【プレミア注目プレビュー】盤石チェルシ―がキャリック率いるユナイテッドと激突! 苦手とする赤い悪魔にリーグ4年ぶり勝利なるか

2021.11.28 13:00 Sun
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プレミアリーグ第13節、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが、日本時間28日25:30にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。公式戦10戦無敗で盤石の安定感を誇る首位ブルーズが、ラングニック招へい迫るユナイテッドを迎え撃つビッグマッチだ。現在、2位のマンチェスター・シティ以下に3ポイント差以上を付けて首位に立つチェルシー(勝ち点29)。開幕からここまで他クラブと同様に主力数人の離脱を繰り返しながらも、智将トゥヘルの傑出した用兵術、自慢のアカデミーを中心とする世界屈指の潤沢なスカッドを武器に、攻守両面で抜群の安定感を誇る。

前節はレスター・シティに3-0、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではユベントスに4-0と完璧なパフォーマンスを披露し、目下9勝1分けの10戦無敗でリーグ首位、CLグループ首位に位置する。今回の一戦を前に再び数人の負傷者が出てしまったものの、より状態が悪いユナイテッド相手のホームゲームで失態を演じる可能性は低いはずだ。
一方、インターナショナルマッチウィーク前のマンチェスター・ダービーに続き、前節は昇格組ワトフォード相手に1-4で惨敗したユナイテッド(勝ち点17)は、今季最低のリーグ8位に転落。この成績不振を受け、21日にスールシャール監督を解任。すぐさま後任人事に着手しつつ、クラブOBでアシスタントコーチを務めていたキャリックを暫定指揮官に据えた。

その暫定体制で臨んだCLビジャレアル戦では試合を通してのパフォーマンスは低調と言わざるを得なかったものの、頼れる守護神デ・ヘアの再三の好守、ブルーノ・フェルナンデスの途中投入で流れを変えた結果、クリスティアーノ・ロナウドの圧巻の決定力、悩めるサンチョの加入後初ゴールによって2-0の勝利。最終節を前に3シーズンぶりの決勝トーナメント進出を決めた。
さらに、今回のビッグマッチを前に、難航していた後任人事も決着に近づいており、ホッフェンハイムやRBライプツィヒで指揮官、補強部門の責任者として辣腕を発揮してきたラングニック氏の暫定監督招へいが決定的な状況だ。現時点でチェルシーとの実力差は埋めがたいものがあるが、ビジャレアル戦の勝利、後任監督決定の知らせを追い風に勝ち点を持ち帰りたい。

なお、下馬評ではホームチーム圧倒的優位と見られるが、チェルシーは近年ユナイテッドを苦手としており、プレミアリーグでは2017年11月のホームゲームの1-0の勝利を最後に、3敗4分けと7戦未勝利。トゥヘル現体制で臨んだ直近の試合も0-0のドローに終わっており、今回の一戦では4年ぶりのリーグ戦白星を目指すことになる。

◆チェルシー◆
【3-4-2-1】
▽チェルシー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:メンディ
DF:チャロバー、チアゴ・シウバ、リュディガー
MF:リース・ジェームズ、ロフタス=チーク、ジョルジーニョ、マルコス・アロンソ
FW:マウント、ヴェルナー、ハドソン=オドイ

負傷者:DFチルウェル、MFカンテ、コバチッチ、ハヴァーツ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中のコバチッチに加え、直近のユベントス戦で負傷したチルウェル、カンテの3選手が欠場となる。また、ハムストリングを痛めているハヴァーツに関しても間に合うか微妙な状況だ。

スタメンに関しては前節のレスター戦のスタメンをベースに、カンテ、チルウェル、ハヴァーツの負傷者3人のところにロフタス=チーク、マルコス・アロンソ、ヴェルナーが入る見込みだ。また、ハイレベルのポジション争いが続く中、3バックの右にクリステンセン、アスピリクエタ、2シャドーの一角にツィエク、プリシッチを起用する可能性もある。

なお、古巣対戦のルカクに関してはスタメン起用の可能性は低く、プレータイムを制限した形での起用となりそうだ。

◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:デ・ヘア
DF:ワン=ビサカ、バイリー、リンデロフ、テレス
MF:マクトミネイ、フレッジ
MF:サンチョ、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォード
FW:クリスティアーノ・ロナウド

負傷者:DFヴァラン、ショー、MFフレッジ、ポグバ、FWグリーンウッド、カバーニ
出場停止者:DFマグワイア(1/1)

ワトフォード戦で退場したマグワイアが欠場となる。負傷者に関しては欠場が続くヴァラン、ポグバに加え、新型コロナウイルス感染のグリーンウッドの欠場が確定。一方で、ワトフォード戦で脳震とうによる負傷交代となったショー、ビジャレアル戦で足首を痛めたフレッジ、負傷明けのカバーニに関してはギリギリで間に合う可能性もあるようだ。

システムに関しては暫定指揮官キャリックが直近のビジャレアル戦で採用した[4-2-3-1]を継続する見込みだ。スタメンに関しては同試合のメンバーをベースに出場停止のマグワイアの代役にバイリー、マルシャルとファン・デ・ベークに代えてラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデスを復帰させる形になりそうだ。

★注目選手
◆チェルシー:DFリース・ジェームズ
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チェルシーの注目プレーヤーは絶好調のチームトップスコアラーだ。トゥヘル現体制で右ウイングバックのレギュラーを担う21歳は、ドイツ人指揮官の下でポジショニング、プレー判断が格段に向上。持ち味の上下動の動きに加え、的確なオーバーラップ、インナーラップの使い分けなど、より多彩なプレーで崩しの起点として存在感を放つ。

昨シーズンはリーグ開幕戦のブライトン戦でプレミアリーグ初ゴールを記録して以降、ゴールから遠ざかっていたが、今シーズンはニューカッスル戦で初の1試合2ゴールを記録するなど、すでにキャリアハイの4ゴールを挙げ、ルカクやヴェルナー、マウント、ハヴァーツらを抑えてチームのトップスコアラーに君臨。一線級のウイング並みの突破力、高精度のクロスに、ストライカーばりのフィニッシュ精度と対戦相手にとっては非常に対応が難しいプレーヤーとなっている。

今回のユナイテッド戦ではC・ロナウドのファーストディフェンダーとしての問題もあり、チームとしてストレスなくボールを握れる展開が予想される。さらに、サイドでマッチアップする相手はラッシュフォードやテレスと守備強度に問題を抱える選手だけに、自身のサイドを攻撃の起点としたい。また、阿吽の呼吸を見せるマウントとのコンビネーション、逆サイドのマルコス・アロンソからの高精度のクロスに対して、フィニッシャーとして絡みたい。

◆マンチェスター・ユナイテッド:FWジェイドン・サンチョ
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ユナイテッドの注目プレーヤーはようやく長いトンネルを抜けた21歳の新鋭だ。ドルトムントでの輝かしい数シーズンの活躍を経て、今夏母国イングランドに凱旋を果たしたサンチョ。しかし、ブンデスリーガを大きく上回る対戦相手のレベル、ハイインテンシティのスタイルへの適応に苦戦すると、グリーンウッドらとのポジショニング争いに敗れて控えに甘んじる序盤戦に。また、昨季までプレーしていたドイツのメディアには公式戦7試合0ゴール0アシストを人気映画シリーズにかけて“007”と揶揄される屈辱も味わった。

スールシャール前体制の終盤には[3-5-2]へのシステム変更を受け、一時右ウイングバックでもトレーニングをこなすなど苦しい状況が続いたが、キャリック暫定体制の初陣となったビジャレアル戦では今季公式戦15試合目にして待望の加入後初ゴールを挙げた。

7300万ポンドと言われる高額な移籍金を考えれば、まだまだ十分な活躍とは言えないが、この初ゴールがイングランドの次代を担う大器の完全覚醒のキッカケとなる可能性は十二分にある。チームとして守勢が見込まれる中、持ち味である圧倒的な打開力でカウンターをけん引し、難敵撃破に導きたい。

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8歳から親友コンビのライス&マウントが代表でゴール共演! 「同じ試合でゴールを決められるなんて…」

ウェストハムMFデクラン・ライスとチェルシーMFメイソン・マウントの親友コンビが憧れのスリーライオンズで夢のようなゴール共演を果たした。 イングランド代表は18日、UEFAネーションズリーグ2020-21リーグA・グループ2最終節でアイスランド代表と対戦し、4-0で快勝した。 そして、同試合では前半の20分にMFフィル・フォーデンのFKに頭で合わせたライスが待望の代表初ゴールを挙げると、その4分後にはセットプレーの二次攻撃からマウントが代表通算3ゴール目を奪取。主役の座は2ゴール1アシストのフォーデンに譲ることになったが、ライスとマウントの2人にとっては子供の頃の夢を叶えた最高の試合となった。 共にロンドン生まれ、チェルシーのアカデミー育ちの両選手は8歳の頃からの親友で、14歳の時にライスが放出の憂き目に遭った際にはマウントの母親が涙を流すなど、家族ぐるみの付き合いをしてきた。 その後、マウントが順調にチェルシーで活躍を続ける一方、ライスは新天地ウェストハムでブレイクを果たし、両者はプレミアリーグでは良きライバル、イングランド代表では中盤の相棒として切磋琢磨を続けている。 そして、このアイスランド戦ではついに同じ試合でゴールを挙げるという、まるで夢のような瞬間を共有することになった。 同試合後、殊勲のライスとマウントはイギリス『スカイ・スポーツ』のポストマッチインタビューで、ゴール共演を振り返っている。 まずはライスが、「中盤で一緒にプレーできることを知った時、それ自体が特別な瞬間だったよ。さらに、同じ試合でゴールを決められるなんて信じられないことだよ」と、素直な感動を伝えた。 一方、マウントは親友とのゴール共演を喜びながらも、新型コロナウィルスの影響により、無観客開催が続く中、相棒と自身を支えてきた互いの家族がスタジアムで同じ喜びを共有できなかったことを残念に感じている。 「もしもファンの入場が許可されていれば、彼ら(両家族)は一緒に見守ってくれていたはずさ。彼らは僕がデビューした時も一緒にいたし、デク(ライス)と初めて一緒にプレーした時もね。僕らは彼らと共に特別な思い出を共有してきたからね」 「僕らは小さい頃から親友だし、これからもより多くの素晴らしい思い出を作っていけたら最高だね」 なお、ハマーズで守備的MFとセンターバックで印象的な活躍を続けるライスにはフランク・ランパード監督が以前から熱視線を注いでおり、今冬、あるいは来夏にはチェルシーでの親友コンビの共演も期待されている。 2020.11.19 18:05 Thu
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