「チャレンジという思い」18歳で渡英、横浜FMで初めてのJリーグ挑戦を決めた宮市亮の決意「アジアでNo.1のチームになるように」
2021.07.05 15:15 Mon
横浜F・マリノスへの加入が決定した元日本代表FW宮市亮(28)が、加入後初のメディア取材に応じた。
横浜FMは5日、ドイツ2部のザンクト・パウリから宮市の完全移籍加入を発表。隔離期間を経て、5日にチームへと合流した。
中京大学附属中京高校からJリーグを経ずにそのままアーセナルと契約をした宮市。フェイエノールトやボルトン、ウィガン、トゥベンテ、ザンクト・パウリとイングランド、オランダ、ドイツの3カ国でプレーした。
自身初のJリーグ挑戦となる今回の移籍。初練習を終えてオンラインでのメディア取材に応じた宮市は、移籍を決断した理由について明かした。
「シーズン終わってから移籍先はヨーロッパを含めて探していましたが、そのタイミングでマリノスからお話しをいただいて、監督も代わる中で、色々内部事情あったと思いますが、その中でも熱心にオファーをくださいました」
また、決断した理由については「Jリーグでプレーをしていないので、僕にとっても挑戦で、長く日本にいることもないので、異国のような気もしますが、僕にとってはチャレンジという思いで日本を選ばせてもらいました」と、まだ日本に慣れないと言う不思議な感覚がありながらも、チャレンジしていく気持ちだと明かした。
ヨーロッパでの移籍の可能性もある中で、自身初となるJリーグへの移籍を決断した宮市。それはケガの多いキャリアとも関係があると語っている。
「ケガに関して正直メディカル面を比べると海外よりこっちの方が安定してプレーできるというのがありました」
「幾度となくケガをしてきましたが、僕にとってはプレーすることが大事なので、総合的なことを考えたときに日本の方が自分にとってベストな状態でプレーできるという思いがあり、そこが決めての1つになりました」
同様の理由を挙げてヨーロッパから日本に戻ってきたのはガンバ大阪の日本代表DF昌子源。トゥールーズでレギュラーとしてプレーしていながらケガがなかなか治らない時期を過ごしたことで感じたという。
宮市もヒザの大きなケガを何度もしているだけに、細かい部分に気を配れて、安心して任せられる日本の体制が、1つのポイントだと語った。
初めてのJリーグ、そして日本のクラブに所属する宮市。横浜FMのサッカーの印象については「本当に攻撃的なサッカーでウイングを使って攻撃をしていくパターンが凄く多いので、自分に凄くあっているという印象です」と語り、自身が生きるチームだと感じているようだ。
特に左ウイングが主戦場の宮市だが、そこがハマると本人も感じている様子。「僕のストロングは左サイドだと思いますし、ドイツでは右をやることも多かったですが、ウイングを多用するシステムということで、どっちで出ても良さが出ると思います」と、自身の強みを生かしていきたいと語った。
宮市の強みはスピードと縦への突破だろう。試合を観た感想は「ウイングにボールが渡る回数が多いので、そこでの働きが大事になってくると思います」と語り、「得意なドリブルやスピードを出すことが大事かなと思います」と、ストロングポイントを出したいと語った。
その中でJリーグでの楽しみについては「自分はサッカーができることが幸せでしかないというか、10年間色々ありましたので、日本だろうが海外だろうがプロとしてサッカーをさせていただける環境があることが嬉しいことなので、それを噛み締めながら毎日楽しんでいきたいと思います」とコメント。ケガがつきまとうこととなったキャリアを振り返り、サッカーができることを幸せに感じていると語った。
また「昨シーズンはケガでなかなか出られないシーズンだったので、そこは皆さんも懸念されているところだと思います」と、自身のコンディションについても言及。現在の状態については「口で言うよりピッチで示すことかなと思います。状態は良いのでピッチの上で見せられたらと思います」と、現時点では問題がないことを強調し、ピッチ上でパフォーマンスで見せたいと語った。
横浜FMでの目標については具体的な数字というよりも、しっかりと目の前のことを見て動くことだという。
「この10年で学んだことは、1日1日、1トレーニング1トレーニングをどれだけ大事にするかです。若い時は数字だったり、先を見据えすぎて自分を苦しめたことも正直ありました」
「今は1トレーニング1トレーニングに全力を尽くすこと、健康でピッチに立てることを身をもって体感しているのでそれに限ります」
日々の大切さ、1つ1つの積み上げを大事にする宮市。30歳が近づく中、自身のキャリアは思い描いていたものとは違うとコメント。それでも、今は横浜FMのために全てを尽くしたいと考えているようだ。
「正直なところ、18歳でアーセナルと契約した時に思い描いたキャリアではないです」
「ただ正直今は幸せで、この10年間は引退かという時もあったので、思い返せば苦しい時もありましたが、サッカーができる喜び、プロ選手で居られるありがたみを誰よりも感じていると思います」
「あの18歳の時はそんなことも思っていなくて、サッカーができるのが当たり前で、健康でいることが当たり前で、そういったところに感謝できていなかった部分はあったと思います」
「キャリアでヨーロッパで成功したとは言えないですが、自分のことは好きですし、マリノスに移籍してプレーする機会をいただいたので、このチームのために全力でやりたいと思います」
「マリノスのためにプレーして、マリノスをもっともっとビッグなアジアでNo.1のチームになるように貢献したいですし、自分の特徴であるスピードなどを出すことにフォーカスしていきたいと思います」
宮市亮のデビューは、早くても8月6日の明治安田生命J1リーグ第6節のガンバ大阪戦。およそ1カ月後にJリーグのピッチに初めて立つ宮市が見られるか、注目だ。
横浜FMは5日、ドイツ2部のザンクト・パウリから宮市の完全移籍加入を発表。隔離期間を経て、5日にチームへと合流した。
自身初のJリーグ挑戦となる今回の移籍。初練習を終えてオンラインでのメディア取材に応じた宮市は、移籍を決断した理由について明かした。
「シーズン終わってから移籍先はヨーロッパを含めて探していましたが、そのタイミングでマリノスからお話しをいただいて、監督も代わる中で、色々内部事情あったと思いますが、その中でも熱心にオファーをくださいました」
「マリノスはJリーグ創成期からあるクラブで、ビッグクラブという認識があるので、熱心にオファーをいただいたその誠意に応えたいと思いました。それが一番です」
また、決断した理由については「Jリーグでプレーをしていないので、僕にとっても挑戦で、長く日本にいることもないので、異国のような気もしますが、僕にとってはチャレンジという思いで日本を選ばせてもらいました」と、まだ日本に慣れないと言う不思議な感覚がありながらも、チャレンジしていく気持ちだと明かした。
ヨーロッパでの移籍の可能性もある中で、自身初となるJリーグへの移籍を決断した宮市。それはケガの多いキャリアとも関係があると語っている。
「ケガに関して正直メディカル面を比べると海外よりこっちの方が安定してプレーできるというのがありました」
「幾度となくケガをしてきましたが、僕にとってはプレーすることが大事なので、総合的なことを考えたときに日本の方が自分にとってベストな状態でプレーできるという思いがあり、そこが決めての1つになりました」
同様の理由を挙げてヨーロッパから日本に戻ってきたのはガンバ大阪の日本代表DF昌子源。トゥールーズでレギュラーとしてプレーしていながらケガがなかなか治らない時期を過ごしたことで感じたという。
宮市もヒザの大きなケガを何度もしているだけに、細かい部分に気を配れて、安心して任せられる日本の体制が、1つのポイントだと語った。
初めてのJリーグ、そして日本のクラブに所属する宮市。横浜FMのサッカーの印象については「本当に攻撃的なサッカーでウイングを使って攻撃をしていくパターンが凄く多いので、自分に凄くあっているという印象です」と語り、自身が生きるチームだと感じているようだ。
特に左ウイングが主戦場の宮市だが、そこがハマると本人も感じている様子。「僕のストロングは左サイドだと思いますし、ドイツでは右をやることも多かったですが、ウイングを多用するシステムということで、どっちで出ても良さが出ると思います」と、自身の強みを生かしていきたいと語った。
宮市の強みはスピードと縦への突破だろう。試合を観た感想は「ウイングにボールが渡る回数が多いので、そこでの働きが大事になってくると思います」と語り、「得意なドリブルやスピードを出すことが大事かなと思います」と、ストロングポイントを出したいと語った。
その中でJリーグでの楽しみについては「自分はサッカーができることが幸せでしかないというか、10年間色々ありましたので、日本だろうが海外だろうがプロとしてサッカーをさせていただける環境があることが嬉しいことなので、それを噛み締めながら毎日楽しんでいきたいと思います」とコメント。ケガがつきまとうこととなったキャリアを振り返り、サッカーができることを幸せに感じていると語った。
また「昨シーズンはケガでなかなか出られないシーズンだったので、そこは皆さんも懸念されているところだと思います」と、自身のコンディションについても言及。現在の状態については「口で言うよりピッチで示すことかなと思います。状態は良いのでピッチの上で見せられたらと思います」と、現時点では問題がないことを強調し、ピッチ上でパフォーマンスで見せたいと語った。
横浜FMでの目標については具体的な数字というよりも、しっかりと目の前のことを見て動くことだという。
「この10年で学んだことは、1日1日、1トレーニング1トレーニングをどれだけ大事にするかです。若い時は数字だったり、先を見据えすぎて自分を苦しめたことも正直ありました」
「今は1トレーニング1トレーニングに全力を尽くすこと、健康でピッチに立てることを身をもって体感しているのでそれに限ります」
日々の大切さ、1つ1つの積み上げを大事にする宮市。30歳が近づく中、自身のキャリアは思い描いていたものとは違うとコメント。それでも、今は横浜FMのために全てを尽くしたいと考えているようだ。
「正直なところ、18歳でアーセナルと契約した時に思い描いたキャリアではないです」
「ただ正直今は幸せで、この10年間は引退かという時もあったので、思い返せば苦しい時もありましたが、サッカーができる喜び、プロ選手で居られるありがたみを誰よりも感じていると思います」
「あの18歳の時はそんなことも思っていなくて、サッカーができるのが当たり前で、健康でいることが当たり前で、そういったところに感謝できていなかった部分はあったと思います」
「キャリアでヨーロッパで成功したとは言えないですが、自分のことは好きですし、マリノスに移籍してプレーする機会をいただいたので、このチームのために全力でやりたいと思います」
「マリノスのためにプレーして、マリノスをもっともっとビッグなアジアでNo.1のチームになるように貢献したいですし、自分の特徴であるスピードなどを出すことにフォーカスしていきたいと思います」
宮市亮のデビューは、早くても8月6日の明治安田生命J1リーグ第6節のガンバ大阪戦。およそ1カ月後にJリーグのピッチに初めて立つ宮市が見られるか、注目だ。
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