最下位横浜FCがドローで残留遠のく…鳥栖も6戦未勝利に【明治安田J1第34節】

2021.11.03 16:23 Wed
明治安田生命J1リーグ第34節、横浜FCvsサガン鳥栖が3日にニッパツ三ツ沢球技場で行われ、0-0のドローに終わった。

前節、残留を争う湘南ベルマーレに1-2で敗れ、残り5試合を1つも落とせない状況の最下位横浜FCは負傷のガブリエウがメンバー外に。マギーニョも先発から外れ、前嶋が3試合ぶりのスタメンに名を連ねた。

対する7位鳥栖は直近5試合で勝利なしと絶不調。巻き返しを狙うべく、久々の先発となった田代をはじめ、前節のガンバ大阪戦から5名変更した。
序盤はホームチームが押し込む展開が続くも、最初にチャンスを迎えたのは鳥栖。13分、左CKの場面で樋口の供給したボールに、ボックス内中央でフリーになっていた田代が頭で頭で合わせるが、ゴール右に逸れてしまう。

対する横浜FCも15分、松尾が前線からプレスを仕掛け、ボールがこぼれると、一気にアラン・ミネイロが相手GKと一対一の場面に。これは相手GKに処理され、こぼれ球を拾った瀬古がシュートを放つも、相手DFにブロックされてしまう。
その後はリズムを掴んだ鳥栖がボールを握る時間が続き、37分には決定機が生まれる。樋口のスルーパスで裏に抜け出した酒井がボックス左からファーサイドを狙ったシュート。しかし、これはゴール右に外れた。

攻め続けるアウェイチームには38分にもシュートシーン。センターサークル付近でボールを奪取した大畑が果敢なドリブルで一気に持ち上がり、ボックスに侵入。左足を振り抜くも、相手GKにキャッチされてしまう。

試合を折り返しても鳥栖の攻勢は続く。51分、ボックス内の樋口からバックパスを受けた仙頭が左足のシュートを放つも、これは相手DFのブロックに遭う。

ここまで中々チャンスを作れない横浜FCだったが、63分にボックス手前中央でボールを受けたサウロ・ミネイロがボックス右でフリーになっていたジャーメイン良にパス。後ろから相手DFに寄せられながらも、ダイレクトで左足を振り抜いたが、これは相手GKの正面に飛んだ。

終盤に入って、そろそろ先制点を挙げたいアウェイチームは84分、右CKの場面で樋口がボックス内中央に高めのボールを供給。山下がマークを外しながら頭で合わせるも、枠の上に外れた。

鳥栖の攻撃を凌ぐ展開が続いた横浜FCだったが、後半アディショナルタイムにはこの試合一番の決定機が生まれる。右サイドの敵陣浅い位置から中村がクロスを上げると、相手DFに跳ね返されるも、こぼれたところに走り込んだアルトゥール・シルバが右足のダイレクトシュート。強烈なボールは、ゴールに突き刺さると思われたが、わずかに枠の左に外れた。

結局、試合は0-0のまま終了。残留に向けて勝ち点「3」を獲得できなかった横浜FC、直近6戦未勝利となった鳥栖ともに痛いゴールレスドローとなった。

横浜FC 0-0 サガン鳥栖

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