ユナイテッドレジェンドのデニス・ロー氏、認知症を公表 「この状況に正面から取り組むとき」

2021.08.20 13:25 Fri
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドで元スコットランド代表FWのデニス・ロー氏(81)が認知症を患っていると告白した。

ロー氏は現役時代の1962〜1973年にかけて、ユナイテッドで活躍したスコットランド人ストライカー。公式戦通算404試合出場で237得点の数字を収めて、1964年のバロンドールにも輝いた。

元イングランド代表FWのボビー・チャールトン氏や元北アイルランド代表FWのジョージ・ベスト氏とともに本拠地オールド・トラッフォードの前に建てられる銅像のひとりとしても知られるユナイテッドのレジェンドだ。
そんなロー氏は19日、ユナイテッドの公式サイトで自らの認知症を公表。自身と同じ病に苦しむ患者やその家族に対するサポートを呼びかけつつ、昨年にチャールトン氏も告白した認知症に自身も立ち向かっていくと述べた。

「自分の状態をオープンにしたい。私は混合型認知症と診断された。私の場合、アルツハイマー型認知症と血管性認知症という2つのタイプの認知症を併発している。今年は誰にとっても非常に困難な年であり、長らく孤立した状態であるのも状況をより厳しくした」
「非常に難しく、問題の多い病であり、私自身も多くの友人がこうした状況に直面するのを目の当たりにしてきた。自分には起こらないでと願い、初期症状が見受けられたときも本当であってほしくないと願うあまり、冗談にさえしてもいた。はじめは怒り、苛立ち、混乱、そして家族に対しての不安にかられた。この状況に対処しなければならないのは彼らだからだ」

「しかし、この状況に正面から取り組むときが来た。自分の脳がどれだけ衰え、望まない形で記憶が飛び、コントロールしかねる状況での苦悩を認識している。自分に何が起きているのかをまだ理解できている。だから、今のうちに自分の状況に対処しようと思った。理解できなくなる日が来るのはわかっており、今から考えたくないからだ」

「私はパンデミックの最中、『この状況でポジティブなことがあるとすれば、人々が互いにより優しくなれることだ』と言ってきた。私が場所や人、日付を忘れてしまっても、みなさんに悲しんでほしくない。私は思い出を満喫した。愛情とサポートのある家族、好きなことでお金をもらうという素晴らしいキャリア、そして生涯続く友人たち…これまでの人生における経験は本当に幸運なことだったからだ」

「良い日も悪い日もあるが、日々を大事にして、それに合わせてライフスタイルを変えていきたい。ずっと前にフットボールのシューズを脱いだが、これからはサイン会をする日々も終わりにしなくちゃならない。でも、前向きにオールド・トラッフォードで私のクラブ、マンチェスター・ユナイテッドを見続ける決意をしている」

「今季が成功のシーズンになるのを願う。オーレ(・グンナー・スールシャール)とクラブが獲得した新戦力も楽しみだ」

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