トッテナム入りのコンテに期待寄せるベルゴミ氏「あのクラブでタイトルを獲れば最大の功績に」

インテルのレジェンドであるジュゼッペ・ベルゴミ氏がトッテナム指揮官に就任したアントニオ・コンテ監督について語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

昨シーズンまでインテルで指揮を執り、クラブに11年ぶりのスクデットをもたらしたコンテ監督だが、緊縮財政を推し進める上層部と決裂したこともあり、今夏に退任。その後はフリーの状態が続いていたが、2日にトッテナム指揮官への就任が発表された。

トッテナムはマウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で2018-19シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を果たした後は低迷し、今季もプレミアリーグ10試合を消化した現時点で5勝5敗の9位。上位陣から後れを取っている状況であり、コンテ監督の手腕にかかる期待は非常に大きい。
イタリア『スカイ』に出演した”ミスター・インテル”ことベルゴミ氏も、コンテ監督がどのように手腕を発揮するか見ていきたいとコメント。これまで同指揮官が率いてきたクラブと違い、タイトル数が非常に少ないトッテナムではカップ戦優勝でも素晴らしい功績になるだろうと語った。

「コンテが今シーズン中、トッテナムで何かを勝ち取ることはできないだろう。だが、彼が今シーズン、あるいは来シーズンにトッテナムでトロフィーを勝ち獲ったとしたら、それは彼にとって最大の功績として語り継がれるだろうね」「彼がこれまで指揮を執ってきたユベントスやチェルシー、インテルはすでにクラブのなかに勝利の伝統のようなものがあったと思う。しかし、トッテナムがリーグ戦で最後に何かを勝ち獲ってから、もうどれくらい経つだろうか?」

「私はリーグ戦だけでなく、ヨーロッパリーグ(EL)やヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)もトロフィーとして数えるべきだと思うよ。これらのいずれかを獲得できれば、成功と言えるだろうね」