5連勝のベルギーが3大会連続のW杯出場を決める!ウェールズは大勝で2位浮上《カタールW杯欧州予選》

ベルギー代表は13日、カタールW杯欧州予選グループE第9節でエストニア代表と対戦し3-1で勝利した。

予選無敗でグループ首位に立つベルギー(勝ち点16)は、3トップにヴァナケン、ベンテケ、アザールを据えた[3-4-3]の布陣を採用。中盤にはムニエ、デ・ブライネ、ヴィツェル、カラスコを並べ、最終ラインはカスターニュ、デナイヤー、ヴェルトンゲンの3人を起用した。

既に予選敗退の決まっている4位エストニアに対し、立ち上がりからボールを支配するベルギーは11分、デ・ブライネのサイドチェンジをカラスコがボックス左横で受けると、フェイントで相手マークを外しグラウンダーのクロスを供給。相手GKがファンブルしたところを裏で待っていたベンテケがゴールに押し込んだ。
先制点で勢いづくベルギーは、21分にムニエの右クロスからベンテケが放ったヘディングシュートが左ポストを直撃。さらに40分にも、右サイドを抜け出したムニエのクロスからベンテケがゴールに迫ったが、シュートは相手GKの正面を突いた。

後半に入っても主導権を握るベルギーは53分、右サイドからの斜めのパスをペナルティアーク手前のベンテケが落とすと、バイタルエリア中央で受けたカラスコが左足一閃。強烈なミドルシュートがゴール左に突き刺さった。その後も80%近いボール支配率でエストニアを圧倒するベルギーだったが、70分にカウンターから失点する。中盤でカラスコからボールを奪ったクレイダが右サイドへ展開すると、ポームのワンタッチパスをボックス右手前で受けたサッピネンが縦に切り込みシュート。これはGKクルトワが弾いたが、こぼれ球をソルガに押し込まれた。

1点を返されたベルギーは、71分にカラスコを下げてメルテンスを投入。すると74分、ボックス内でボールキープしたメルテンスのパスからボックス左深くまで駆け上がったデ・ブライネがダイレクトクロスを上げると、ゴール前に走り込んだT・アザールが頭でゴールに押し込んだ。

さらにベルギーは、87分にもボックス右のサーレマーケルスがゴールネットを揺らしたが、直前のプレーでオフサイドがありノーゴールに。結局、試合はそのまま3-1でベルギーが勝利した。

また、同日に行われたグループE第9節もう一試合のウェールズ代表vsベラルーシ代表は5-1でウェールズが勝利した。

この結果、5連勝を飾った首位のベルギーがカタールW杯出場決定。大勝したウェールズは2位に浮上している。なお、UEFAネーションズリーグの戦績で上位に位置するウェールズはすでにプレーオフ行きを決めている。