大迫とイニエスタのゴールで神戸に敗れた横浜FC、J2降格が確定【明治安田J1第36節】

2021.11.20 17:42 Sat
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明治安田生命J1リーグ第36節横浜FCvsヴィッセル神戸が20日にニッパツ三ツ沢球技場で行われ、0-2で神戸が勝利を収めた。この結果、横浜FCの降格が決定した。

ホームの横浜FCは現在勝ち点27で最下位。残留圏との勝ち点差は「6」で残りは3試合のため、今節の結果次第で来季のJ2降格が確定する。一方の神戸は2連勝中で現在3位。こちらは来シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に向けて3ポイント必須だ。

試合はいきなり神戸が先制する。9分、ハーフライン付近で受けたイニエスタが左サイドを駆け上がる大迫にスルーパス。大迫はボックス左に侵入。転びながらも右足でシュートを放つと、ゴール左に吸い込まれていった。
幸先の良いスタートを切ったアウェイチームは31分に追加点を挙げる。自陣でのボール奪取から武藤が左サイドを持ち上がり、ペナルティアーク付近の大迫へ。そこからボックス右へ侵攻した大迫は、岩武のファウルを受けPKを獲得。イニエスタがこれをゴール左下に落ち着いて決め、リードを広げた。

その後も試合は神戸ペースで進む。攻撃時はサイドバックと中盤の選手を中心にテンポ良くポゼッションし、守備では高い位置からプレッシングしながら常に主導権を握った。
すると36分、右サイドでボールを持った中坂がクロスを上げると、ニアサイドの大迫がダイレクトシュート。これはGKブローダーセンに弾かれたが、ゴール前でこぼれ球を菊池が押し込んでネットを揺らした。しかし、大迫の位置がオフサイドの判定となり、3点目とはならず。

後半、まずは1点を返したい横浜FCがチャンスを迎える。49分、ガブリエウが相手のライン間に絶妙な縦パスを差し込むと、これを後ろ向きで受けたマギーニョが反転してボックス前からミドルシュート。しかしこれはGK飯倉の正面に。

その4分後にも横浜FCがゴールチャンスを迎える。左サイドでパスを受けた武田がクロス。その先で完全フリーの渡邉が待っていたが、ジャンプのタイミングを上手く合わせられず、ヘディングシュートは枠の右に飛んでいった。

57分、今度は神戸が決定機を迎える。相手のバックパスを敵陣でカットした大迫がそのまま右サイドをドリブルで駆け上がると、対面したDFをかわしてボックス右に侵入し、ファーサイドの武藤へクロスを上げる。しかし、ここはガブリエウにクリアされてしまい、フリーの武藤には届かず。

その後は横浜FCがボールを保持する時間が続く。しかし、選手交代を駆使して守備の強度を保ち続ける神戸に対してチャンスをなかなか作れない。敵陣中央で獲得したFKも、名手中村俊輔のゴール右上を狙ったシュートはGK飯倉に読まれてキャッチされてしまう。

以降もロングボールを多用して相手ゴールに迫り続けた横浜FCだが、最後までネットを揺らすことはできず。一方、残留を争う湘南ベルマーレと清水エスパルスが共に勝利を収めたため、無念にもJ2降格が確定した。

横浜FC 0-2 ヴィッセル神戸
【神戸】
大迫勇也(前9)
アンドレス・イニエスタ(前31)

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