頂上決戦はドロー! 得点王争う前田とL・ダミアンも1ゴールずつで互いに譲らず【明治安田J1最終節】
2021.12.04 16:27 Sat
明治安田生命J1リーグ最終節の横浜F・マリノスvs川崎フロンターレが4日に日産スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。
前節は3位のヴィッセル神戸に2-0と勝利し、2位を確定させた横浜FM。その試合と同じ11人で、優勝チームとの頂上決戦へ。早々に優勝を決め、すでに勝ち点を90台に乗せる川崎Fもこちらも前節のガンバ大阪戦と同じ顔ぶれが先発メンバーに並んだ。
そして、この一戦で注目を集めるのが横浜FMの前田と川崎Fのレアンドロ・ダミアンによる得点王争い。ともに22得点を決め、ランキングトップで並ぶ両選手がこの最終節で同じピッチに立つ展開となった。
試合は序盤から両チームのせめぎ合いが続く中、川崎Fが12分に大きなチャンスを演出。旗手の左サイド浅い位置からのクロスに山村が頭で合わせるも、相手GKのビッグセーブに阻まれる。
対する横浜FMも15分、渡辺がボックス右手前からドリブルで中央にカットイン。ボックス左にパスを供給すると、受けた前田が右足ダイレクトで狙うも、相手GKのセーブに遭う。
26分には横浜FMに決定機が訪れる。GKの高丘が自陣からボールをクリアすると、これが相手DFラインの裏のスペースに転がり、反応した前田がボックス手前中央からループシュート。しかし、これは枠の上に外れた。
前半は劣勢となる時間が多かった川崎F。後半開始時にマルシーニョに代え、正確なボールを供給できる大島を投入し、攻撃の活性化を図る。
すると、54分にはその大島がチャンスを作り出す。ボックス左手前でボールを受けると、ボックス右にいたレアンドロ・ダミアンにラストパス。しかし、うまくボールをコントロールできず、シュートに持ち込めない。それでも、右サイド深い位置からボールを折り返すが、合わせた旗手のシュートは枠を大きく外れた。
流れを取り戻しつつあるアウェイチームには67分、待望の瞬間が訪れる。家長が右サイドのスペースに抜け出し、ボックス内に柔らかいクロスを供給。これを中央のレアンドロ・ダミアンが叩きつける形のヘディングシュートで合わせ、相手GKに触られながらも、ネットを揺らした。これでレアンドロ・ダミアンは23ゴール目。得点ランキング単独トップに躍り出た。
これで得点王は決まりかと思われたが、横浜FMのエースも黙ってはいなかった。74分、敵陣中央で獲得したFKの場面から細かくパスを繋ぐと、右サイド深い位置でパスを受けたエウベルが中央にグラウンダーのクロスを送る。これに合わせたレオ・セアラのシュートは相手DFに阻まれたが、こぼれ球に反応したのは前田。ゴール中央に左足で流し込み、得点ランクトップに並んだ。
追いつかれた川崎Fは80分に決定機。相手のDFラインからボールを奪ったレアンドロ・ダミアンがボックス右にボールを送り、走り込んだ家長が左足でシュートを放つも、枠の左にわずかに外れた。
両チームがゴールに迫るオープンな展開となった終盤、後半アディショナルタイムにアウェイチームが大きなチャンスを作る。左サイドでボールを受けた知念がボールをボックス付近まで運び、クロスを上げると、これに中央のレアンドロ・ダミアンが反応。ニアサイドに動き出し、頭で合わせるも、枠の右に逸れた。
結局、試合は1-1のまま終了し、優勝チームと2位チームによる負けられない最終戦はドロー。白熱した得点王争いも、両者が23ゴール目を決め合う形となり、今季は二人の得点王が生まれることとなった。
横浜F・マリノス 1-1 川崎フロンターレ
【横浜FM】
前田大然(後29)
【川崎F】
レアンドロ・ダミアン(後22)
前節は3位のヴィッセル神戸に2-0と勝利し、2位を確定させた横浜FM。その試合と同じ11人で、優勝チームとの頂上決戦へ。早々に優勝を決め、すでに勝ち点を90台に乗せる川崎Fもこちらも前節のガンバ大阪戦と同じ顔ぶれが先発メンバーに並んだ。
試合は序盤から両チームのせめぎ合いが続く中、川崎Fが12分に大きなチャンスを演出。旗手の左サイド浅い位置からのクロスに山村が頭で合わせるも、相手GKのビッグセーブに阻まれる。
対する横浜FMも15分、渡辺がボックス右手前からドリブルで中央にカットイン。ボックス左にパスを供給すると、受けた前田が右足ダイレクトで狙うも、相手GKのセーブに遭う。
もう一人の得点王候補も見せ場を作る。24分、登里のスルーパスでDFラインの裏に抜け出したレアンドロ・ダミアンがボックス左にボールを運び、シュートを放つも、これは相手GKの正面に飛んだ。
26分には横浜FMに決定機が訪れる。GKの高丘が自陣からボールをクリアすると、これが相手DFラインの裏のスペースに転がり、反応した前田がボックス手前中央からループシュート。しかし、これは枠の上に外れた。
前半は劣勢となる時間が多かった川崎F。後半開始時にマルシーニョに代え、正確なボールを供給できる大島を投入し、攻撃の活性化を図る。
すると、54分にはその大島がチャンスを作り出す。ボックス左手前でボールを受けると、ボックス右にいたレアンドロ・ダミアンにラストパス。しかし、うまくボールをコントロールできず、シュートに持ち込めない。それでも、右サイド深い位置からボールを折り返すが、合わせた旗手のシュートは枠を大きく外れた。
流れを取り戻しつつあるアウェイチームには67分、待望の瞬間が訪れる。家長が右サイドのスペースに抜け出し、ボックス内に柔らかいクロスを供給。これを中央のレアンドロ・ダミアンが叩きつける形のヘディングシュートで合わせ、相手GKに触られながらも、ネットを揺らした。これでレアンドロ・ダミアンは23ゴール目。得点ランキング単独トップに躍り出た。
これで得点王は決まりかと思われたが、横浜FMのエースも黙ってはいなかった。74分、敵陣中央で獲得したFKの場面から細かくパスを繋ぐと、右サイド深い位置でパスを受けたエウベルが中央にグラウンダーのクロスを送る。これに合わせたレオ・セアラのシュートは相手DFに阻まれたが、こぼれ球に反応したのは前田。ゴール中央に左足で流し込み、得点ランクトップに並んだ。
追いつかれた川崎Fは80分に決定機。相手のDFラインからボールを奪ったレアンドロ・ダミアンがボックス右にボールを送り、走り込んだ家長が左足でシュートを放つも、枠の左にわずかに外れた。
両チームがゴールに迫るオープンな展開となった終盤、後半アディショナルタイムにアウェイチームが大きなチャンスを作る。左サイドでボールを受けた知念がボールをボックス付近まで運び、クロスを上げると、これに中央のレアンドロ・ダミアンが反応。ニアサイドに動き出し、頭で合わせるも、枠の右に逸れた。
結局、試合は1-1のまま終了し、優勝チームと2位チームによる負けられない最終戦はドロー。白熱した得点王争いも、両者が23ゴール目を決め合う形となり、今季は二人の得点王が生まれることとなった。
横浜F・マリノス 1-1 川崎フロンターレ
【横浜FM】
前田大然(後29)
【川崎F】
レアンドロ・ダミアン(後22)
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