深澤のJ初ゴールなどで東京Vが快勝! 相模原は19位が確定し、残留可否はJ3の結果次第に【明治安田J2最終節】

2021.12.05 15:07 Sun
明治安田生命J2リーグ最終節、東京ヴェルディvsSC相模原が5日に味の素スタジアムで行われ、3-0でホームの東京Vが勝利を収めた。

19位SC相模原(勝ち点38)にとっては、勝てば残留を決められる一戦。18位大宮アルディージャ(勝ち点39)と16位ザスパクサツ群馬(勝ち点41)が直接対決、かつ得失点差で相模原が群馬を上回っているためだ。
今節は経験豊富な鎌田をスリーセンターの中央で起用し、勝ち点3とJ2残留を勝ち取りにいく。対するホームの東京Vは今季での退団が発表された柴崎が8試合ぶりに先発出場。チーム一丸で勝利での締めくくりを目指した。

戦前の予想通り東京Vが[4-3-3]でポゼッションを高め、相模原が[3-4-2-1]でブロックを組んで機をうかがうという展開でスタート。11分の東京Vは深澤の折り返しに2列目から飛び込んできた梶川がヘディング。これは大きく枠を外れ、3分後には左クロスを深澤が頭で戻して再び梶川が狙い、当たり損なったボールを小池が拾うも、フィニッシュまでは持ち込めない。

押し込む時間の続く東京VはCK崩れからゲームを動かす。右サイドから福村がクロスを入れると、GK三浦がはじいたボールを深澤がボックス手前で回収して小さく右へ。受けた新井は右斜め前方へ仕掛け、ペナルティアークの右脇から右足を一閃。強烈なミドルシュートが左隅に突き刺さり、恩返し弾となる今季初ゴールで先制点を奪った。
チャンスらしいチャンスを作れない相模原は34分にようやく深い位置まで相手を押し込み、成岡が仕掛けてクロスを入れる。次第に攻撃のリズムをつかみ始めると、42分には成岡が粘って藤本が左の深い位置に展開し、夛田のグラウンダーの折り返しに藤本の左足。さらに、前半の終了間際にはFKを川崎がそらして鎌田がネットを揺らす。追い付いたかに思われたが、オフサイドの判定を取られ、1点のビハインドで前半を折り返す。

後半の立ち上がりから藤本、中山に代えて安藤、児玉を送り出した相模原は、いきなり交代選手が絡んでチャンスを作る。47分に安藤が左をえぐって右アウトで中へ折り返し、石田のシュートのこぼれを平松がプッシュ。ネットを揺らすが、これもオフサイドの判定に。57分には児玉のミドルがゴールを脅かすと、直後のCKから鎌田がヘッド。攻勢を強めた。

だが、スコアを動かしたのはまたしても東京Vだった。61分、自陣から福村が長いボールを縦に入れると、佐藤凌我、山下と頭でつなぎ、最後は再び佐藤凌我。ボックス左から右足を振り抜き、貴重な追加点を奪う。

苦しい展開となった相模原は鎌田に代えて梅井を投入し、4バックにして梅井を最前線で起用。明確なターゲットを前線に置いたが、流れを取り戻した東京Vが79分に再びネットを揺らす。梶川、深澤、福村と立て続けにシュートを放ち、最後はゴール前でこぼれ球を拾った深澤が蹴り込んでJ初ゴールを記録した。

自力残留のためには4点が必要となった相模原は、セットプレーやシンプルな長いボールを使って打開を図り、90分にはFKのこぼれから窪田が右足のミドルで狙う。だが、最後までゴールを奪うことができず、0-3で敗戦。19位が確定し、残留・降格の決定はJ3の結果を待つこととなった。

一方の東京Vは第29節以来となるホームでの勝利。3試合ぶりのクリーンシートも達成し。柴崎、福村、富澤のラストマッチに花を添えた。

東京ヴェルディ 3-0 SC相模原
【東京V】
新井瑞希(前17)
佐藤凌我(後18)
深澤大輝(後32)
関連ニュース

横浜FCが早稲田大学FW駒沢直哉の来季加入内定を発表、今季は2部で6試合5ゴール「結果で恩返しできるよう」

横浜FCは29日、早稲田大学のFW駒沢直哉(22)の来季加入内定を発表した。 石川県出身の駒沢は、ツエーゲン金沢の下部組織育ち。U-15、U-18と過ごし、早稲田大学へと進学した。 横浜FCは駒沢について「チームの勝利のために攻守において、ハードワークを厭わない選手で、相手の一瞬の隙を突いた背後への飛び出しとゴール前に鋭く飛び込みゴールを奪うことができる選手です」と特徴を紹介している。 今年度の関東大学サッカーリーグ2部では、6試合で5ゴールを記録。2023年度は、2部で19試合14ゴール5アシストで、得点ランキング1位タイの成績を残していた。 駒沢はクラブを通じてコメントしている。 「2025シーズンより横浜FCに加入することとなりました、早稲田大学の駒沢直哉です。プロサッカー選手としてのキャリアを横浜FCという素晴らしいクラブで始められることを大変嬉しく思います」 「私はサッカーを通じて多くのかけがえのないものを得ました。サポートしてくれた家族、熱心に教えてくれた指導者の方々、切磋琢磨した仲間たち、応援してくれている方々、周りの環境に恵まれたおかげです。これからは自分が夢や希望を与えられるようになりたいと思います」 「そのためにも、長所である得点力で横浜FCの勝利に貢献し、結果で恩返しできるよう努めてまいります。横浜FCに関わる皆様、どうぞよろしくお願いいたします」 2024.05.29 10:25 Wed

監督解任の鹿児島が浅野哲也氏を監督に招へい、J3に昇格させた指揮官に託す「喜びと覚悟を感じております」

鹿児島ユナイテッドFCは28日、新監督に浅野哲也氏(57)を招へいすることを発表した。28日のトレーニングから指揮を執っている。 浅野氏は、現役時代は名古屋グランパスや浦和レッズ、FC東京、川崎フロンターレでプレー。日本代表としても8試合に出場していた。 引退後は解説者など務めたなか、2007年に湘南ベルマーレのヘッドコーチに就任。2008年にコーチになると、2009年にはユースの監督に就任した。 2010年にはアビスパ福岡でヘッドコーチとなると、2011年8月に監督に就任。その後、なでしこリーグの伊賀フットボールクラブくノ一 で監督を務め、2015年に鹿児島の監督に就任していた。 当時JFLを戦っていた鹿児島の監督に就任すると、見事J3参入を果たし、クラブのJリーグ挑戦時の初代監督も務めると同年で退任。その後、AC長野パルセイロの監督を務め、2019年からwyvernアカデミーダイレクターを務めていた。 自身2度目となる鹿児島での指揮に、浅野氏はクラブを通じてコメントしている。 「この度、鹿児島ユナイテッドFCの監督に就任しました浅野哲也です。再び、この鹿児島で闘える喜びと覚悟を感じております」 「改めまして、徳重代表を始めご尽力下さった関係スタッフの皆様に感謝を申し上げます。鹿児島ユナイテッドFCに関わる全ての皆様と共に、残り21試合を全力で闘って参ります。皆様の更なる熱いご声援とご支援のほど、宜しくお願い致します!」 今シーズンはJ2に復帰した鹿児島だったが、苦戦を強いられており、現在は6戦未勝利で降格圏の18位に位置。26日に大島康明監督を解任していた。 2024.05.29 09:45 Wed

【Jリーグ出場停止情報】川崎FのDF佐々木旭や広島のDF荒木隼人らが出場停止

Jリーグは27日、明治安田Jリーグの出場停止選手を発表した。 J1では川崎フロンターレのDF佐々木旭、サンフレッチェ広島のDF荒木隼人、アビスパ福岡のDFドウグラス・グローリが出場停止となる。 また、J2ではベガルタ仙台のMF長澤和輝、藤枝MYCのMF西矢健人、レノファ山口FCのFW梅木翼、愛媛FCのFWベン・ダンカンが出場停止となる。 いずれの選手も累積警告による出場停止となった。 【明治安田J1リーグ】 DF佐々木旭(川崎フロンターレ) 第17節 vs名古屋グランパス(6/2) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF荒木隼人(サンフレッチェ広島) 第17節 vsジュビロ磐田(6/1) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWシャハブ・ザヘディ(アビスパ福岡) 第17節 vs柏レイソル(6/2) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 DFドウグラス・グローリ(アビスパ福岡) 第17節 vs柏レイソル(6/2) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFキム・テヒョン(サガン鳥栖) 第17節 vsFC東京(5/31) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 DF原田亘(サガン鳥栖) 第17節 vsFC東京(5/31) 今回の停止:1試合停止 【明治安田J2リーグ】 MF長澤和輝(ベガルタ仙台) 第18節 vsいわきFC(6/2) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF西矢健人(藤枝MYFC) 第18節 vsヴァンフォーレ甲府(6/1) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW梅木翼(レノファ山口FC) 第18節 vs清水エスパルス(6/2) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWベン・ダンカン(愛媛FC) 第18節 vs横浜FC(6/1) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J3リーグ】 FW矢島輝一(福島ユナイテッドFC) 第15節 vsカマタマーレ讃岐(6/2) 今回の停止:1試合停止 DF市原亮太(FC今治) 第15節 vs松本山雅FC(6/1) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 2024.05.27 18:30 Mon

清水MF西澤健太が練習試合で負傷…右鎖骨骨折で全治3カ月

清水エスパルスは27日、MF西澤健太の負傷を報告した。 西澤は19日に行われた松本山雅FCとのトレーニングマッチで負傷。検査の結果、右鎖骨骨折と診断され、全治3カ月と見込まれている。 清水でプロ入りしてから6シーズン目の西澤は、今シーズン明治安田J2リーグで8試合1得点を記録。YBCルヴァンカップでも1試合プレーしている。 2024.05.27 16:06 Mon

山口MF相田勇樹が左半腱様筋損傷と診断、全治4週間

レノファ山口FCは27日、MF相田勇樹の負傷を発表した。 相田は、19日に行われる明治安田J2リーグ第16節の藤枝MYFC戦で負傷した。 検査の結果、左半腱様筋損傷と診断。全治は4週間程度とのことだ。 相田は今シーズンのJ2で13試合に出場。YBCルヴァンカップで1試合に出場していた。 2024.05.27 15:10 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly