ミドルズブラやリバプールで活躍した元イングランド代表ウインガーのダウニングが現役引退

2021.08.02 21:35 Mon
Getty Images
元イングランド代表MFスチュワート・ダウニング(37)が現役引退を発表した。

ダウニングはミドルズブラの下部組織出身で、2003年7月にファーストチームへ昇格すると10月にサンダーランドへと短期レンタル移籍。12月に復帰していた。
2009年7月にアストン・ビラへと移籍すると、2011年7月にはリバプールへと完全移籍。その後、ウェストハムを経て2015年7月にミドルズブラへと復帰した。

2019年7月にはブラックバーンへと完全移籍すると、2020年7月に一度退団。11月に再契約するも、2021年6月をもって退団していた。

キャリアを通じてはプレミアリーグで408試合に出場し37ゴール48アシスト、チャンピオンシップ(イングランド2部)で182試合に出場し10ゴール23アシストを記録していた。
左サイドを主戦場に、右サイドや中央、ウイングでもプレーしたダウニング。クロス精度には定評があり、多くのアシストを創出。やリア終盤はトップ下でもプレーしていた。

世代別のイングランド代表を経験すると、A代表でも35試合に出場。2006年のドイツ・ワールドカップでは途中出場ながら3試合でプレーした。そこからしばらくのブランクがありながらも再び代表に復帰すると、2012年のユーロでもメンバー入り。再び代表から離れたが2014年11月に1試合出場したのが最後だった。

ダウニングが育ったミドルズブラは引退のコメントを発表している。

「夏の間、家族とリラックスして塾考した結果、プロサッカー選手を辞める時が来たと思った」

「何よりもまず、キャリアを通してサポートしてくれた、母と父、姉妹、そして妻と2人の子供達に大いに感謝したい」

「僕のキャリアに最も大きな影響を与えた父には特別にメッセージを送りたい。彼が僕にしてくれたことの全てに対して感謝している」

「僕のキャリアでプレーした全てのクラブとその素晴らしいファン、スタッフの全てに感謝したい。また、プレーした全ての素晴らしい監督にも感謝したい」

「子供の頃、僕は自分がプレーしたチームのためにプレーすること、そしてピッチを共にした選手たちと共に戦うことを夢にしか見ていなかった。何年にもわたり、信じられない選手たちと対戦した」

「イングランド代表として35試合プレーしたことを誇りに思って振り返り、一生続く素晴らしい思い出を作った。自分のキャリアを積めたことは、とても幸運なことだ」

「それがメディアであれ、指導者であれ、クラブのフロントであれ、将来にはワクワクしかない。長年にわたって試合から多くのことを学び、他の人に伝えられることを願って、多くの経験を積んできたんだ」

「全てに感謝する」
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