神戸がイニエスタPK弾で白星! 福岡は終盤の猛攻実らず3戦未勝利【明治安田J1第18節】
2021.06.19 15:23 Sat
明治安田生命J1リーグ第18節、アビスパ福岡vsヴィッセル神戸が19日にベスト電器スタジアムで行われ、アウェイの神戸が2-1で勝利した。
天皇杯こそ勝利したものの、リーグ戦直近5試合で1勝、ルヴァンカップもプレーオフステージ敗退と下降気味の神戸は、前節からフェルマーレン、山川に代えて小林、初瀬を起用。システムはダイヤモンド型の[4-4-2]を採用しており、酒井高徳が従来の左サイドバックから右サイドバックにポジションを移している。
対するは、こちらも天皇杯こそ大勝したものの、リーグ戦では2試合勝利から遠ざかっている福岡。前節からスタメンを4枚変更しており、宮、田邉、金森、渡に代わりドウグラス・グローリ、重廣、ジョルディ・クルークス、山岸が入った。システムはフラットな[4-4-2]を採用しており、ブルーノ・メンデスと山岸が2トップを組む形となっている。
立ち上がり、いきなり先制点を決めたのは神戸。2分にサンペールが中央を駆け上がると、右サイドを上がってきた酒井高徳に展開。速いクロスを放つと、ボックス内に走り込んできた古橋が冷静に胸で押し込みゴールを決めた。代表帰りの古橋は、これで今季早くも二桁ゴールに達した。
出鼻をくじかれる形となった福岡は、7分に右サイドフリーでボールを受けたクルークスがカットインからシュートを放つが、これは枠外に。その後もサロモンソン、クルークスの右サイドから打開を試みるが、神戸の高さと強さを備えるセンターバックに跳ね返される時間帯が続いた。
早い段階で追いつかれてしまった神戸は、ボールを握りこそするものの決定機は作れない展開が続く。すると29分に高い位置でボールをカットした福岡がカウンター。ブルーノ・メンデスが持ち運んだ後のこぼれ球を受けた重廣が強烈なシュートを放つも、これは枠を外した。
38分に神戸は、右サイドの古橋がクロスを放ち、そのこぼれ球を拾ったイニエスタが1人かわしてシュートを放つが、枠内に収めることはできず。その後もサンペールとイニエスタを中心に敵陣までボールを進めることはできるものの、そこからのアイデアに欠いたままハーフタイムとなった。
後半開始から、神戸が攻勢を仕掛ける。49分に古橋とのパス交換からボックス内に進入した酒井高徳がシュートを放ったが、これは奈良が身体を張ってブロック。序盤は神戸ペースも、福岡は54分にCKを得たことを皮切りに反撃を開始。55分には杉本がバイタルエリアからシュートを放つが、枠からは外れている。
膠着した状態を打破するべく、62分に福岡は3枚替えを敢行。2トップを入れ替え攻撃の活性化を狙うと66分、クルークスが右サイドからのカットインで相手をかわしながらシュートを打ったが、これも枠を捉えられなかった。
お互いなかなか枠内シュートを打てない展開のなかで、神戸は74分に田中順也を投入。停滞感からの脱却を目指す中で78分にボックス内でキープしたイニエスタからのボールに、右サイドを抜け出した酒井高徳が反応してクロスを放つ。するとブロックに入った杉本の右腕に当たり、PKの判定に。これをイニエスタが冷静に右隅に決め、神戸が勝ち越した。
リードを許した福岡はアディショナルタイムに宮を投入してパワープレーを敢行すると、93分に渡が、94分にサロモンソンとファンマがシュートを放つも決めきれず。終盤の福岡の猛攻を凌ぎ切った神戸が、2試合ぶりの白星を掴んだ。
アビスパ福岡 1-2 ヴィッセル神戸
【福岡】
山岸祐也(前19)
【神戸】
古橋亨梧(前2)
アンドレス・イニエスタ(後35)
天皇杯こそ勝利したものの、リーグ戦直近5試合で1勝、ルヴァンカップもプレーオフステージ敗退と下降気味の神戸は、前節からフェルマーレン、山川に代えて小林、初瀬を起用。システムはダイヤモンド型の[4-4-2]を採用しており、酒井高徳が従来の左サイドバックから右サイドバックにポジションを移している。
立ち上がり、いきなり先制点を決めたのは神戸。2分にサンペールが中央を駆け上がると、右サイドを上がってきた酒井高徳に展開。速いクロスを放つと、ボックス内に走り込んできた古橋が冷静に胸で押し込みゴールを決めた。代表帰りの古橋は、これで今季早くも二桁ゴールに達した。
出鼻をくじかれる形となった福岡は、7分に右サイドフリーでボールを受けたクルークスがカットインからシュートを放つが、これは枠外に。その後もサロモンソン、クルークスの右サイドから打開を試みるが、神戸の高さと強さを備えるセンターバックに跳ね返される時間帯が続いた。
しかし19分、福岡は右サイドでサロモンソンとのパス交換からフリーになったクルークスがインスイングのクロスを放つ。これにボックス内で反応した山岸がわずかに右足でボールに触れると、そのままネットを揺らし同点ゴールとなった。
早い段階で追いつかれてしまった神戸は、ボールを握りこそするものの決定機は作れない展開が続く。すると29分に高い位置でボールをカットした福岡がカウンター。ブルーノ・メンデスが持ち運んだ後のこぼれ球を受けた重廣が強烈なシュートを放つも、これは枠を外した。
38分に神戸は、右サイドの古橋がクロスを放ち、そのこぼれ球を拾ったイニエスタが1人かわしてシュートを放つが、枠内に収めることはできず。その後もサンペールとイニエスタを中心に敵陣までボールを進めることはできるものの、そこからのアイデアに欠いたままハーフタイムとなった。
後半開始から、神戸が攻勢を仕掛ける。49分に古橋とのパス交換からボックス内に進入した酒井高徳がシュートを放ったが、これは奈良が身体を張ってブロック。序盤は神戸ペースも、福岡は54分にCKを得たことを皮切りに反撃を開始。55分には杉本がバイタルエリアからシュートを放つが、枠からは外れている。
膠着した状態を打破するべく、62分に福岡は3枚替えを敢行。2トップを入れ替え攻撃の活性化を狙うと66分、クルークスが右サイドからのカットインで相手をかわしながらシュートを打ったが、これも枠を捉えられなかった。
お互いなかなか枠内シュートを打てない展開のなかで、神戸は74分に田中順也を投入。停滞感からの脱却を目指す中で78分にボックス内でキープしたイニエスタからのボールに、右サイドを抜け出した酒井高徳が反応してクロスを放つ。するとブロックに入った杉本の右腕に当たり、PKの判定に。これをイニエスタが冷静に右隅に決め、神戸が勝ち越した。
リードを許した福岡はアディショナルタイムに宮を投入してパワープレーを敢行すると、93分に渡が、94分にサロモンソンとファンマがシュートを放つも決めきれず。終盤の福岡の猛攻を凌ぎ切った神戸が、2試合ぶりの白星を掴んだ。
アビスパ福岡 1-2 ヴィッセル神戸
【福岡】
山岸祐也(前19)
【神戸】
古橋亨梧(前2)
アンドレス・イニエスタ(後35)
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