ギリシャに辛勝のスペインが首位に浮上!次節はスウェーデンと首位通過を懸け直接対決《カタールW杯欧州予選》

スペイン代表は11日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のグループB第9節でギリシャ代表と対戦し1-0で勝利した。首位のスウェーデン代表(勝ち点15)を追走する2位のスペイン(勝ち点13)は、GKにウナイ・シモン、DFラインは右からカルバハル、ラポルテ、イニゴ・マルティネス、ガヤを起用。 中盤はアンカーにロドリを置き、インサイドにはコケとガビ、3トップは右からデ・トーマス、モラタ、サラビアと並べた。試合は徐々にスペインがポゼッションを高めていく中、先にチャンスを迎えたのはギリシャだった。21分、アンドロウツォスのスルーパスでDFの裏に抜け出したマスラスがボックス右からシュートを突き刺したが、オフサイドディレイによりゴールが認められず。
オフサイドに救われたスペインは直後の24分、左CKの混戦からボックス内でイニゴ・マルティネスがギアンヌリスに倒されると、主審はPKを宣告。このPKをサラビアが難なくゴール右隅に沈めた。

先制したスペインは36分にも、ボックス左手前でパスを受けたモラタが縦へ仕掛けるとボックス左深くから強烈なシュートを放ったが、これは相手GKの身を挺したセーブに弾かれた。迎えた後半、1点をリードするスペインは57分にサラビアとデ・トーマスを下げてダニ・オルモとロドリゴを投入。さらに65分には、ガビとモラタを下げてブスケッツとフォルナルスをピッチに送り出した。

その後も互いに決定機がないまま時間が経過。するとスペインはセットプレーからピンチを招く。79分、バイタルエリア左でFK獲得したギリシャはツィミカスの左クロスをゴール前のツァヴェラスが頭で合わせたが、シュートはゴール右に逸れた。

結局、最後まで互いにゴールは生まれず。サラビアのPK弾で逃げ切ったスペインが1-0で勝利。最終節のスウェーデン代表との直接対決に向けて弾みをつけた。

また同日に行われたグループB第9節のジョージア代表vsスウェーデン代表は、2-0でジョージアが勝利した。

グループ首位通過に王手をかけたいスウェーデンだったが、61分にセットプレーの混戦からクワラツヘリアにゴールネットを揺らされると、77分にも強引なドリブルでボックス内まで持ち上がったクワラツヘリアにシュートを決められ、万事休す。

この結果、ギリシャとの上位対決を制したスペインがグループ首位に浮上し、スウェーデンが2位へ後退。スペインに敗れた3位のギリシャは予選敗退が決定した。