【CLグループD総括】レアル・マドリーとインテルが順当突破

2021.12.11 14:01 Sat
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グループDは戦前の予想通り、レアル・マドリーインテルが順当に突破した。昨季もレアル・マドリー、インテルと同居したシャフタールは未勝利に終わり、今季も敗退に終わった。一方でCL初出場のシェリフは2連勝スタートとサプライズを提供。とりわけレアル・マドリー戦の勝利はインパクト大だった。

■グループD順位表■
 [勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.レアル・マドリー[15/5/0/1/11]
2.インテル[10/3/1/2/3]
3.シェリフ[7/2/1/3/-4]
4.シャフタール[2/0/2/4/-10]

◆シェリフに金星献上も余裕の突破~レアル・マドリー~
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6年ぶりにアンチェロッティ監督を呼び戻したレアル・マドリーは、精神的支柱の主将DFセルヒオ・ラモス、相棒のDFヴァランを放出。守備の弱体化が心配されたが、新戦力DFアラバがカバーした。第2節シェリフ戦を落とした際には厳しい展開が待ち受けているかに思われたが、センターバックが大きな穴にはならず、FWヴィニシウスの覚醒などもあり5勝1敗で余裕を持ってのグループステージ突破とした。
◆苦手マドリーに連敗も2位通過~インテル~
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昨季スクデット獲得の立役者だったコンテ監督、FWルカクが流出し、チーム力の低下が心配されたインテルだったが、S・インザーギ監督の確かな手腕、ルカクの代役として加入したベテランFWジェコの奮闘もあって最終節を前に突破を決めた。昨季も連敗した苦手レアル・マドリーには今季も連敗となったが、突破を争うライバルと見られたシャフタールに1勝1分け、格下シェリフにきっちりと連勝し、10季ぶりのグループステージ突破となった。

◆2連勝スタートのサプライズ~シェリフ~
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モルドバ史上初のCL出場クラブとなったシェリフは全敗が予想されたが、まさかの2連勝スタートと爪痕をしっかりと残した。初戦のシャフタール戦を制して勢いに乗ると、続くレアル・マドリー戦では大金星を挙げた。そこから1分け3敗と勢いは続かなかったが、アンダードッグにならなかった点で十分な成果を得られたはずだ。
◆未勝利での最下位~シャフタール~
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サッスオーロで実績を残していたイタリア人指揮官のデ・ゼルビ監督を招へいしたシャフタールだったが、インパクトを残せなかった。昨季連勝したレアル・マドリーには連敗、インテルには1分け1敗と地力の差を見せつけられた。格下シェリフにも勝てず未勝利での最下位に終わってしまった。

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