レーティング:トッテナム 0-3 チェルシー《プレミアリーグ》

2021.09.20 04:00 Mon
プレミアリーグ第5節、トッテナムチェルシーによる“ロンドン・ダービー”が、19日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが0-3で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

▽トッテナム採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ロリス 6.0
いずれの失点もGKとしてはノーチャンスだった。結果的に3失点も再三の好守でチームを鼓舞し続けた

DF
12 エメルソン 5.5
攻撃面では良さを出せなかったが、前半の決定的なシュートブロックや自分の間合いでの対人守備はまずまず。ただ、攻守両面で周囲との連携構築は急務
4 ロメロ 6.0
クロアチアでの隔離を経て前日に合流。後半はさすがにバテていたが、個人としては身体の強さと読みを利かせた好守を見せていた

(→ダビンソン・サンチェス -)
15 E・ダイアー 6.0
不運な形で2失点目に関与。だが、マルコス・アロンソの決定機阻止のゴールカバーや、試合終盤を除きルカク相手に奮闘していた

3 レギロン 5.0
前半のカウンターチャンスはクロスではなくシュートを選択してほしかった。全体的に良く戦っていたが、無謀な縦への仕掛けでボールを失うなど判断面に課題

MF
28 エンドンベレ 5.5
今季プレミアリーグ初出場で及第点の出来。決定的な仕事はできなかったが、粘りの守備と要所で相手を剥がすドリブルでチャンスに絡んだ

(→スキップ 5.0)
難しい時間の投入だった。チームが間延びしていた中、うまくバランスを取れなかった

5 ホイビュルク 6.0
前半は攻守両面で出色のパフォーマンス。ただ、後半は疲労や周囲のパフォーマンス低下に引きずられる形で負担が大きかった

20 デレ・アリ 5.0
中盤で守備に奔走。ただ、セットプレーでチアゴ・シウバに出し抜かれ、攻撃では相手の老獪な守備を前に局面を打開できず

FW
18 ロ・チェルソ 5.0
クロアチアでの隔離を経て前日に合流。前半は幾度か良い形で攻撃に絡んだが、やはりプレースタイルを考えれば、インサイドハーフでのプレーがベター

(→ブライアン・ヒル 5.0)
精力的にプレーに絡もうとしたが、空回りする場面が多かった

10 ケイン 5.0
試合を通して前線の起点役を託されたが、相手の徹底監視に遭ってほぼ見せ場を作れなかった

7 ソン・フンミン 5.0
負傷明けでフル出場。前半は左と最前線を行き来しながらカウンターをけん引。だが、後半はチームと共にトーンダウン

監督
ヌーノ 5.0
前半はアグレッシブな戦いで健闘。ただ、過密日程による全体の運動量低下と手ごまの不足によって、敵将のように流れを変える采配を見せられず。リーグ2戦連続の大敗に…

▽チェルシー採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ケパ 6.5
メンディの負傷を受けて急遽スタメンも、攻守両面で安定したプレーを見せてクリーンシートに貢献

DF
4 クリステンセン 6.5
頼もしい2人の相棒に支えられてソリッドなプレーを90分間継続

6 チアゴ・シウバ 7.5
前半は守備で読みを利かせた好守を連発。後半はセットプレーで制空権を握り、値千金の決勝点を挙げた

2 リュディガー 7.5
トドメの3点目を記録。前半にレギロンの決定的なクロスをブロックするなど、相手の狙っていたカウンターを見事に封じ切った

MF
28 アスピリクエタ 6.5
攻撃面の貢献はもう少しほしかったが、要所を締める堅実な守備で勝利に貢献

5 ジョルジーニョ 6.0
前半は相手のアグレッシブな守備に苦戦。だが、後半は相手のガス欠やカンテらのサポートもあり、落ち着いたゲームメイクを見せた

8 コバチッチ 6.5
2試合連続ゴールのチャンスを逸したが、試合を通して豊富な運動量と切り替えの速さで相手中盤に主導権を渡さず。試合終盤はカウンターの起点としても機能した

3 マルコス・アロンソ 7.0
先制点をアシストするなど、正確なプレースキックでチャンスに絡む。後半はエメルソン相手に優位性を保って多くの決定機に絡んだ

FW
19 マウント 5.5
勤勉に与えられた役目をこなしたが、コンディションの問題か攻撃時のキレや判断に乱れが見受けられた

(→カンテ 6.5)
幸運な形のゴールは日ごろの善行の賜物か。後半に投入されると、ことごとくデュエルを制してクリーンシートに貢献すると共に攻勢のけん引役に

9 ルカク 6.5
ゴールこそなかったが、確度の高いポストワークでチャンスに絡むと共に、常に相手センターバックを引き付ける役割を担った

29 ハヴァーツ 5.5
試合を通して守備面のハードワークは素晴らしかったが、攻撃面では相手の強度の高い守備に苦戦しなかなか良さを出せなかった

(→ヴェルナー 6.0)
ルカクに気を使ってもらっての幾度かの決定機逸はいただけないが、最後に3点目をアシスト

監督
トゥヘル 7.0
前半は相手のプレー強度に苦戦も、後半はカンテの投入や並びの変化で冷静に流れを引き寄せて完勝に導いた

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
チアゴ・シウバ(チェルシー)
リュディガーの活躍も捨てがたいが、百戦錬磨のブラジル人DFをMOMに選出。前半は絶妙なプレーリードで相手のチャンスの芽を摘み取り、後半は安定した配球と強さと巧さを兼ね備えたセットプレーから決勝点を挙げるなど相手ゴールを脅かした。

トッテナム 0-3 チェルシー
【チェルシー】
チアゴ・シウバ(後4)
カンテ(後12)
リュディガー(後47)

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史上最高“究極”のオールラウンダー、フランク・ランパード

サッカーにおいての花形ポジションとされるのは、やはりストライカー。チームを勝利に導くその姿に憧れる子供は少なくなく、幼少期には誰もがゴールを奪いたい気持ちでプレーしたはずだ。 プロの世界になれば、それぞれのポジションにスペシャリストがおり、子供たちの憧れの的になる選手は様々。それでも、やはり目に見える結果が残せるFWの人気は高いだろう。 どの時代においても、わかりやすくスターになれるストライカーたち。しかし、FWでプレーしない選手でも数多くのゴールを決められることを証明した究極の選手がいる。それが、元イングランド代表のフランク・ランパードだ。 <span class="paragraph-title">◆IQ150以上の天才MF</span> ランパードのイメージは、やはりチェルシーだろう。2001年から2014年まで在籍し、中盤に君臨。ほとんどの試合でプレーする姿は、“鉄人”と呼ばれていた。 また、“ランプス”と呼ばれて愛されたランパードは、ロマン・アブラモビッチ氏がクラブを買収し、ジョゼ・モウリーニョ監督を迎えて急激に力をつけたチームにおいて、軸となって支えた1人として記憶に残っていることだろう。ランパード無くして、チェルシーの飛躍はなかったと言っても過言ではない。 しかし、ランパードのルーツは同じロンドンでもウェストハムにある。父は元イングランド代表DFのフランク・ランパード・シニア、伯父には監督として多くのクラブを率いたハリー・レドナップ氏を持ち、サッカー一家で育つ。 家庭は裕福であり、ランパードは運動能力に長けるだけでなく、学力も優れており、IQは150を超える天才。育ちもよく、恵まれた環境で能力も高いという、正にエリート街道を歩む選手だった。 そのランパードがプロ生活を始めたのがウェストハム。頭角を現し、イングランド代表としてもプレーする一方で、伯父が監督、父がコーチを務めていたことで、結果が出なければ非難を浴びることも多々あった。 また、イングランド代表にも早くに選ばれながら、なかなかブレイクせず。その流れもあり、環境変化を求めて移籍したチェルシーで、チームに欠かせない選手に一気に成長。クラブ、そしてイングランド代表にとっての柱となった。 <span class="paragraph-title">◆チェルシーと共に花開く</span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiI2T0tmR0VNTiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> キャリアを始めたウェストハムでも高い能力が認められていたランパード。世代別のイングランド代表に選ばれると、1999年10月10日にイングランド代表デビューを果たす。 しかし、ランパードの代表でのキャリアは順調にはいかない。デビュー後は、出番どころか招集もされず。2001年に入り再び代表に招集されるようになり、日韓ワールドカップ(W杯)の前にはコンスタントに招集を受けるが、最終的にはW杯出場を逃すことに。その後も、しばらく代表からは外れていった。 ランパードがイングランド代表に定着したのは2003年5月以降。チェルシーに移籍して2シーズン目の終わり頃。チームとしても変革を遂げる少し前にポジションを掴んでいく。 そのランパードは定着を果たすと、ユーロ2004ではレギュラーとしてプレー。大会3ゴールを挙げて、ベスト11に選ばれることに。その後のドイツW杯予選では5ゴールを挙げるなど、イングランド代表のW杯出場に大きく貢献する。 その頃、チェルシーはモウリーニョ監督の下でプレミアリーグ制覇を達成し、ランパードとしても乗っている時期と重なっている。 イングランド代表としては2010年の南アフリカW杯、2014年のブラジルW杯にも出場。その後に引退を表明しているが、106試合で29ゴールを記録。歴代10位のゴール記録であり、攻撃的なポジションではない選手では最もゴールを決めている選手となっている。 <span class="paragraph-title">◆類稀なる得点力を備えたオールラウンダー</span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJvM2hRUGZHcyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> そのランパードは、チェルシーでも当然輝きを放つ。2005年にはバロンドール、FIFA最優秀選手ともに全体の2位という栄誉を得る。なお、どちらも元ブラジル代表MFロナウジーニョが1位だった。 またクオリティの高いプレーもさることながら、愛称の“鉄人”が示す通り、プレミアリーグでは164試合連続出場記録を樹立。それまでは元イングランド代表GKデイビッド・ジェームズが保持していた記録であり、フィールドプレーヤーが達成するのは異例だった。 その後もチェルシーの中心選手として君臨し続けたランパード。プレミアリーグで3回、FAカップで4回、EFLカップで2回と国内で9つのタイトルを獲得。さらに、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグを1度ずつ制しており、クラブの黄金期を支えた。 それはタイトルのみならず、個人の成績でも大きく貢献。公式戦通算648試合に出場し211ゴール150アシストという大記録を樹立。出場数は同時期にプレーした生え抜きのDFジョン・テリーに次ぐ2位、ゴール数は名だたる名FWを差し置いてダントツの1位となっており、まさにクラブのレジェンドそのものとなっている。 しかし、成績とは裏腹に、あまり目立たないのがランパードの真骨頂と言えるだろう。同時期に同ポジションを争ったリバプールのMFスティーブン・ジェラードはスター選手として早くから扱われており、リバプールというクラブに出てきた期待の若手というのが大きな要因といえる。 一方で、選手としての能力だけで見れば、ランパードの方が優れているという声も多く、なんでもこなせるハイスペックなオールラウンダーとして評価。得点力、アシスト、さらには中盤でのタイトな守備や泥臭いプレーなど、全てにおいて高い能力を誇り、さらにはケガをほとんどしないことで愛されていた。 <div id="cws_ad"><hr>イングランド代表でも活躍し、チェルシーのレジェンドとして歴代最多ゴール数を誇るランパードが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>盟友のDFジョン・テリーやMFスティーブン・ジェラードと共に現役時代に魅せたゴールが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。</div> <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD?pid=worldsoccer2110&c=worldsoccer2110&is_retargeting=true&af_inactivity_window=3d&af_dp=ryan.app%3A%2F%2F&af_web_dp=http%3A%2F%2Fsakatsuku-rtw.sega.com%2F" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20211013.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> 2021.10.13 20:00 Wed

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