辛くも連敗ストップのライプツィヒ、ケルン守護神ホルンを前に逆転ゴール奪えず…《ブンデスリーガ》
2021.09.19 03:33 Sun
ブンデスリーガ第5節、ケルンvsRBライプツィヒが18日に行われ、1-1のドローに終わった。
試合は立ち上がりから両チームがテンション高く試合に入り、序盤から決定機を作り合う。より主導権を握ったライプツィヒは開始4分にエンクンクの正確なクロスからニアに飛び込んだダニ・オルモが最初のシュートを放つ。その数分後にはボックス左に抜け出したショボスライがゴールネットを揺らすが、ここはわずかにオフサイドラインを越えており、ゴールは認められず。
一方、ホームのケルンも11分には左サイドからのクロスをボックス右のダリダが見事な右足のダイレクトボレーで合わすが、これは枠の右角を叩いた。
その後はケルンのカウンターがより嵌る展開となったが、オフサイドやライプツィヒの集中した守備に遭い、ゴールレスで後半へと折り返すことになった。
後半も前半同様に立ち上がりから決定機を作り合う入りとなったが、先にゴールをこじ開けたのはホームチーム。
53分、右サイドからの縦への仕掛けからボックス内でウートが一度ボールを失うも、DFシマカンにプレッシャーをかけると、シマカンのキックミスがボックス左でフリーのモデストの足元にこぼれる。これを今季4戦3ゴールと決定力光るベテランストライカーが冷静に右足で蹴り込んだ。当初、主審はウートのシマカンに対するファウルを取ったが、オンフィールドレビューの結果、判定を覆してゴールを認めた。
耐え切れずに先制を許したライプツィヒはアンドレ・シウバ、ダニ・オルモを下げてフォルスベリ、ポウルセンを同時投入。この交代で攻勢を強めると、64分にはセットプレーの波状攻撃からゴール前のフォルスベリがヘディングシュートを放つが、これはGKホルンのセーブに遭う。さらに、直後の66分には高い位置でのボール奪取からボックス中央でDF3枚を相手にキープしたエンクンクからボールを引き取ったフォルスベリがゴール右隅にシュートを流し込んだが、これはVARのレビューの結果、戻りオフサイドを取られた。
それでも、選手交代をキッカケに明らかに躍動感が出てきたライプツィヒは71分、左CKの場面でキッカーのショボスライが右足インスウィングでニアに入れたボールをハイダラがドンピシャのヘッドで合わせ、同点に追いついた。
これで勢いづいたライプツィヒは試合の主導権をがっちりと握る。相手を完全に押し込み、再三良い形でシュートまで持ち込んでいくが、ショボスライ、ポウルセンの決定的なシュートはケルン守護神ホルンのビッグセーブに遭う。80分にはフォルスベリからのスルーパスにエンクンクが抜け出すが、驚異的なスピードで追いついたDFエヒジブエの見事なスライディングタックルに阻まれた。
その後も逆転勝利に向けて気迫を見せたアウェイチームは、91分にポウルセンからの絶妙な斜めのミドルスルーパスに抜け出したショボスライに絶好機。だが、ボックス内でのGKとの一対一の場面では浮き球のシュートをGKホルンに圧巻の反応ではじき出され、逆転のチャンスをフイにしてしまう。
逆に、94分にはケルンのロングカウンターに晒されて1対2の数的不利の状況からボックス右に持ち込んだアンデションに強烈なシュートを打たれる。GKグラーチが何とか弾いたボールはボックス左のドゥダの足元に転がってしまうが、ドゥダはニアサイドに流し込むだけの絶好機でシュートをうまくミートできず、当たり損ねのシュートはグラーチの手の中に収まった。
この結果、どちらにも後半アディショナルタイムの劇的ゴールで勝利のチャンスがあった白熱の一戦は1-1のドローで決着。ライプツィヒは辛くも連敗を「3」でストップも、マーシュ新体制での苦境は続く。
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前節のリーグ戦でバイエルンに、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)初戦でマンチェスター・シティに大敗し、公式戦3連敗と苦境が続くライプツィヒ。連敗ストップを目指す今節はケルンのホームに乗り込んだ。シティ戦からは先発5人を入れ替え、グヴァルディオルやシマカン、ショボスライが先発に名を連ねた。一方、ホームのケルンも11分には左サイドからのクロスをボックス右のダリダが見事な右足のダイレクトボレーで合わすが、これは枠の右角を叩いた。
以降はアウェイチームがボールを握ってコンビネーションからの崩しを狙い、ホームチームは球際の強度を武器に相手のハイラインの背後を効果的に突く攻めで一進一退の攻防を繰り広げる。17分にはボックス手前好位置で得たFKの場面でキッカーのショボスライが枠の左隅へシュートを飛ばすが、これはGKホルンが好守で阻む。
その後はケルンのカウンターがより嵌る展開となったが、オフサイドやライプツィヒの集中した守備に遭い、ゴールレスで後半へと折り返すことになった。
後半も前半同様に立ち上がりから決定機を作り合う入りとなったが、先にゴールをこじ開けたのはホームチーム。
53分、右サイドからの縦への仕掛けからボックス内でウートが一度ボールを失うも、DFシマカンにプレッシャーをかけると、シマカンのキックミスがボックス左でフリーのモデストの足元にこぼれる。これを今季4戦3ゴールと決定力光るベテランストライカーが冷静に右足で蹴り込んだ。当初、主審はウートのシマカンに対するファウルを取ったが、オンフィールドレビューの結果、判定を覆してゴールを認めた。
耐え切れずに先制を許したライプツィヒはアンドレ・シウバ、ダニ・オルモを下げてフォルスベリ、ポウルセンを同時投入。この交代で攻勢を強めると、64分にはセットプレーの波状攻撃からゴール前のフォルスベリがヘディングシュートを放つが、これはGKホルンのセーブに遭う。さらに、直後の66分には高い位置でのボール奪取からボックス中央でDF3枚を相手にキープしたエンクンクからボールを引き取ったフォルスベリがゴール右隅にシュートを流し込んだが、これはVARのレビューの結果、戻りオフサイドを取られた。
それでも、選手交代をキッカケに明らかに躍動感が出てきたライプツィヒは71分、左CKの場面でキッカーのショボスライが右足インスウィングでニアに入れたボールをハイダラがドンピシャのヘッドで合わせ、同点に追いついた。
これで勢いづいたライプツィヒは試合の主導権をがっちりと握る。相手を完全に押し込み、再三良い形でシュートまで持ち込んでいくが、ショボスライ、ポウルセンの決定的なシュートはケルン守護神ホルンのビッグセーブに遭う。80分にはフォルスベリからのスルーパスにエンクンクが抜け出すが、驚異的なスピードで追いついたDFエヒジブエの見事なスライディングタックルに阻まれた。
その後も逆転勝利に向けて気迫を見せたアウェイチームは、91分にポウルセンからの絶妙な斜めのミドルスルーパスに抜け出したショボスライに絶好機。だが、ボックス内でのGKとの一対一の場面では浮き球のシュートをGKホルンに圧巻の反応ではじき出され、逆転のチャンスをフイにしてしまう。
逆に、94分にはケルンのロングカウンターに晒されて1対2の数的不利の状況からボックス右に持ち込んだアンデションに強烈なシュートを打たれる。GKグラーチが何とか弾いたボールはボックス左のドゥダの足元に転がってしまうが、ドゥダはニアサイドに流し込むだけの絶好機でシュートをうまくミートできず、当たり損ねのシュートはグラーチの手の中に収まった。
この結果、どちらにも後半アディショナルタイムの劇的ゴールで勝利のチャンスがあった白熱の一戦は1-1のドローで決着。ライプツィヒは辛くも連敗を「3」でストップも、マーシュ新体制での苦境は続く。
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