新生なでしこジャパンの2戦目はオランダとゴールレスドロー…池田体制初勝利は次戦にお預け《国際親善試合》

2021.11.30 05:45 Tue
©︎JFA/PR
なでしこジャパン(日本女子代表)は29日、国際親善試合のオランダ女子代表戦をオランダのカーズ・ジーンズ・スタディオンで戦い、0-0の引き分けに終わった。
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2カ月後にW杯予選を兼ねるAFC女子アジアカップインド2022を控える中、現在欧州遠征中のチームは、25日にアイスランド女子代表と対戦し0-2で敗戦。池田体制初勝利を目指すなでしこは、アイスランド戦から先発メンバーを7人を変更。GKに田中桃子、4バックに右から清水梨紗、南萌華、熊谷紗希、宮川麻都。中盤は右から宮澤ひなた、長野風花、林穂之香、長谷川唯。2トップに田中美南、菅澤優衣香が起用された。なお、21歳のGK田中はこれが代表デビュー戦となった。
立ち上がりから一進一退の展開が続く中、なでしこは22分に右サイドからカットインした宮澤がボックス外からようやくファーストシュートを放つ。だが、これは力なく相手GKがキャッチした。

徐々にボールの主導権を握るなでしこは、左サイドでのコンビネーションを起点に相手を押し込む形を作ると28分、長谷川のふわりと浮かせたパスでボックス左に抜け出した宮澤が折り返しを供給したが、これは田中の前で相手DFがクリアした。
膠着状態が続く中、なでしこは36分にアクシデント。右サイドからのスローインを受けた田中が相手選手と接触し左足を負傷。しかし、なでしこはこれで獲得したFK最大の決定機を迎える。37分、長野のFKをファーサイドでフリーの南が左足で合わせたが、これは枠の上に外れた。

なでしこは39分、治療を受けていた田中を下げて岩渕を投入。すると40分、林のスルーパスでボックス右深くまで抜け出した長野の折り返しを菅澤がダイレクトで合わせたが、このシュートは相手DFのブロックに阻まれた。

後半もやや押し込む展開となったなでしこは、右サイドを経由し何度もアタッキングサードまでボールを運ぶが、ボックス内で集中した守りを見せるオランダを前になかなかフィニッシュまで持ち込めない。

膠着状態が続く中、なでしこは66分に長野、宮川を下げて隅田、乗松を投入。すると74分、岩渕のスルーパスでゴール前に抜け出した菅澤に決定機が訪れたが、シュートは守備に戻ったファン・ディーメンのスライディングブロックに弾かれた。

終盤にかけても指揮官がキーワードに挙げている“奪いにいく”守備を体現するなでしこだったが、最後までオランダの牙城を崩すことはできず。試合はゴールレスドローで終了した。

オランダ女子代表 0-0 なでしこジャパン

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