リバプールのレジェンド、元イングランド代表MFマクダーモット氏が認知症を公表「挑戦することを恐れてはいない」

2021.08.22 21:05 Sun
Getty Images
リバプールのレジェンドであるテリー・マクダーモット氏(69)が、認知症であることを公表した。リバプール公式サイトが伝えた。

マクダーモット氏は、ベリーでキャリアをスタート。ニューカッスルを経て、1974年11月にリバプールへと完全移籍。1982年9月にニューカッスルへ戻るまで、リバプールでプレーした。

中盤でプレーしたマクダーモット氏は、リバプールで公式戦329試合に出場し81ゴールを記録。イングランド代表としても25試合に出場している。
リバプール史上最高のMFの1人としても知られ、4度のリーグ優勝や3度のヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ(現在のチャンピオンズリーグ)優勝、2度のリーグカップ優勝など、リバプールに多くのタイトルをもたらせていた。

マクダーモット氏は病院で検査を受けた結果、レビー小体型認知症の初期段階であるとの診断を受けたとのこと。クラブを通じてコメントしている。
「私は取り組まなければいけないし、続けるつもりだ。それが私の育ってきた方法だ。簡単に手に入るものなどない」

「挑戦することを恐れてはいないし、これまで見てきたように、私よりも酷い状態の元選手がたくさんいる」

「闘うということはごく自然なことだ。最悪の事態は、私の状態が診断されるまで、何が起きているのか分からないことだった。認知症、またはアルツハイマー病と診断されている元選手の数は恐ろしいものだ」

先日は、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドとしても知られるデニス・ロー氏が認知症であることを発表したばかりだった。

イギリス『BBC』によれば、2019年の調査により、プロサッカー選手が同年代の人よりも、認知症で命を落とす確率が3.5倍高いことがわかっているとのことだ。

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