別メニュー調整が続くFW上田綺世、「目標に向かって順調に進めている」と回復に意欲

U-24日本代表に招集されているFW上田綺世(鹿島アントラーズ)がメディアのオンライン取材に応対した。

本大会開幕を1週間後に控えている日本。17日に行われるキリンチャレンジカップ2021のU-24スペイン代表戦に向けて調整を進めている。

東京オリンピックに臨むメンバーに招集されていた上田だが、直前にケガ。現在はリハビリのメニューをチームから離れて行っており、回復に努めている。
改めて現在の状況については「順調ですとしか言えないです」とコメント。「自分がどのぐらい痛いとかを細かく話すつもりはないですが、自分の目標に向かって順調に進めていると思いますし、本大会も良いパフォーマンスを出せる準備をしているだけです」と、しっかりとケガを治して調整を進めていると語った。

ケガをしている中でのメンバー招集となった上田だが当時の心境については「僕はケガしていてもやるつもりでしたし、治らなくてもプレーできる気持ちはあるので、すぐ治ると思っていました」とコメント。「本大会への不安はなかったというか、ケガしてしまった以上は僕の判断ではどうにもできないというのがあったので、判断を待つしかなかったというか」と、自信を起用するかどうか、招集するかどうかは自分が決めることではないと語った。ただ、「どんなに回復が早まろうとサッカーできない期間があるのは間違いなかったので、そこをどう判断してもらえるか」と、回復まで待ってもらえるかどうかの判断に委ねるしかなかったと語った。

これまでのキャリアでケガをした際には「痛いままやっているパターンが多い」と語った上田。今回はしっかりとメディカルスタッフとともにリハビリを行っているが「自分のケガをしている段階なので、本大会への意気込みはありますけど、より良いパフォーマンスを出せる準備をメディカルスタッフと取り組んでいる段階です」ととにかく回復に努めると語るにとどめた。

その中でも初戦は近づいてくる。焦りについては「ない」と語った上田。「僕だけの問題でもないというか、選んでいただいて、ケガしていて、リハビリをしていて。自分が何を残すかが重要だと思います」と語り、「僕が出たいということではなく、選んでいただいていて、この立場で、リハビリを別メニュー出させてもらっていることに感謝しています」と、ケガを回復することを期待してもらえていることに感謝。「1戦目から良いパフォーマンスを出すことが大事だと思います」と意気込みを語った。

この世代では最もゴールを決めている選手だけに、期待も大きく寄せられている。「選ばれなかった選手も数多く知っているので、その選手たちの思いを背負うというのが正しいのかわからないですが、自分が選ばれているからには、これまで積み重ねてきたことを出したいですし、そこに信頼が生まれると思います」とコメント。しっかりとパフォーマンスを出したいと語った。