「前半戦の山場」大一番を前にFW大迫勇也が予選を語る「良い形で試合に入ることが大事」

日本代表は5日、サウジアラビアのジッダでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けた活動2日目を迎えた。

前日に全選手がチームに合流。PCR検査でも全選手の陰性が確認され、5日のトレーニングからは全員が参加できる状態となった。

合宿2日目のトレーニングの前にFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)がメディアのオンライン取材に応対した。
これまでもサウジアラビアと何度か対戦している大迫。印象については「個の能力は上がってきているチームだと思いますし、ヨーロッパの監督が色々と規律だったり戦術だったりをチームに落とし込んでいる印象はあります」とコメント。チームとして力をつけていると語った。

2019年1月のアジアカップでは相手にポゼッションされての戦いについては「試合に入ってみないと分からない部分は多いですし、僕らもボールを保持したい思いがあるので、そこはチームの中でしっかり話して、どういう入りをしていくかなのか、チームとして共有しておかなければいけないところだと思います」と語り、改めてチームで確認していく必要があると語った。その上で、大事な2試合に向けてチームに言えることについては「全員わかっていると思いますし、僕らが置かれている状況、サウジとオーストラリアが先月2連勝しているので、しっかりとここでこの2チームを僕らが叩かないといけないと思っていると思います」とし、「危機感というか、全選手が同じ方向を向いて、良い形で試合に入ることが大事だなと思っています」と語った。

大一番の2試合については「位置付けとしては、最終予選の前半戦の山場かなと思っています」と語り、「ここでしっかり結果を出せればW杯にも近づけますし、結果が出なければW杯が厳しくなりますし、全選手が理解していると思います。ここでしっかりと自分たちのプレーを出すこと、結果を出し切れるように最高の準備をしたいと考えています」とし、準備をしっかりとして勝ちに行くと語った。

最近のサウジアラビア戦では僅差の試合が多くなる。攻撃面のポイントについては「前線の選手だけじゃなく、チームとしてしっかりと得点を重ねていかなければいけないですし、チームとしてしっかりと失点を無くしていかなければいけないです」と語り、「個人の力もそうですが、意思統一というかチームとしてしっかり戦わないと勝てないチームなので、試合前にしっかりと整理したいです」と、チームとして戦っていきたいと語った。