ローマがファラオーネの2戦連発弾でGS2連勝! 今季初出場のダルボエが好アピール《ECL》
2021.10.01 03:53 Fri
ローマは9月30日、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)・グループC第2節でウクライナのゾリャと敵地で対戦し、3-0で快勝した。
CSKAソフィアとの開幕戦を5-1の大勝で飾ったローマは、2連勝を懸けてゾリャと対戦した。先週末に行われたラツィオとのデルビーを2-3で落とし、今季リーグ戦2杯目を喫したモウリーニョ率いるチームは、バウンスバックを図るこの一戦で先発7人を変更。デルビーを出場停止で欠場したペッレグリーニやいずれも今季初先発となるクンブラ、ダルボエが起用され、最前線はエイブラハムに替わってショムロドフが務めた。
試合は開始早々にローマがゴールをこじ開ける。7分、相手陣内中央でボールを受けたダルボエが最終ラインの背後へ動き出したエル・シャーラウィへタイミング、スピード共に完璧なスルーパスを供給。そして、ラインブレイクに成功したエル・シャーラウィが冷静にボックス内でGKをかわして無人のゴールへシュートを流し込んだ。
今季初出場のダルボエのお膳立てからエル・シャーラウィのECL2試合連続ゴールで先手を奪ったローマは、以降しばらくは反撃を見せるホームチームを前に受けに回る状況が続くが、DFスモーリングとGKルイ・パトリシオを中心に危なげなく凌ぐ。逆に、22分にはカウンターからエル・シャーラウィがボックス手前左の得意の位置から右足のカットインシュートを枠の右隅へ飛ばすが、これは相手GKのファインセーブに遭う。
その後、28分と29分にもペッレグリーニの絶妙なお膳立てからエル・シャーラウィ、ショムロドフと続けて2点目のチャンスが転がり込むが、相手GKの好守に遭う。以降は行ったり来たりのイーブンな展開に持ち込まれたが、相手の崩しの精度の低さもあり、1点リードで試合を折り返した。
すると、交代直後にはダルボエの密集をこじ開ける鮮やかな仕掛けからのフィニッシュに、エイブラハムの右ポスト直撃のシュートと立て続けに決定機を創出。そして、66分にはペッレグリーニの左CKをニアのクリスタンテが頭でフリックすると、ゴール前に詰めたスモーリングが頭で合わせ、待望の追加点を奪取。
さらに、畳みかけるアウェイチームは68分にペッレグリーニ、ザニオーロがボックス内で連携を見せると、相手DFがクリアし損ねたボールにゴール前で反応したエイブラハムが冷静にゴールネットへ蹴り込む。エイブラハムはオフサイドポジションにいたものの、主審はDFの意図的なプレーと判断し、ゴールを支持した。
これで勝利を確実なものとしたローマは、殊勲のダルボエ、エル・シャーラウィ、ペッレグリーニを下げてディアワラ、ビジャール、マジョラルと出場機会が少ない選手たちに出番を与える。
その後、試合終盤の相手の猛攻をGKパトリシオの好守などで凌いだローマが敵地で3-0の快勝。デルビー敗戦からのリバウンドメンタリティを示すと共に、グループステージ2連勝を飾った。
ゾリャ 0-3 ローマ
【ローマ】
エル・シャーラウィ(7分)
スモーリング(66分)
エイブラハム(68分)
CSKAソフィアとの開幕戦を5-1の大勝で飾ったローマは、2連勝を懸けてゾリャと対戦した。先週末に行われたラツィオとのデルビーを2-3で落とし、今季リーグ戦2杯目を喫したモウリーニョ率いるチームは、バウンスバックを図るこの一戦で先発7人を変更。デルビーを出場停止で欠場したペッレグリーニやいずれも今季初先発となるクンブラ、ダルボエが起用され、最前線はエイブラハムに替わってショムロドフが務めた。
試合は開始早々にローマがゴールをこじ開ける。7分、相手陣内中央でボールを受けたダルボエが最終ラインの背後へ動き出したエル・シャーラウィへタイミング、スピード共に完璧なスルーパスを供給。そして、ラインブレイクに成功したエル・シャーラウィが冷静にボックス内でGKをかわして無人のゴールへシュートを流し込んだ。
その後、28分と29分にもペッレグリーニの絶妙なお膳立てからエル・シャーラウィ、ショムロドフと続けて2点目のチャンスが転がり込むが、相手GKの好守に遭う。以降は行ったり来たりのイーブンな展開に持ち込まれたが、相手の崩しの精度の低さもあり、1点リードで試合を折り返した。
後半も優勢に試合に入ったローマはエル・シャーラウィ、カルレス・ペレスの両翼の仕掛けから追加点を目指すが、早い時間帯のゴールとはならず。62分にはショムロドフとカルレス・ペレスを下げてエイブラハムとザニオーロを同時投入。
すると、交代直後にはダルボエの密集をこじ開ける鮮やかな仕掛けからのフィニッシュに、エイブラハムの右ポスト直撃のシュートと立て続けに決定機を創出。そして、66分にはペッレグリーニの左CKをニアのクリスタンテが頭でフリックすると、ゴール前に詰めたスモーリングが頭で合わせ、待望の追加点を奪取。
さらに、畳みかけるアウェイチームは68分にペッレグリーニ、ザニオーロがボックス内で連携を見せると、相手DFがクリアし損ねたボールにゴール前で反応したエイブラハムが冷静にゴールネットへ蹴り込む。エイブラハムはオフサイドポジションにいたものの、主審はDFの意図的なプレーと判断し、ゴールを支持した。
これで勝利を確実なものとしたローマは、殊勲のダルボエ、エル・シャーラウィ、ペッレグリーニを下げてディアワラ、ビジャール、マジョラルと出場機会が少ない選手たちに出番を与える。
その後、試合終盤の相手の猛攻をGKパトリシオの好守などで凌いだローマが敵地で3-0の快勝。デルビー敗戦からのリバウンドメンタリティを示すと共に、グループステージ2連勝を飾った。
ゾリャ 0-3 ローマ
【ローマ】
エル・シャーラウィ(7分)
スモーリング(66分)
エイブラハム(68分)
ローマの関連記事
UEFAカンファレンスリーグの関連記事
|
ローマの人気記事ランキング
1
ローマが来季アンチェロッティ招へい目指す? “夢物語”もラニエリが理想的な自身の後任とみなす
ローマが来シーズンの新指揮官としてクラブレジェンドの招へいを夢見ている。 今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチと2人の指揮官をすでに解任し、現在はクラウディオ・ラニエリ監督の下で厳しいシーズンを戦うローマ。 ただ、ラニエリ監督は今シーズン限りで退任予定となっており、退任後はクラブアドバイザーとして残留するレジェンドは来シーズンの新指揮官の選考にも深く関与している。 イタリア『トゥット・スポルト』によれば、ラニエリ監督は自身の後任としてセリエAを熟知し、且つ経験豊富なイタリア人指揮官の招へいを希望しているという。 そして、実現の可能性は別として理想的な候補として、現役時代にカピターノを務め、スクデット獲得に貢献し、現在はレアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督の招へいを目指しているようだ。 アンチェロッティ監督とマドリーの現行契約は2026年まで残っているが、今シーズンの戦績次第で来夏にクラブを離れる可能性は十分にある。 一方で、マドリー退任後に監督業引退の意向を示しているが、未だにクラブに対する愛情が深いジャッロロッシからオファーが届いた場合、監督業継続を選択する可能性もある。 現時点でアンチェロッティ監督の招へいは現実的ではないものの、ラニエリ監督との長年に渡る良好な関係性、過去にジョゼ・モウリーニョ招へいを実現させたオーナーのフリードキン・ファミリーの交渉力を武器に、夢物語を現実とする可能性はありそうだ。 2024.12.20 19:10 Fri2
ディバラに今冬退団の可能性…ガラタサライ行きに前向きか
ローマのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(31)にガラタサライ移籍の可能性が浮上している。 今夏の移籍市場ではサウジアラビアのアル・カーディシーヤ行きが決定的とみられたなか、土壇場の翻意によってローマ残留が決定したディバラ。 以降は徐々にコンディションを取り戻し、ここまでは公式戦18試合に出場しているが、2ゴール1アシストと大不振のチームとともに低調な数字にとどまっている。 そんななか、今シーズン終了までとなっているローマとの契約に関しては、設定された出場試合数を満たした場合、年俸700万ユーロ(約11億3000万円)での自動更新というオプションが存在するが、クラブサイドはここにきて費用対効果の悪いエースと袂を分かつ決断へ気持ちが傾いている模様だ。 そして、そのディバラに対しては同胞FWマウロ・イカルディが長期離脱中で、ナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの去就が不透明なガラタサライが接近中。 ガラタサライで副会長を務めるメティン・オズトゥルク氏はトルコ『Webaslan』で、「1月の移籍期間中は、人が出入りするだろう。オカン・ホジャとスカウトチームの要請に沿って進むだろう。ディバラ? 両者の間に接触があることは知っている。クラブが興味を持つのは当然だ。フットボーラーなら誰でも、ガラタサライのような大きな目標を持つチームでプレーしたいと願っている」と、ディバラの代理人サイドとの接触を認めている。 また、イタリア『Il Tempo』はディバラと代理人サイドが、ガラタサライからの最新のオファーを検討していると報道。 イスタンブールの名門は今冬に再発動となる1300万ユーロ(約20億9000万円)の契約解除条項行使は考えていないが、ディバラに対しては年俸1000万ユーロ(約16億1000万円)程度の高額オファーを掲示しているようだ。 ディバラ自身に今冬チームを離れる意思は強くないものの、ローマの出方次第で年明けにクラブを離れる可能性は十分にあるようだ。 2024.12.18 17:15 Wed3
「帰属意識や競争心が必要」監督交代くり返し低迷のローマ…ラニエリ監督は現状に危機感「上手くやらないと、一流の監督を引き付けることなど…」
ローマのクラウディオ・ラニエリ監督は、現在のチーム状況に危機感を覚えている。 今シーズン、すでに2度の監督交代を断行しているローマ。開幕スタートダッシュに失敗すると、クラブはレジェンドだったダニエレ・デ・ロッシ監督を早々に見切る決断を下したが、後任として招いたイバン・ユリッチ監督もチームを立て直せず、11月に解任となった。 ファンからの怒りと不満もピークに達していたローマは、チームを立て直すためラニエリ監督を招へい。ローマ生まれにして生粋のロマニスタであり、選手・監督としてクラブを知り抜く老将に再建を託す形となった。 しかし、3人目の指揮官の下でもチームは復調ならず、セリエAの直近4試合で1勝3敗。先週末に行われた第16節のコモ戦も0-2で敗れ、12位に低迷している。 18日に行われたコッパ・イタリア・ラウンド16こそセリエBのサンプドリアに勝利したものの、ラニエリ監督はイタリア『メディアセット』にて現状に満足せず。チームとして改善しなければ、来シーズン以降にトップクラスの指揮官を招くことは困難だと警鐘を鳴らしている。 「我々は今、良い時期を過ごしているわけではない。そうでなければ、クラブは私に電話をしなかっただろうしね」 「コモ戦の後半は反撃しなければならず、そこでチームは決意と勝ちに行く意欲を見せていた。選手たちは高いクオリティを持っているが、フットボールではそれだけで素晴らしいことができるわけではない。クオリティだけでなく、帰属意識や競争心も必要だ」 「全体的に、コモ戦はチームとしてのプレーができず、走力も足りずだった。酷い印象を与えてしまったと思う」 「我々はリーグに集中している。そこで上手くやらなければ、一流の監督を引き付けることなどできない」 2024.12.19 11:55 Thu4
ミラノ勢がローマ勢と激突!コッパ・イタリア準々決勝の対戦カード決定
コッパ・イタリア準々決勝の組み合わせ抽選会が19日に行われ、ベスト8の4カードが決定した。 同日に終了したラウンド16では、PK戦の末にエンポリに敗れたフィオレンティーナを除いて、ラウンド16から参加のセリエA上位クラブが順当に勝ち上がった。 今回決定した準々決勝では、ミラノ勢がローマ勢と激突する。インテルが前ラウンドで強豪ナポリを下したラツィオとアウェイで、ミランがローマとホームで対戦する。 ディフェンディングチャンピオンで最多15回の優勝を誇るユベントスはエンポリと、今季セリエAで首位を走るアタランタはボローニャとの対戦が決まった。 なお、準々決勝は2025年2月に開催予定だ。 ◆コッパ・イタリア準々決勝 対戦カード ユベントス vs エンポリ アタランタ vs ボローニャ ミラン vs ローマ インテル vs ラツィオ 2024.12.20 10:40 Fri5