打ち合いに敗れたベティスが不調ビルバオに9試合ぶりの白星を献上《ラ・リーガ》

2021.12.20 02:20 Mon
Getty Images
ラ・リーガ第18節のビルバオvsベティスが19日に行われ、3-2でビルバオが勝利した。

リーグ戦4連勝中の3位ベティス(勝ち点33)は、ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ2回戦を主力温存で臨み、延長戦の末に勝利。中2日で行われる今節に向けてはウィリアン・ジョゼやフェキル、カナレスら主力を先発に復帰させ、8試合未勝利の12位ビルバオ(勝ち点21)の本拠地サン・マメスに乗り込んだ。

試合は開始早々にスコアが動く。ビルバオは2分、中盤でのボール奪取からムニアインが素早く縦パスを供給すると、DFの裏に抜け出したイニャキ・ウィリアムズがGKとの一対一を冷静に制した。
先制を許したがベティスだがすぐに反撃を開始。すると6分、カナレスのロングパスをゴールエリア左まで駆け上がったアレックス・モレノがダイビングヘッドで合わせると、相手GKが弾いたボールを最後はフアンミが押し込み、すぐに試合を振り出しに戻した。

以降は互いに決定機がないまま時間が経過。ハーフタイムにかけてはベティスが押し気味に試合を進めたが、追加点は奪えずに前半を終えた。
同点で迎えた後半、先にスコアを動かしたのはベティス。52分、ボックス左でパスを受けたウィリアム・カルバーリョが絶妙なボールキープからラストパスを供給すると、走り込んだフェキルが左足のダイレクトシュートで豪快にゴールネットを揺らした。

勝ち越しを許したビルバオは積極的な選手交代で流れを変えにかかる。すると72分、サンセトのスルーパスに反応したイニャキ・ウィリアムズがボックス左から侵入すると、縦への仕掛けから左足でニアサイドを打ち抜いた。

同点弾で勢いづくビルバオは89分、ボックス右からカットインしたサンセトのドリブルが少し大きくなると、これをペナルティアーク右のデ・マルコスがダイレクトシュート。ビクトル・ルイスにディフレクトしたボールはそのままゴール左隅に突き刺さった。

結局、これが決勝点となりビルバオが9試合ぶりの勝利。一方のベティスは、リーグ戦5試合ぶりの黒星となった。

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