南アフリカが再試合を要求…ガーナ戦の不可解判定に納得いかずFIFAへ訴え、5年前は再試合を経験し敗退

2021.11.17 07:45 Wed
Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)は、カタール・ワールドカップ(W 杯)アフリカ予選における苦情の申し立てに関して、調査することとなった。イギリス『BBC』が伝えた。
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苦情を訴えているのは南アフリカサッカー協会(SAFA)とのこと。14日に行われたガーナ代表との予選で、1-0で敗れていたが、試合中の判定に異議を申し立てている。南アフリカは、0-0で迎えた32分にガーナが右CKからクロス。このこぼれ球にDFルッシン・デ・ルークが対応したが、その際に接触があったとしてガーナ代表MFダニエル・アマルテイが倒れる。
主審はすかさずPKをガーナに与えると、これをしっかりと沈め、そのまま1-0でガーナが勝利。南アフリカを勝ち点で上回り、来年3月のプレーオフに駒を進めることとなった。

しかし、映像を見てもデ・ルークとアマルテイの間には強い接触はなく、シミュレーションにも見える。
この件に関して、SAFAは試合を担当したセネガルの審判団による「疑わしい決定」を受け「奪われた」とした。

また、「試合の関係者が試合を決めたが、それは起こるはずのことではない」と語った。

この苦情を受けたFIFAは「この問題に関して、南アフリカFAから苦情を受けており、それを検討する」としている。

南アフリカは、5年前に行われた2018年のロシア・ワールドカップ予選で再試合を経験。セネガル代表相手に2-1で勝利していたが、ガーナ人主審が「特定の賭けを成功させるため」として、明らかに間違った2つの判定を下していたことを認め、セネガルと再試合に。結果、2-0で敗れ、セネガルがW杯に出場し、グループステージでは日本と対戦した。

5年前に憂き目にあった南アフリカだが、今回は訴えを認めてもらえるのかに注目が集まる。



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