京都、10人の山口に勝ち切れず…最後はミスジャッジに泣く【明治安田J2第35節】
2021.10.24 17:00 Sun
明治安田生命J2リーグ第35節の6試合が24日に各地で行われた。
前日に試合のあった磐田が愛媛に引き分けたため、首位浮上のチャンスが巡ってきた2位の京都(勝ち点71)は、ホームに残留争い中の山口(勝ち点34)を迎えた。先にゴールに迫ったのは山口。16分の左CKのシーン、池上が右足でインスイングのクロスを上げると、ニアで高木が頭でフリックし、ファーサイドで渡部が飛び込むが、GKに止められ惜しくもゴールならず。
対する京都のチャンスもCKから。20分、荻原の右CKに川崎が合わせにいくが、上手く頭に当てられず、シュートはやや右に逸れた。34分には、波状攻撃からヨルディ・バイスのボレーシュートが飛び出すが、ここは相手に当たって枠に飛ばせず。
ゴールレスで迎えた後半、立ち上がりに京都が試合を動かす。47分、飯田が自陣右サイドから斜めにパスを入れると、これは相手にカットされるが、その浮き玉を荒木がヘディングで前方へ。これで最終ラインを破った宮吉が、最後はボックス手前右からループシュートを決めて先制点を挙げた。
さらに、56分には山口の菊池が2枚目のイエローカードで退場に。これで大きく有利となった京都は、72分にウタカがビッグチャンスを迎えるが、GKも躱して放ったシュートは、ヘニキのスーパーブロックに遭ってしまう。
実力差や数的状況を考えても負けられない京都。89分に相手のゴールキックを跳ね返し攻撃へ移行。左に開いたウタカへの展開から、折り返しをイスマイラが落として最後はヨルディ・バイスがボックス右からシュート。クロスバーに直撃し、下に跳ね返ったボールはバウンドして手前に戻ってノーゴールに。しかし、リプレイを見るとゴールラインを越えており、京都はミスジャッジに泣くこととなった。
結局試合は1-1で終了。京都と首位磐田の勝ち点差は2ポイントのまま変わらなかった。
水戸vs岡山の中位対決は劇的な幕切れに。ゴールレスで折り返した後半の立ち上がりに、岡山のミッチェル・デュークがイエローカードを受けると、55分にクロスに飛び込んだ同選手と、飛び出してきたGK小澤が交錯。このプレーで2枚目のイエローカードが提示され、退場となってしまった。
数的有利となった水戸は、その後は次々と岡山ゴールに迫るも、GK小澤の好セーブもあり、なかなかネットが揺らせない。それでもアディショナルタイムに入った92分、相手のクリアボールを高い位置で奪い返し、松崎がボックス右から右足でシュートを決めた。
待望のゴールで勝利を確信する水戸。しかし、その2分後の94分、岡山も相手のクリアボールをすぐに回収し、ボックス手前左でパスを受けた石毛が右足一閃。これがゴール左に突き刺さり、試合は劇的な形でドロー決着となった。
◆第35節
▽10/24(日)
水戸ホーリーホック 1-1 ファジアーノ岡山
東京ヴェルディ 1-5 ジェフユナイテッド千葉
FC町田ゼルビア 0-0 栃木SC
京都サンガF.C. 1-1 レノファ山口
相模原SC 1-1 ツエーゲン金沢
松本山雅FC 1-2 FC琉球
▽10/23(土)
モンテディオ山形 1-0 ザスパクサツ群馬
大宮アルディージャ 3-1 ギラヴァンツ北九州
ヴァンフォーレ甲府 2-1 V・ファーレン長崎
アルビレックス新潟 1-2 ブラウブリッツ秋田
ジュビロ磐田 2-2 愛媛FC
前日に試合のあった磐田が愛媛に引き分けたため、首位浮上のチャンスが巡ってきた2位の京都(勝ち点71)は、ホームに残留争い中の山口(勝ち点34)を迎えた。先にゴールに迫ったのは山口。16分の左CKのシーン、池上が右足でインスイングのクロスを上げると、ニアで高木が頭でフリックし、ファーサイドで渡部が飛び込むが、GKに止められ惜しくもゴールならず。
ゴールレスで迎えた後半、立ち上がりに京都が試合を動かす。47分、飯田が自陣右サイドから斜めにパスを入れると、これは相手にカットされるが、その浮き玉を荒木がヘディングで前方へ。これで最終ラインを破った宮吉が、最後はボックス手前右からループシュートを決めて先制点を挙げた。
さらに、56分には山口の菊池が2枚目のイエローカードで退場に。これで大きく有利となった京都は、72分にウタカがビッグチャンスを迎えるが、GKも躱して放ったシュートは、ヘニキのスーパーブロックに遭ってしまう。
これで士気を高めたアウェイの山口は不利な状況から立ち上がる。79分、佐藤謙介の自陣右サイドからのロングボールに抜け出した草野がGKとの一対一を制して同点に。シンプルな攻撃で点を奪った。
実力差や数的状況を考えても負けられない京都。89分に相手のゴールキックを跳ね返し攻撃へ移行。左に開いたウタカへの展開から、折り返しをイスマイラが落として最後はヨルディ・バイスがボックス右からシュート。クロスバーに直撃し、下に跳ね返ったボールはバウンドして手前に戻ってノーゴールに。しかし、リプレイを見るとゴールラインを越えており、京都はミスジャッジに泣くこととなった。
結局試合は1-1で終了。京都と首位磐田の勝ち点差は2ポイントのまま変わらなかった。
水戸vs岡山の中位対決は劇的な幕切れに。ゴールレスで折り返した後半の立ち上がりに、岡山のミッチェル・デュークがイエローカードを受けると、55分にクロスに飛び込んだ同選手と、飛び出してきたGK小澤が交錯。このプレーで2枚目のイエローカードが提示され、退場となってしまった。
数的有利となった水戸は、その後は次々と岡山ゴールに迫るも、GK小澤の好セーブもあり、なかなかネットが揺らせない。それでもアディショナルタイムに入った92分、相手のクリアボールを高い位置で奪い返し、松崎がボックス右から右足でシュートを決めた。
待望のゴールで勝利を確信する水戸。しかし、その2分後の94分、岡山も相手のクリアボールをすぐに回収し、ボックス手前左でパスを受けた石毛が右足一閃。これがゴール左に突き刺さり、試合は劇的な形でドロー決着となった。
◆第35節
▽10/24(日)
水戸ホーリーホック 1-1 ファジアーノ岡山
東京ヴェルディ 1-5 ジェフユナイテッド千葉
FC町田ゼルビア 0-0 栃木SC
京都サンガF.C. 1-1 レノファ山口
相模原SC 1-1 ツエーゲン金沢
松本山雅FC 1-2 FC琉球
▽10/23(土)
モンテディオ山形 1-0 ザスパクサツ群馬
大宮アルディージャ 3-1 ギラヴァンツ北九州
ヴァンフォーレ甲府 2-1 V・ファーレン長崎
アルビレックス新潟 1-2 ブラウブリッツ秋田
ジュビロ磐田 2-2 愛媛FC
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