「今日の審判がベストだったとは思えない」終了間際のPKでCL2連敗のミラン…指揮官は判定に不満

2021.09.29 12:53 Wed
Getty Images
ミランステファノ・ピオリ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での敗北に失望感を露わにした。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

ミランは28日に行われたCLグループB第2節でアトレティコ・マドリーと対戦。前節リバプールに敗れるも好パフォーマンスを見せたチームは、この日も立ち上がりから相手を圧倒し、FWラファエウ・レオンのゴールで先制に成功した。しかし、その後29分にMFフランク・ケシエが退場すると状況は一変し守勢に回ることに。終盤まで守備陣が奮闘したものの、84分に同点とされると後半アディショナルタイムには微妙な判定からPKを献上し、1-2で敗れた。

この結果、CL連敗となったミランはグループステージ最下位となっており、決勝トーナメント進出が遠ざかっている。
試合後にピオリ監督は、2試合続けて内容に見合った結果を得られていないことに落胆。チームは着実な成長を遂げているものの、まだ何かが足りないと嘆いた。

「怒りではなく、失望している。非常に強いチームを相手にもう少しで良い結果を得られるところだったからこその失望だ。最初の失点はエリア内に多くの選手がいたのだから、もう少し注意を払うべきだった。選手たちは重要な努力をしてくれたことを考えると、この結果は申し訳なくなる。それに、順位が複雑な状況になってしまうね」
「レッドカードといくつかのナイーブさを除けば、前半30分は素晴らしいサッカーをしていた。その後、相手が多くの選手を使って攻撃してくると、数的不利な我々は劣勢になってしまった。これはファンにとっても選手にとっても残念なことだ。アトレティコより良いプレーをして、自信を持って試合に臨むこともできたが、トップに立つにはまだ何か足りない」

また、ピオリ監督はこの試合で笛を吹いた主審への不満を吐露。特に最後のPKでは、ハンドを取られたDFピエール・カルルより先にアトレティコのMFトマ・レマルの手にボールが当たっているように見えたが、VARでも判定が覆らなかったのは間違いだったと語っている。

「PKについて? 最初にボールに手で触れたのはレマルだったと思うがね。ケシエの退場? 私にはわずか30分で2枚目のイエローカードを出すほどのものには見えなかった。今日の審判は、フィールド上でベストだったとは思えない」

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アーセナルは11日、2025-26シーズンに向けたプレシーズンに関して、シンガポールを訪れることを発表した。 すでに、7月31日(木)の19時30分から香港でトッテナム・ホットスパーとのノース・ロンドン・ダービーを戦うことを発表していたアーセナル。その前にシンガポールを訪れ、2試合を戦うこととなる。 7月23日(水)にはミランと対戦。同27日(日)には、ニューカッスル・ユナイテッドと対戦することを発表した。どちらの試合も、5万5000人を収容するナショナルスタジアムで開催される。 アーセナルがシンガポールを訪れるのは2018年以来7年ぶり。2015年にも訪れており、3度目となる。 クラブのマネージング・ディレクターを務めるリチャード・ガーリック氏は今回のプレシーズンツアーについてコメントしている。 「7月にシンガポールに戻り、2つの優れた相手と対戦し、多くの素晴らしいサポーターと会えることを嬉しく思う」 「男子ファーストチームの選手たちは2015年と2018年にシンガポール遠征を行い、印象的なナショナルスタジアムでプレーして素晴らしい思い出を作った。今年も再びこの競技場に戻ってくる」 「この遠征は、この美しい地域のサポーターとつながる機会を与えてくれる。ミランとニューカッスル・ユナイテッドとの2試合は、エキサイティングな試合になることが確実で、新シーズンに向けて選手たちに質の高い準備をもたらすだろう」 なお、トッテナムとのダービーを含め3試合でプレシーズンのツアーは終了。その後ロンドンに戻り、8月16日(土)に開幕するプレミアリーグへ準備を進めるという。 2025.04.11 14:25 Fri
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ミラン移籍が大当たり? オランダ代表で序列高めるラインデルスをOB絶賛「本当に完成度が高い」

ミランのMFタイアニ・ラインデルス(25)は、オランダ代表の替えが効かない存在となりつつある。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 今季AZからキャリア初の国外移籍でミランへステップアップしたラインデルス。インドネシアの血を引く25歳は出場停止1試合、サブ1試合の計2試合を除き、公式戦39試合出場とフル稼働中だ。 オランダ代表はミラン加入後の昨年9月に初キャップを飾り、そこから22日の国際親善試合・スコットランド代表戦まで7試合連続出場…この一戦、ラインデルスは代表初得点を含む1ゴール1アシストと結果を残している。 これを受けてマン・オブ・ザ・マッチに輝いただけでなく、名だたる代表OBたちから称賛が。通算109キャップを誇るラファエル・ファン・デル・ファールト氏もその1人だ。 「ラインデルスは間違いなくオランイェ最高の紳士になりつつある。とりわけ優れているのは、プレーを決して間違わない点だ。全ての身の振りが適切なタイミングで行われる」 「以前はドリブルしすぎる傾向にあったと思うが、それも今はない。ものすごく完成度の高いセントラルハーフに進化した印象だ。日々進歩しているようだし、ひとえに彼のプレーを楽しむことができる」 ラインデルス本人も手応えが大きかったようで、今後はこの日欠場したMFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)との連携を深めたいと意気込む。 「特にゴールを決めてからの僕は、より快適にゲームをコントロールできるようになった。ミランでも同じ役割だしね」 「フレンキーと僕はどっちも『ボールを持ちたい選手』。コンビネーションが高まれば問題解決の選択肢も増えると思うし、フレンキーとなら可能だ。どちらもゲームスピードのテンポアップを意識しているよ」 数年前にはインドネシア代表からのお誘いもあったラインデルス。今や、オランダ代表の主軸選手となりつつある。 2024.03.23 14:50 Sat

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