭の祝日で賑わう中、エスタディオ・バジェカスに足を運んだ私だったんですけどね。昼間に降ったにわか雨も上がり、お日様がさんさんと輝く中でキックオフとなったベティス戦は、ラージョが前半37分にペドロ・ディアスのミドルシュートがバーに当たって落ちたボールをデ・フルートスがヘッドで決めて先制。更に前半ロスタイムにもルジューヌの直接FKがゴールとなり、2-0で折り返す最高の展開に。 やっぱりここ3週間、コンフェレンスリーグ準決勝フィオレンティーナ戦から週2試合となり、しかも先週は延長戦でチェルシーとの決勝に進出とあって、ベティスは疲れているはずという予想が当たったと、ホクホクしながら、後半を捨てて、私がコリセウムに向かったところ、やられました!うーん、やはり「Salimos un poco aturdidos quizás por la euforia, en la segunda parte/サリモス・ウン・ポコ・アトゥルディードス・キサ・ポル・ラ・エウフォリア、エン・ラ・セグンダ・パルテ(ボクらは多分、歓喜しすぎていて、ちょっとボオッとして後半に入った)」(ラティウ)のせいだったんでしょうかね。 メトロからアトーチャ駅でセルカニアス(国鉄近郊路線)に乗り換える前、早くも6分にはクチョのゴールで1点を返され、15分には英雄だったルジューヌがアブデをエリア内で倒してPKを献上。イスコに2点目を決められて、最後は2-2で引き分けてしまうんですから、ガッカリじゃないでうか。いえ、「Tenemos dos finales por delante y hay que ganarla/テネモス・ドス・フィナレス・ポル・デランテ・イ・アイ・ケ・ガナールラ(ウチには2つの決勝があって、勝たないといけない)」とイニゴ・ペレス監督も言っていた通り、日曜のセルタ戦、最終節のマジョルカ戦に勝てば、来季のコンフェレンスリーグの切符どころか、36節で勝ち点4差になってしまったセルタを追い越して、未だにEL行きも夢じゃないんですけどね。 せっかくの直接ライバルたちと差をつける機会を失ってしまったのは残念ではありますが、まあ、最後まで競うものが残留ではないだけ、ラージョは百万倍幸せ。だってえ、ファンに総動員をかけ、アスレティック戦前にはbengala(ベンガラ/発煙筒)を焚いて、チームバスをお出迎えしてもらい、普段の数倍は力強いコリセウムの応援を受けながら、GKダビド・ソリアとウナイ・シモンのロングゴールキックと延々にボールが宙を舞っていた試合、ヘタフェは後半31分にグルセタ、44分にはCKからビビアンのシュートを浴びて、ウィリアムス兄弟のいなかったアスレティックに0-2で負け、来季のCL出場確定を祝われてしまったんですよ。 おかげでとうとう、試合の終盤にはスタンドから、「jugadores mercenarios/フガドーレス、メセナリオス(選手は金で雇われた傭兵)」というカンティコが出ていた程だったんですが、つまりこれって、6連敗の彼らは未だに残留確定ができておらず。エスパニョール、アラベス、レガネスと共に降格最後の1チームになる可能性があるってことで、奇跡が起こって、お隣さんが残留できても、ヘタフェが落ちたら、そんな悲劇はない?いやまあ、それでも日曜のマジョルカ戦、最終節のセルタ戦で勝ち点を貯められれば、回避可能なんですけどね。揃って相手がヨーロッパの大会出場を目指しているチームというのが辛いところかと。 そんなヘタフェにはもう少しのガッツと幸運を祈るしかないんですが、え?何で木曜にプレーしたアトレティコの話が抜けているんだって?いやあ、私がバジェカスに行ったのも実はもう、近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)であの、ちっちもさっちもいかない彼らのアウェイゲームを見ているのに耐えられなかったからで、案の定、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の二元中継でも一向にいい話は聞こえてこず。挙句の果てに前半24分にはCKから、カテナにヘッドでゴールを挙げられて先制されると、後半途中にはシメオネ監督がフリアン・アルバレス、セルロートを下げる不可解采配を見せ、ええ、今のコレアとグリーズマンではゴールをまったく期待できませんですからね。 最後は後半37分にもブドミルに頭で決められ、2-0ですごすご完敗と、その気合のないプレーぶりにラジオの解説者たちがカンカンだったのを聞くにつけ、見ないで本当に良かったとホッとしたのは私だけではない?これで彼らはコパ・デル・レイ準決勝でバルサに負けて、今季全てのタイトル獲得可能性がほぼ消えて以来、アウェイ戦5試合でたったの1勝。そんな情けない有様にならなければ、もっと遅くまでリーガで粘れたんじゃないかと思うんですが、これには「監督がアウェイで選手たちがいいレベルを見せるのに必要なモチベーションを与えられない監督の責任」といくらシメオネ監督が言い張ったって、やっぱり当事者たちの自覚の問題があるのでは? おまけにこのオサスナ戦では後半途中にバリオスがジョレンテの腰に頭をぶつけ、脳震盪で交代。日曜のスィートホーム、メトロポリターノでの今季最終戦、ベティス戦にも出られなくなってしまうとは如何に。昨季同様、シーズン終盤は突極のアウェイ弱者になり下がったアトレティコにはもう、何を言っていいか、私もわからないんですが、そんなところを含めて、彼らは人間的な愛すべきチーム。今はせめて、クラブW杯では心を入れ替えて、今季のCLグループフェーズ、PSG戦やレバークーゼン戦で見せた強さを再現してくれることを願うしかありませんね。 ご挨拶: サイトのサービス終了をもって、このコラムも今回で終わりとなります。長年のおつき合い、ありがとうございました。この先もサッカーファンの旅行先として最適なマドリッドの魅力、リーガやマドリッドのクラブの試合やニュース、スペイン代表などについて、お伝えする方法を模索中なので、その際にはよろしくお願いします。 2025.05.17 21:00 Sat5