【ECL第4節まとめ】初出場の中村敬斗が圧巻2発! 日本人4選手が先発出場!

2021.11.05 07:36 Fri
Getty Images
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)・グループステージの第4節が行われた。

今回の第4節では日本人選手4名の内、FW中村敬斗、DF菅原由勢、MF田中亜土夢、MF原口元気の全選手がスタメンでプレーした。
その中で圧巻の輝きを放ったのが、LASKリンツの中村だった。4戦目にしてグループステージ初出場を飾った中村はアラシュケルト(アルメニア)と対戦。左サイドで起用された中村は、試合序盤の12分に自らの縦パスを起点とした攻めからモンシェインのラストパスに3人目の動き出しで反応してボックス内へ抜け出すと、冷静にGKとの一対一を制し、今大会初ゴールを挙げた。

以降もチームが押し気味に試合を進める中で決定機に顔を出す中村は、1点リードで迎えた後半終了間際の87分にもボックス左で仕掛けたホン・ヒョンソクからのマイナスの折り返しを冷静に足元に収め、DFの股間を抜く技ありのシュートで決め切り、勝利を決定づける2点目とした。

そして、中村の2ゴールの活躍で連勝のLASKはグループA2位以上を確定させ、決勝トーナメント進出を決めた。
その中村と同じグループAに属する田中所属のヘルシンキは、グループ首位のマッカビ・テルアビブと対戦。ヒザの負傷が癒えて今大会初出場を飾った田中は58分までプレー。だが、チームは0-3で完敗し、2節を残して敗退が決定した。

また、AZの菅原はホームでクルージュと対戦。右サイドバックでフル出場した菅原は前回対戦同様に攻守両面で安定したパフォーマンスを披露。試合終盤には積極的な攻撃参加からチャンスにも顔を出した。そして、チームはカールションの1ゴール1アシストの活躍によって、前半の立ち上がり、後半終盤に奪ったゴールによって2-0の快勝。3連勝でグループD首位をキープした。

ウニオン・ベルリンの原口はフェイエノールト戦でフル出場を果たした。だが、前回対戦で敗れた首位チーム相手に前半を1-1のイーブンで終えたものの、後半半ば過ぎに勝ち越しを許すと、試合終盤にはトリメル、トイヒャートが続けて退場となり、最後は9人での戦いに。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、連敗のチームはグループE最下位に低迷している。

なお、第4節終了時点で突破を決めたのは、グループAのマッカビ・テルアビブ、LASKリンツの2チームにグループBのヘント、グループHのカラバフとバーゼルの2チームの合計5チームとなった。

◆ECL第4節 結果一覧

【グループA】
マッカビ・テルアビブ(イスラエル) 3-0 ヘルシンキ(フィンランド)
※田中亜土夢は58分までプレー

LASKリンツ(オーストリア) 2-0 アラシュケルト(アルメニア)
※中村敬斗はフル出場し2ゴール

【グループB】
ヘント(ベルギー) 1-1 パルチザン・ベオグラード(セルビア)
フローラ(エストニア) 2-2 アノルトシス(キプロス)

【グループC】
ローマ(イタリア) 2-2 ボデ/グリムト(ノルウェー)
ゾリャ(ウクライナ) 2-0 CSKAソフィア(ブルガリア)

【グループD】
AZ(オランダ) 2-0 クルージュ(ルーマニア)
※菅原由勢はフル出場

ラナース(デンマーク) 2-2 ヤブロネツ(チェコ)

【グループE】
ウニオン・ベルリン(ドイツ) 1-2 フェイエノールト(オランダ)
※原口元気はフル出場
※遠藤渓太は登録メンバー外

スラビア・プラハ(チェコ) 1-0 マッカビ・ハイファ(イスラエル)

【グループF】
PAOK(ギリシャ) 1-2 コペンハーゲン(デンマーク)
※香川真司は登録メンバー外

リンカーン(ジブラルタル) 1-4 スロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)

【グループG】
トッテナム(イングランド) 3-2 フィテッセ(オランダ)
スタッド・レンヌ(フランス) 1-0 ムラ(スロベニア)

【グループH】
オモニア(キプロス) 1-1 バーゼル(スイス)
カイラト(カザフスタン) 1-2 カラバフ(アゼルバイジャン)
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