ベンゼマ不在のマドリーでヴィニシウスが輝く! 2ゴールでエルチェに勝利《ラ・リーガ》
2021.10.30 22:58 Sat
レアル・マドリーは30日、ラ・リーガ第12節でエルチェとのアウェイ戦に臨み、1-2の勝利を収めた。
1週間前の第10節では満身創痍のバルセロナを易々と下したマドリーだが、3日前の第11節オサスナ戦ではゴールレスドローに。クラシコ制覇に水をさす結果となってしまった。
今節は4日後に控えるチャンピオンズリーグのシャフタール・ドネツク戦に向けても勢いをつけたい一戦。開始早々にロドリゴが古巣戦のGKキコ・カシージャを強襲する強烈なミドルシュートでエルチェを牽制する。
しかし、18分にそのロドリゴにアクシデントが発生。足を痛めてアセンシオとの交代を余儀なくされた。それでも22分、敵陣で相手のパスをカットしたクロースが素早く前線へ送ると、ボックス手前のマリアーノが巧みな踵でのワンタッチで左に流す。最後はボックス左でフリーとなったヴィニシウスが仕上げて、マドリーが先制に成功した。
続く26分には、度々右サイドに流れているモドリッチの右足アウトサイドを使った縦パスにマリアーノが抜け出しボックス右へ侵攻。DFを抜いてフィニッシュまで持ち込んだが、角度が小さく、シュートは外のサイドネットを叩いた。
後半の立ち上がりにかけてもエルチェペースが継続。シュートこそないものの、幾度となくマドリーの守備陣を脅かしていく。しかし63分、攻撃から守備への切り替えのシーンで、ボールを持ったクロースに対してスライディングタックルを仕掛けたラウール・グティが2枚目のイエローカードで退場に。攻勢だったところに痛恨の退場となってしまった。
このタイミングでマドリーは、今季初先発のマルセロとL・バスケスをF・メンディとカルバハルに変更し、両サイドバックを入れ替える。そして、退場を機にエルチェの勢いは消失。こうなると自力で勝るマドリーが優位に立つ。
73分、敵陣でやや下がりながらセンターサークル付近でパスを受けたクロースが、ダイレクトでボックス左て前のモドリッチへ縦パスをつける。そこから素早くボックス左にスルーパスを送ると、走り込んだヴィニシウスが相手に体をぶつけられながらも、飛び出してきたGKを嘲笑うチップキックを流し込み、追加点を決めた。
その後、ヴィニシウスは84分にお役御免でアザールと交代。同時にモドリッチも下がり、カマヴィンガが投入され、試合を締めにかかる。しかし、まさかのところに落とし穴が待ち受けていた。
86分、自陣でカゼミロが出した横パスがベネデットに引っかかりボールをロスト。さらにそのこぼれ球がボックス内に流れ、拾ったペレ・ミジャに1点を奪われてしまった。
この失点から暗雲が立ち込めてきたマドリー、後半アディショナルタイムには一本のスルーパスからピンチになりかけたが、カゼミロが汚名返上となるスライディングタックルで未然に阻止。このプレーで顔面に相手の足が入ってしまったカゼミロは鼻血を出してしまったが、この間に試合終了のホイッスルが鳴り響き、マドリーが勝利。ヴィニシウスの2ゴールでなんとか逃げ切った。
1週間前の第10節では満身創痍のバルセロナを易々と下したマドリーだが、3日前の第11節オサスナ戦ではゴールレスドローに。クラシコ制覇に水をさす結果となってしまった。
今節は4日後に控えるチャンピオンズリーグのシャフタール・ドネツク戦に向けても勢いをつけたい一戦。開始早々にロドリゴが古巣戦のGKキコ・カシージャを強襲する強烈なミドルシュートでエルチェを牽制する。
続く26分には、度々右サイドに流れているモドリッチの右足アウトサイドを使った縦パスにマリアーノが抜け出しボックス右へ侵攻。DFを抜いてフィニッシュまで持ち込んだが、角度が小さく、シュートは外のサイドネットを叩いた。
対して、今季3勝目を狙うエルチェも得点の雰囲気を漂わせる中、40分手前にはボジェの強烈なミドルシュートがGKクルトワを強襲。直後には、ボジェが右サイドの高い位置でアラバからボールを奪い、折り返しのクロスを供給。相手に当たって浮き球となったところをテクニシャン・パストーレがバックヒールで繋げ、最後はルーカス・ペレスがシュート。ボックス右でフリーとなっていたが、ジャストミートできずシュートは左へ逸れていった。
後半の立ち上がりにかけてもエルチェペースが継続。シュートこそないものの、幾度となくマドリーの守備陣を脅かしていく。しかし63分、攻撃から守備への切り替えのシーンで、ボールを持ったクロースに対してスライディングタックルを仕掛けたラウール・グティが2枚目のイエローカードで退場に。攻勢だったところに痛恨の退場となってしまった。
このタイミングでマドリーは、今季初先発のマルセロとL・バスケスをF・メンディとカルバハルに変更し、両サイドバックを入れ替える。そして、退場を機にエルチェの勢いは消失。こうなると自力で勝るマドリーが優位に立つ。
73分、敵陣でやや下がりながらセンターサークル付近でパスを受けたクロースが、ダイレクトでボックス左て前のモドリッチへ縦パスをつける。そこから素早くボックス左にスルーパスを送ると、走り込んだヴィニシウスが相手に体をぶつけられながらも、飛び出してきたGKを嘲笑うチップキックを流し込み、追加点を決めた。
その後、ヴィニシウスは84分にお役御免でアザールと交代。同時にモドリッチも下がり、カマヴィンガが投入され、試合を締めにかかる。しかし、まさかのところに落とし穴が待ち受けていた。
86分、自陣でカゼミロが出した横パスがベネデットに引っかかりボールをロスト。さらにそのこぼれ球がボックス内に流れ、拾ったペレ・ミジャに1点を奪われてしまった。
この失点から暗雲が立ち込めてきたマドリー、後半アディショナルタイムには一本のスルーパスからピンチになりかけたが、カゼミロが汚名返上となるスライディングタックルで未然に阻止。このプレーで顔面に相手の足が入ってしまったカゼミロは鼻血を出してしまったが、この間に試合終了のホイッスルが鳴り響き、マドリーが勝利。ヴィニシウスの2ゴールでなんとか逃げ切った。
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