止まらないイタリア、優勝候補筆頭の仏指揮官も「最も印象に残ったチーム」と評価
2021.06.28 16:11 Mon
連勝を重ねるイタリア代表にフランス代表のディディエ・デシャン監督もインパクトを受けているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。
イタリア代表は26日、ユーロ2020のラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。開幕前の国際試合を含めると、破竹の12連勝、そして代表新記録となる31戦無敗という圧巻の成績でベスト8へと駒を進めた。
そんなイタリア代表については、今大会の優勝候補筆頭との呼び声も高いフランス代表を率いるデシャン監督も「ここまでの大会で最も印象に残ったチームだ」と高く評価。2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)覇者からしても、注目せざるを得ない存在となっていると認めた。
この2チームによる対戦が実現する可能性があるのは準決勝。フランス代表がまだラウンド16を突破していないことからも、気の早い話ではあるが、両チームが激突することがあれば、今大会のハイライトとなり得る一戦だ。
また、「ここまではどの試合も複雑で、我々にとっては簡単ではなかった。グループリーグでは望み通りの結果を得ることができたがね。ノックアウトステージは何かを達成するための最後のチャンスだと思っている」ともコメント。ここまでの戦いを振り返りながら、28日に行われるラウンド16のスイス代表戦に向けて決意を語った。
イタリア代表は26日、ユーロ2020のラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。開幕前の国際試合を含めると、破竹の12連勝、そして代表新記録となる31戦無敗という圧巻の成績でベスト8へと駒を進めた。
そんなイタリア代表については、今大会の優勝候補筆頭との呼び声も高いフランス代表を率いるデシャン監督も「ここまでの大会で最も印象に残ったチームだ」と高く評価。2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)覇者からしても、注目せざるを得ない存在となっていると認めた。
また、「ここまではどの試合も複雑で、我々にとっては簡単ではなかった。グループリーグでは望み通りの結果を得ることができたがね。ノックアウトステージは何かを達成するための最後のチャンスだと思っている」ともコメント。ここまでの戦いを振り返りながら、28日に行われるラウンド16のスイス代表戦に向けて決意を語った。
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レ・ブルー初招集オリーズが母国イングランドではなくフランスでのプレー理由説明…同僚バデが意外な特技も明かす
レ・ブルー初招集となったバイエルンMFマイケル・オリーズが、母国イングランドではなくフランス代表でのプレーを決断した理由を明かした。フランス『レキップ』が伝えている。 ナイジェリア人の父親とアルジェリア系フランス人の母親の元、イングランドのロンドンで生まれ育ったオリーズ。アカデミー年代ではアーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティという名門を渡り歩き、レディングでプロキャリアをスタート。その後、2021年夏にクリスタル・パレスへステップアップを遂げると、今夏はビッグクラブの争奪戦の中でバイエルンへ完全移籍した。 バイエルン移籍までイングランド一筋のクラブキャリアを歩んできた左利きの攻撃的MFだが、U-18チームから母親の母国フランスの代表チームでもプレーを選択。先のパリ・オリンピックではU-23フランス代表の一員として銀メダル獲得に貢献した。 そして、今回のインターナショナルマッチウィークではディディエ・デシャン監督から招集がかかり、レ・ブルー初選出となった。 3日、同じくA代表デビューが期待されるローマMFマヌ・コネ、セビージャDFロイク・バデとパリ五輪のチームメイトと共に公式会見に出席したオリーズは、ややたどたどしいフランス語で生まれ故郷のイングランドではなく、フランスでのプレーを決断した背景を説明。 明確な理由について言及は避けたが、「母はフランス出身で、僕は子供の頃にここに来たことがある。フランス代表チームとの繋がりがあったし、フランスでプレーしているんだ」と語った。 また、レ・ブルーのロールモデルに関して問われると、母と同じアルジェリア系フランス人のジネディーヌ・ジダン氏とパリ五輪で指導を受け、現在も連絡を取り合っているティエリ・アンリ氏の2人のレジェンドの名前を挙げた。 今回の会見の様子やフランス語が不得手という部分で、少し内向的な性格も窺わせたオリーズ。 そういったこともあり、会見ではチームメイトであるバデにオリーズの人となりに関する質問が飛ぶと、「とてもいいヤツだよ」という言葉と共に意外な特技が明かされた。 「マイケルはとてもいいヤツだよ。僕らは(パリ五輪の期間に)2カ月間一緒に過ごしていたけど、彼は本当にいいヤツなんだ。彼は人狼ゲーム(カードゲーム)がとても得意で、人を操る人間だね(笑)」 また、現状では右ウイングを主戦場とする可能性が高い中、右サイドバックとしてコンビを組む可能性が高いバルセロナDFジュール・クンデは、ピッチ内外での適応をサポートしたいと語った。 「ここには他の人よりも社交的な人間がたくさんいるし、とても歓迎的なグループだ。彼が馴染みのに問題はないよ」 「彼に時間を与える必要があるけど、僕はまったく心配していないよ。彼はとてもアンバランスなアタッカーで、左足が本当に得意だ。だけど、静かに落ち着かせてほしい。新しい人に時間を与えるのは良いことだからね」 2024.09.04 16:00 Wed3
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