広島を下した清水、平岡体制初勝利で残留圏死守【明治安田J1第36節】
2021.11.20 16:57 Sat
明治安田生命J1リーグ第36節、清水エスパルスvsサンフレッチェ広島が20日IAIスタジアム日本平で行われ、1-0で清水が勝利した。
残留争い真っ只中の16位清水(勝ち点33)と、残留を確定させている10位広島(勝ち点46)の一戦。清水は4日にロティーナ監督と契約を解除し、かたや広島も城福監督が先月末に退任したため、互いに暫定監督の下で残りの試合を戦うことになった。
必勝が求められる清水は前節、2度追いつく形で北海道コンサドーレ札幌とドロー。3連敗で止めたものの、4試合未勝利と足踏みが続いている。しかし、今節は積極的な姿勢が立ち上がりから目立つ。
5分過ぎに前線からのプレッシャーが功を奏し、相手のミスパスをカットした鈴木にチャンス到来。ここは相手守備陣に捕まったが、9分には再び鈴木の持ち上がりからチアゴ・サンタナのシュートシーンを迎えるなど、早々に見せ場を作った。
さらに13分には、ボール奪取からスムーズにカウンターへ移行し、右サイドの片山がカットインから右足シュート。相手DFに当たってしまったものの、立て続けにゴールに迫る。
すると30分、試合を動かしたのはやはりホームチームだった。最終ラインの鈴木義宜から鋭いスルーパスが鈴木唯人へ通ると、ボックス右から放ったシュートはポスト左を直撃。しかし、こぼれ球をチアゴ・サンタナが詰めて、ネットを揺らした。
全くチャンスが作れない広島は、55分に一挙3人替え。浅野、松本、柏を下げて、鮎川、塩谷、藤井を投入し、テコ入れを図った。
すると57分に、左サイドの東のクロスに茶島が合わせてようやく好機演出。続く64分には、ボックス手前でボールを持った鮎川がドリブルでボックス左へ侵入し左足を振り抜いたが、ここはGKの好セーブに遭った。
後半から押され気味の清水は、後藤に代わって投入された中山が67分にシュートシーンを迎えるが、ここは相手DFのブロックに捕まる。
徐々に攻守の激しさが増してきた一戦。75分をまわり、清水は西澤に代えて特別指定の山原を投入すると、その山原がいきなりドリブルシュートで見せ場を作る。対する広島も青山を下げてジュニオール・サントスを送り出し、攻撃の勢いを加速させる。
終盤を迎え、リードする清水は84分に3枚替えに出る。鈴木、原、竹内を下げて、ディサロ、エウシーニョ、中村を投入。左内転筋の肉離れで長期離脱が続いていたエウシーニョは6月6日のルヴァンカップ鹿島アントラーズ戦以来の公式戦となる。
80分以降は広島の攻勢が続いたが、最後までゴールを割ることができないまま試合終了。残留を目指す清水が虎の子の1点を守り切り、体制変更後初勝利。5試合ぶりの白星となった。
清水エスパルス 1-0 サンフレッチェ広島
【清水】
チアゴ・サンタナ(前30)
残留争い真っ只中の16位清水(勝ち点33)と、残留を確定させている10位広島(勝ち点46)の一戦。清水は4日にロティーナ監督と契約を解除し、かたや広島も城福監督が先月末に退任したため、互いに暫定監督の下で残りの試合を戦うことになった。
5分過ぎに前線からのプレッシャーが功を奏し、相手のミスパスをカットした鈴木にチャンス到来。ここは相手守備陣に捕まったが、9分には再び鈴木の持ち上がりからチアゴ・サンタナのシュートシーンを迎えるなど、早々に見せ場を作った。
さらに13分には、ボール奪取からスムーズにカウンターへ移行し、右サイドの片山がカットインから右足シュート。相手DFに当たってしまったものの、立て続けにゴールに迫る。
一方の広島は、中盤でのボールロストが多く、攻撃がままならない時間が続く。23分には、相手のクロスに対応した荒木のクリアミスがオウンゴールになりかけるなど、今ひとつ試合に入れない。
すると30分、試合を動かしたのはやはりホームチームだった。最終ラインの鈴木義宜から鋭いスルーパスが鈴木唯人へ通ると、ボックス右から放ったシュートはポスト左を直撃。しかし、こぼれ球をチアゴ・サンタナが詰めて、ネットを揺らした。
全くチャンスが作れない広島は、55分に一挙3人替え。浅野、松本、柏を下げて、鮎川、塩谷、藤井を投入し、テコ入れを図った。
すると57分に、左サイドの東のクロスに茶島が合わせてようやく好機演出。続く64分には、ボックス手前でボールを持った鮎川がドリブルでボックス左へ侵入し左足を振り抜いたが、ここはGKの好セーブに遭った。
後半から押され気味の清水は、後藤に代わって投入された中山が67分にシュートシーンを迎えるが、ここは相手DFのブロックに捕まる。
徐々に攻守の激しさが増してきた一戦。75分をまわり、清水は西澤に代えて特別指定の山原を投入すると、その山原がいきなりドリブルシュートで見せ場を作る。対する広島も青山を下げてジュニオール・サントスを送り出し、攻撃の勢いを加速させる。
終盤を迎え、リードする清水は84分に3枚替えに出る。鈴木、原、竹内を下げて、ディサロ、エウシーニョ、中村を投入。左内転筋の肉離れで長期離脱が続いていたエウシーニョは6月6日のルヴァンカップ鹿島アントラーズ戦以来の公式戦となる。
80分以降は広島の攻勢が続いたが、最後までゴールを割ることができないまま試合終了。残留を目指す清水が虎の子の1点を守り切り、体制変更後初勝利。5試合ぶりの白星となった。
清水エスパルス 1-0 サンフレッチェ広島
【清水】
チアゴ・サンタナ(前30)
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