山田大記の今季10点目で磐田が京都との首位攻防戦で勝利! しかし3位・長崎も勝利で今節の昇格はならず【明治安田J2第38節】

7日、明治安田生命J2リーグ第38節のジュビロ磐田vs京都サンガF.C.の一戦がヤマハスタジアム(磐田)で行われ、1-0で磐田が勝利した。

残り5試合となったJ2リーグ。2枠しかないJ1への昇格枠だが、首位の磐田は勝ち点80、2位の京都は勝ち点78となっており、結果次第では今節にも昇格が決定する可能性がある。

昇格に向けては3位のV・ファーレン長崎(勝ち点68)、4位のヴァンフォーレ甲府(勝ち点67)の結果が関わってくるが、互いに勝利をすることで大きく可能性を広げることとなる。
磐田は前節からスタメン2名を変更。松本昌也、大津祐樹が外れ、小川大貴、大森晃太郎が入った。対する京都は4名を変更。荻原拓也、三沢直人、イスマイラ、荒木大吾が外れ、白井康介、福岡慎平、宮吉拓実、ピーター・ウタカが入った。

昇格を懸けた首位攻防戦。2分、磐田は小川のパスを受けた山田がボックス内右からシュート。これはブロックされるが、浮き球を走り込んだルキアンがヘッド。しかし、これは枠に叩き込めない。対する京都は16分、左サイドから武田が遠目からクロスを上げると、走り込んだピーター・ウタカがヘディングで合わせるが、これも枠には飛ばない。

互いに序盤から攻める姿勢を見せる中、磐田は21分、小川がカットインから左足シュート。これは枠に飛ぶがGKがセーブする。

さらに36分、ボックス付近で細かくパスを繋ぎ、最後は山本がミドルシュートを放つが、GK清水がなんとかセーブする。磐田は42分にカウンター。山田のスルーパスに反応した鈴木がボックス左からグラウンダーのクロス。これをルキアンが押し込むだけだったが、武田が間一髪戻り、シュートを打たせない。

ゴールレスで迎えた後半、互いに交代選手なしで迎えると68分に京都はチャンス。磐田のCKの流れから、ロングスルーパスに抜け出した白井がボックス内でシュートも、必死に戻った大井と山本がブロック。ゴールを許さない。

京都は飯田に代えて荻原拓也、磐田は大森に代えて金子翔太を投入し流れを変えに行く。

終盤にかけて岩田が押し込むと、77分に遠藤の浮き球のパスに抜けた鈴木がボックス左からグラウンダーのクロス。これをヨルディ・ヴァイスがクリアするも、金子にあたり、最後は山田がボックス内から押し込み、磐田がついに先制する。

先制された京都は、左の武田から右サイドへと大きなサイドチェンジ。ボックス右からのクロスにウタカがファーサイドに飛び込みヘッドも、枠を捉えられない。

京都はここから猛攻。セットプレやクロスから磐田ゴールに迫ると、83分にはボックス内でヨルディ・ヴァイスが押し込むだけだったが、僅かに届かない。

京都は終盤にかけても猛攻を仕掛けると、アディショナルタイム4分に右サイドからのクロスにイスマイラがヘッド。しかし、枠を捉えられない。

結局そのまま磐田が1-0で勝利。しかし、3位の長崎が東京ヴェルディ0-3で勝利。磐田の今節での昇格は無くなった。

ジュビロ磐田 1-0 京都サンガF.C.
【磐田】
山田大記(後32)