レオ・セアラの目の覚めるようなFK! 横浜FMが敵地で広島に逆転勝利【明治安田J1第28節】

2021.09.11 21:00 Sat
twitterfacebookhatenalinegplus
明治安田生命J1リーグ第28節、サンフレッチェ広島vs横浜F・マリノスが11日にエディオンスタジアム広島で行われ、1-3で横浜FMが勝利した。

10位の広島(勝ち点36)と2位の横浜FM(勝ち点62)の対戦。5日に延期されていたヴィッセル神戸戦に臨んだ広島は、後半序盤にハイネルの退場に見舞われながらも、何とかドローで逃げ切ることに成功した。しかし、ここ7試合の白星は前々節の大分トリニータ戦のみとなっており、なかなか不調の流れから抜け出せずにいる。

一方の横浜FMは代表ウィーク前の8月28日に行われた前節の鹿島アントラーズ戦で敗れ、4連勝がストップするとともに、リーグ戦14試合ぶりの黒星を喫した。これにより、一時2ポイント差に迫っていた川崎フロンターレとの差も再び4ポイントに広がってしまった。

互いに2試合ぶりの勝利を目指す中、中5日でスタメンを3人入れ替えた広島は、土肥が2試合ぶりの先発で今季リーグ戦4試合目の出場。すると開始早々の8分、その土肥が左サイドからアーリークロスを入れると、絶妙なタイミングで最終ラインから抜け出した東がボックス左からダイレクトで流し込みにかかる。これは右ポストに嫌われてしまうものの、セカンドボールに反応したドウグラス・ヴィエイラが押し込んで先制点を挙げた。

幸先の良いスタートを切った広島だったが、飲水タイムの手前に先制点の起点となった土肥がレオ・セアラと激しく衝突。これで脳震とうのような症状が出てしまい、続行不可能となってしまった土肥は悔し涙を溜めながらピッチを後に。代わりに松本が起用された。

仕切り直しとなった飲水タイム明け。横浜FMは敵陣右サイド中央でFKを得ると、ボックス手前の實藤へ繋ぎ、その落としをレオ・セアラがフィニッシュに持ち込むサインプレーを披露。一方の広島は28分に、佐々木のロングボールを受けたドウグラス・ヴィエイラが左サイドから相手の意表を突く右足アウトサイドのシュートをトライ。反応が遅れたGK高丘は掻き出すのに精一杯だった。

徐々に横浜FMがポゼッションを高めていく中、36分に左サイドでボールを持ったマルコス・ジュニオールがカットインからシュート。するとこれをゴール前の前田がコースを変えてゴールイン。好調前田の機転の利いたプレーでアウェイチームが同点に追いついた。

この失点でドタバタし始めた広島は、クロスボールに対応したGK大迫のパンチングミスがあわやオウンゴールかという危険なシーンも。その嫌な流れのまま前半アディショナルタイムを迎えると、横浜FMのCKのシーンで逆転を許す。

横浜FMはこれが3度目のCK。マルコス・ジュニオールが左から右足のインスイングクロスを入れると、實藤がDF荒木に掴まれ体勢を後ろに崩しながらも、右足バックヒールのような形で上手く合わせて見事にゴール。試合をひっくり返して前半を終えた。

後半立ち上がりはエゼキエウとドウグラス・ヴィエイラが立て続けにシュートを放った広島だが、流れを掴み切れないまま時間は経過していく。横浜FMも前半と変わらぬペース進める中、60分に前田が倒されてFKを獲得する。

場所はゴール正面29メートルの位置。ここからレオ・セアラが右足を振り抜くと、強烈な一発がゴール右上の完璧なコースに突き刺さった。

目の覚めるようなスーパーゴールでリードを広げた横浜FMは、この直後にエウベルを下げて仲川を投入。広島もエゼキエウと藤井を下げて、ジュニオール・サントスと浅野を送り込み、明確なメッセージを伝える。

追いかける広島はこの交代直後の67分、左サイドでボールを持ったドウグラス・ヴィエイラが右足で柔らかいクロスを送ると、右サイドから走り込んでいた柏がドンピシャのタイミングで合わせたが、シュートはGKの正面。75分にはD・ヴィエイラが粘って上げたクロスのこぼれ球を青山がシュート。しかし、今度はクロスバーに嫌われてしまった。

その後は4点目に迫る横浜FMに対し、広島は打つ手のない状況が続いたまま試合終了。広島は今季リーグ戦初の逆転負けを喫した。一方の横浜FMは2試合ぶりの勝利で川崎Fの喉元に食らいついている。

サンフレッチェ広島 1-3 横浜F・マリノス
広島】
ドウグラス・ヴィエイラ(前8)
【横浜FM】
前田大然(前36)
實藤友紀(前47)
レオ・セアラ(後15)

関連ニュース
thumb

柏がU-12からU-18まで所属した東京国際大学MF落合陸の2023年加入内定を発表「強い柏レイソルを取り戻す為」

柏レイソルは27日、東京国際大学のMF落合陸(22)が2023シーズンから加入することが内定したと発表した。 千葉県出身の落合は、柏の下部組織で育ち、U-12、U-15、U-18と経験。その後VONDS市原に加入し、現在は東京国際大学の3年生として在学中だ。 アカデミー時代を過ごした古巣への加入が内定した落合は、クラブを通じてコメントしている。 「2023年シーズンから柏レイソルに加入することになりました、東京国際大学の落合陸です。小中高と在籍し、想い入れのある柏レイソルにプロサッカー選手として戻ることができ、とても光栄に思います。ここに至るまでに関わって下さった指導者、共に戦ってきた仲間や友人、そして何より辛い時期、苦しい時期でも常に背中を押してくれ、信じて支えてくれた両親、家族にはとても感謝しています」 「私は育成年代時に観てきた強い柏レイソルを取り戻す為に覚悟を持ってここに来ました。私自身、簡単な道ではなく険しい道のりを辿ってきました。様々な壁を乗り越え、成長し逞しくなって柏レイソルに戻ってきた自信があります。一番最高で大好きなサポーターの皆様の前で新しい落合陸の姿をピッチの舞台で表現し、期待を結果として応えられるように精進してまいります。応援宜しくお願いします」 2021.10.27 16:31 Wed
twitterfacebook
thumb

不安定な戦い続いた広島、城福浩監督が退任…今季は沢田謙太郎HCが指揮

サンフレッチェ広島は26日、城福浩監督(60)の退任を発表した。なお、残りのシーズンは沢田謙太郎ヘッドコーチ(51)が指揮を執ることとなる。 城福監督は、アンダー世代の日本代表監督を務めた後、2008年にFC東京の監督に就任。2010年まで指揮を執ると、2012年から2014年まではヴァンフォーレ甲府で指揮。2016年にFC東京の監督に復帰していた。 その後日本サッカー協会(JFA)に入り、関東地域統括ユースダイレクター 兼 ナショナルトレセンコーチなどを務めると、2018年に広島の監督に就任する。 就任1年目の2018シーズンは明治安田生命J1リーグで17勝6分け11敗の成績を残し2位にはいるが、2年目の2019シーズンは6位、3年目の2020シーズンは8位、そして今シーズンはここまで11勝12分け10敗で10位と、年々順位を下げていっていた。 今シーズンはシーズン当初こそ8戦無敗と良い形でスタートするも、その後6戦未勝利など調子を落とすと、後半戦も安定した戦いを見せられず。23日に行われた第33節のベガルタ仙台戦では、2-0と降格圏のチームに完敗。サポーターからは非難の声も挙がっていた。 城福監督はクラブを通じてコメント。今後の発展を期待するとしている。 「このたび、サンフレッチェ広島の監督を退任することになりました。約4年間、良いときも苦しいときもありましたが、常にチーム一丸となって戦う姿勢を貫いてくれた選手、スタッフ、そしてどんなときでも心強いサポート、温かい応援をしてくださったファミリーの方々に深く感謝申し上げます」 「今年、積み上げてきた成果を残り5試合ファミリーの皆さんにお見せしたい、そして喜びを分かち合いたいと思っていましたので、シーズン最後まで一緒に戦うことができなくなったことは大変残念ではありますが、来年以降、チームがさらなる高みにいくこと、そして来る新スタジアムでのシーズンで優勝を争うチームになることを信じております。4年間、本当にありがとうございました」 今シーズン終了までの暫定指揮を執る沢田ヘッドコーチは、現役時代は柏レイソルと広島でプレー。引退後は、広島でユースのコーチやトップチームのコーチ、ジュニアユース、ユースで監督を歴任するなど、チームの育成を支え続けてきた。 城福監督就任後の2018年にはトップチームのコーチとなると、2020年からはヘッドコーチに就任していた。 沢田新監督もクラブを通じてコメントしている。 「今回、このような状況になったのもヘッドコーチである自分が城福監督を助けることができず、もっともっと何かできたのではないかと悔いが残っています」 「監督を任された以上、残り5試合は責任と覚悟を持ち、持てるモノをすべて選手に伝え、少しでもチームが良くなるように全力を尽くします」 2021.10.26 10:50 Tue
twitterfacebook
thumb

ニューヒーロー賞に“大器”鈴木彩艶! GK史上2人目、浦和史上5人目の受賞

2021シーズンにおけるJリーグYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞に先の東京オリンピックにも飛び級でメンバー入りした浦和レッズのGK鈴木彩艶(19)が輝いた。 同賞はグループステージから準決勝までの各試合会場における報道関係者の投票をもとにJリーグの村井満チェアマンを含む選考委員会が最終決定。各チームの若き才能が候補入りするなか、鈴木が栄誉を手にした。 鈴木はガーナ人の父と日本人の母を持ち、浦和の下部組織で育った身長190cmの若き守護神。2019年2月にクラブ史上最年少の16歳5カ月でプロ契約を勝ち取り、今季から正式にトップチーム昇格を果たした。 そんな今季は元日本代表GK西川周作という大きな存在もあり、明治安田生命J1リーグでここまで6試合の出場にとどまるが、ルヴァンカップでプレーチャンスを確保。12試合中9試合でゴールマウスを守った。 浦和の選手として2011年のFW原口元気以来、5人目の受賞者となる鈴木は25日に出席したオンライン会見で喜びの心境とともに、決意を新たにした。 「今回、ニューヒーロー賞を受賞でき、大変光栄に思います。(ベスト4に終わった)チームとしては望むべき結果ではなかったですが、この大会でデビューでき、そこからの試合を通して、みなさまに評価していただいたのを本当に嬉しく思います。今後はこの賞に恥じないようプレーしていきたいです」 また、「年齢についてはよく言われますが、ピッチに立てば関係ないと思っています」と自らのスタンスも明かした鈴木はJリーグでも有力クラブのひとつである浦和での受賞により価値を感じているようだ。 「浦和レッズという偉大なクラブでゴールを守るというのは大きな責任が伴ってくると思いますし、そのなかでプレーさせてもらってきたので、もっともっと試合に出て、チームのために戦える選手になっていきたいです」 そんな鈴木だが、GKの受賞になると、2001年の曽ケ端準氏(鹿島アントラーズ)以来、2人目。他と比べると、若いうちからプレーチャンスを掴みづらいポジションでもあるだけに、より価値を持つ受賞となる。 それだけに今大会を浦和の優勝でも飾りたいところだが、残念ながら準決勝で敗退。鈴木も30日に本拠地の埼玉スタジアム2002で予定する決勝に勝ち進めなかった悔しさを認めたが、学びの場としたいと述べた。 「負けた悔しさはありますが、このファイナルを通して自分自身、見て学ぶこともたくさんあると思います。そういったところは吸収していって、この賞を通してもっともっとGKにフォーカスされていくと良いなと思います」 2021.10.25 15:05 Mon
twitterfacebook
thumb

FC東京、大卒ルーキーの蓮川壮大が全治約4カ月の負傷離脱

FC東京は25日、DF蓮川壮大の負傷離脱を報告した。 蓮川は右足関節前距腓靭帯損傷および、両足関節骨棘障害・三角骨障害で21日に手術。手術日から全治4カ月を要する見込みだ。 23歳の蓮川は今季、かつてアカデミーにも籍を置いたFC東京に明治大学から入団。ここまで公式戦13試合に出場していた。 2021.10.25 10:10 Mon
twitterfacebook
thumb

C大阪、乾のJリーグ10年ぶりのゴールなどで辛勝! 横浜FMは優勝遠のく痛い敗戦に【明治安田J1第33節】

明治安田生命J1リーグ第33節、セレッソ大阪vs横浜F・マリノスが24日にヨドコウ桜スタジアムで行われ、2-1でホームのC大阪が勝利を収めた。 リーグ戦は連敗中だが、YBCルヴァンカップではファイナリストとなったC大阪。喜田陽と松田力が公式戦8試合ぶりの先発を飾り、負傷明けの清武もベンチに入った。 一方、逆転優勝のためには1試合も落とせない横浜FMだが、連勝中ではあるものの、相手の対策に苦しむ試合が続いている。前節の北海道コンサドーレ札幌戦からはスタメンを5人変更。古巣対戦となる杉本、水沼らが先発に名を連ねた。 試合はC大阪が幸運な形で6分に動かす。乾がショートコーナーから喜田とのワンツーでボックス左に侵入し、右足アウトの細かいタッチからグラウンダーのシュート。これがチアゴ・マルチンスに当たってGK高岡の逆を突く恰好でゴールに吸い込まれ、乾のJリーグ10年ぶりとなる得点でホームチームが先制点を挙げた。 先手を取られた横浜FMは攻め急ぐような速攻が目立ち、ファイナルサードでの精度を欠いてしまう。フィニッシュまで持ち込めずにいると、再び桜色にチャンスが到来。21分、センターサークル内から藤田がスルーパスを送ると、抜け出した松田力が持ち運んでボックス左からプレゼントパス。これを加藤が流し込み、リードを広げた。 34分にも乾のスルーパスから松田力が力強いドリブル突破を見せ、ボックス内で潰れてこぼれ球に加藤。だが、右足のシュートは枠の左へそれた。 攻撃のリズムが生まれない横浜FMは、前半の終了間際に松原の強引なミドルシュートから左CKを獲得すると、これがゴールに結び付く。水沼のクロスに合わせたのは實藤。西尾に競り勝ってヘディングでネットを揺らし、1点を返して試合を折り返した。 後半もC大阪は乾が攻撃のタクトを振る。早々にミドルシュートでゴールを脅かすと、ドリブルから岩田のファウルを誘発。これで得たボックス手前左からのFKを藤田が直接狙ったが、右ポストをかすめて枠外へそれた。 横浜FMは再三クロスを送るも、前半同様フィニッシュまでは持ち込めない。それでも60分に右の高い位置でFKを得ると、水沼のクロスに再び實藤。だが、このヘディングはバーを越えた。 C大阪は左足の付け根付近を痛めた松田力を下げ、61分に清武をピッチに送り出す。横浜FMも71分にエウベルとレオ・セアラを投入すると、ようやく攻撃が活性化。途中出場の2人が絡んでシュートシーンが増える。さらには、仲川に代えて4試合ぶりの出場となる宮市に期待を掛けた。 終盤は何としてでも勝利が欲しい横浜FMが両サイドからひたすらクロスを入れ続け、C大阪のボックス内をボールが飛び交う展開に。だが、優勝への執念を見せるアウェイチームの猛攻をC大阪がしのぎ切ってタイムアップを迎え、小菊体制でのホームでの初勝利。名古屋グランパスとの連戦になる天皇杯準々決勝、ルヴァンカップ決勝に向け、大きな弾みを付けた。 セレッソ大阪 2-1 横浜F・マリノス 【C大阪】 乾貴士(前6) 加藤陸次樹(前21) 【横浜FM】 實藤友紀(前43) 2021.10.24 21:15 Sun
twitterfacebook
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly