アバディーン、伝説の指揮官サー・アレックス・ファーガソン氏の銅像製作へ
2021.07.29 21:54 Thu
スコティッシュ・プレミアシップに所属するアバディーンは29日、クラブのレジェンドであるサー・アレックス・ファーガソン氏の銅像製作を依頼したことを発表した。
今後、クラブは『AFC Heritage Trust』と協力して、ファーガソン氏に続くレジェンドたちの新たな銅像を随時製作していく予定とのことだ。
アバディーンのデイブ・コーマック会長はレジェンドの銅像製作の意義を以下のように説明している。
「彼がピトドリーに来たことで、クラブの歴史の中で最も成功した時期が始まり、アバディーンはヨーロッパのフットボールマップにしっかりと載ったのです」
「1年半以上前から、クラブに永続的な影響を与えたレジェンドたちを称える一連の銅像のアイデアを検討していましたが、パンデミックの影響でプロセスが中断していました。しかし、現在再び検討を再開し、最初の像のテーマを決めるときには、もちろん、サー・アレックス・ファーガソンしか考えられませんでした」
ファーガソン氏は国内のイーストスターリングシャー、セント・ミレンを経て1978年にアバディーンの指揮官に就任。現在と変わらず、セルティックとレンジャーズの2強体制にあった同リーグにおいて、3度のリーグ制覇、4度のスコティッシュカップ制覇、1982-83シーズンのUEFAカップウィナーズカップ制覇など、クラブを一躍ヨーロッパ有数の強豪へ押し上げた。
そのレジェンドは自身の銅像製作計画に関して、「私の監督としてのキャリアの中で、素晴らしく思い出深い時間を過ごしたアバディーンから、このような評価をいただき、感激していますし、光栄に思っています。クラブが選んだ像のイメージと、最近の作品が信じられないほどリアルな彫刻家を選んだことを特に嬉しく思っています。個人的には早く見てみたいです」と、感謝の言葉を口にしている。
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今回、製作される銅像は著名な彫刻家として知られる『Cornovii Edwards』社のアンディ・エドワーズ氏に依頼し、1980年にイースター・ロードで撮影されたファーガソン氏の写真をもとにするという。また、この銅像は完成後、リチャード・ドナルド・スタンドの外周コンコースに設置され、クラブのレジェンドたちを称えるために計画されているシリーズの第一弾になるという。アバディーンのデイブ・コーマック会長はレジェンドの銅像製作の意義を以下のように説明している。
「サー・アレックスのクラブへの貢献は計り知れないものであり、このような形で彼を称えることはふさわしいことです」
「彼がピトドリーに来たことで、クラブの歴史の中で最も成功した時期が始まり、アバディーンはヨーロッパのフットボールマップにしっかりと載ったのです」
「1年半以上前から、クラブに永続的な影響を与えたレジェンドたちを称える一連の銅像のアイデアを検討していましたが、パンデミックの影響でプロセスが中断していました。しかし、現在再び検討を再開し、最初の像のテーマを決めるときには、もちろん、サー・アレックス・ファーガソンしか考えられませんでした」
ファーガソン氏は国内のイーストスターリングシャー、セント・ミレンを経て1978年にアバディーンの指揮官に就任。現在と変わらず、セルティックとレンジャーズの2強体制にあった同リーグにおいて、3度のリーグ制覇、4度のスコティッシュカップ制覇、1982-83シーズンのUEFAカップウィナーズカップ制覇など、クラブを一躍ヨーロッパ有数の強豪へ押し上げた。
そのレジェンドは自身の銅像製作計画に関して、「私の監督としてのキャリアの中で、素晴らしく思い出深い時間を過ごしたアバディーンから、このような評価をいただき、感激していますし、光栄に思っています。クラブが選んだ像のイメージと、最近の作品が信じられないほどリアルな彫刻家を選んだことを特に嬉しく思っています。個人的には早く見てみたいです」と、感謝の言葉を口にしている。
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