【2020-21ラ・リーガ シーズン総括】超WS選出の最優秀選手はM・ジョレンテ
2021.06.02 19:00 Wed
◆一時四つ巴の争いも、アトレティコが7季ぶりの戴冠
マドリードの2強、バルセロナ、セビージャと一時四つ巴の争いとなった今季のラ・リーガは、最終節までもつれ込んだレアル・マドリーとの激戦を制したアトレティコ・マドリーが7シーズンぶり11度目の優勝を果たした。
コロナ禍において緊縮財政を強いられた昨季3位のアトレティコは、MFトーマスがアーセナルに引き抜かれた穴を埋めるためMFコンドグビア、MFトレイラの2選手を補強した他、ユベントスに去ったFWモラタの穴埋めにバルセロナを追われたFWルイス・スアレスを補強。戦力的に大きな上積みはなく、下馬評は決して高くなかった。
だが、蓋を開けてみれば、開幕11戦無敗と近年稀にみる好スタートを飾り、戦術面においてもシメオネ監督が堅守速攻一辺倒だった戦い方に大きな変化を加え、[3-5-2]の可変式の布陣が完璧に機能。序盤戦はスアレスとFWフェリックスの2トップに加え、昨季は存在感が希薄だったDFエルモソやMFレマルといった選手たちが新たな役割で躍動。宿敵レアル・マドリーとの最初のダービーで今季初黒星を喫するも、苦手としていたバルセロナにシメオネ体制で初白星を挙げるなど、快進撃を見せた。
その後も攻守両面で抜群の安定感を誇ったロヒブランコスは、取りこぼしが目立つライバルを引き離して余裕の首位ターン。しかし、負傷者や新型コロナウイルスの感染者が目立ち始めた後半戦は相手の研究も進み、一転して苦しい戦いを強いられた。得点力の低下によってレバンテやアスレティック・ビルバオに競り負けるなど取りこぼしが目立つと、4月末には一時首位陥落の危機を迎えたが、バルセロナを破ったグラナダの好アシストによって辛くも首位を維持。シーズン最終盤は厳しい戦いが続いたものの、守護神オブラクや百戦錬磨のエースFWスアレスの勝負強い活躍によって接戦をモノにし、7シーズンぶりの戴冠となった。
そのアトレティコに2ポイント差及ばず、連覇を逃したレアル・マドリーはコロナ禍における戦力補強の不調、度重なる負傷者の影響が最後まで響いた。レンタルバックとなったDFオドリオソラ、MFウーデゴールの2選手を除き、優勝した昨季から新戦力補強ゼロに終わったジダン率いるチームは、2年目のFWアザールやFWヨビッチのフィット、FWヴィニシウスやFWロドリゴの覚醒を期待してシーズンに臨んだが、中盤以降に存在感を発揮し始めたヴィニシウスを除きその目論見が完全に裏目に出た。
マドリードの2強に次ぐ3位フィニッシュとなったバルセロナは、過去のFWビジャに続きスアレスの放出によってアトレティコの優勝をアシストする、屈辱のシーズンとなった。ただ、バルトメウ前会長の辞任、FWメッシの退団騒動と混迷を極めた中で最後まで優勝争いに絡んだことを考えれば、多額の負債は別として悲観すべきシーズンとは言い切れなかった。勝負弱いクーマン監督に限界は見えたが、MFデ・ヨング、MFペドリ、DFミンゲサ、DFデスト、MFイライクスといった若手の著しい成長に加え、加入2年目となったFWグリーズマンのフィットとチームとしての伸びしろは十分感じさせた。
ただ、マドリードの2強に10点差以上離された脆弱な守備、再三逃げ切りに失敗してきたゲームコントロールの改善は大きな課題だ。現時点ではクーマン監督の続投が濃厚で、すでに公式発表となったFWアグエロを含め、MFワイナルドゥム、DFエリック・ガルシアといったフリートランスファー組を含め、大幅刷新が見込まれるが、3シーズンぶりの覇権奪還に向けて取り組むべき課題は明確なだけにラポルタ会長主導の下で今夏の移籍市場での動きが重要となるはずだ。
メガクラブには及ばずもシーズン終盤まで優勝争いに絡んだ4位のセビージャは、ポジティブな形でシーズンを終えた。シーズン序盤は3連敗を喫する苦しいスタートとなったが、今年に入って7連勝を飾るなど後半戦に入って本領発揮。昨季同様の堅守に加え、主砲エン=ネシリやMFスソ、MFラキティッチらを中心とする攻撃も徐々に機能。最終的には攻守両面で安定した戦いぶりをみせ、クラブ史上最速で来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にした。
ヨーロッパリーグ(EL)とヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)争いは5位レアル・ソシエダ、6位ベティスがEL出場権を獲得。また、当初7位でECLに回る予定だったビジャレアルは、今季のELで初優勝を飾ったことで、来季CL出場権を手にしている。
ソシエダはFWイサクやFWオヤルサバル、MFメリノに、百戦錬磨のMFダビド・シルバを加えた多彩な攻撃と堅守を武器に序盤戦の主役となったが、中盤戦での不調が痛恨に…。ベティスは智将ペジェグリーニが卓越した手腕を発揮し、多くの接戦をモノにした。そして、得失点差0にも関わらず、EL出場権を確保した。ビジャレアルは負傷者の多さやエメリ監督の手堅過ぎる采配の影響で引き分けが目立ったものの、絶対的エースFWジェラール・モレノの奮闘もあって上々の1年目となった。
熾烈を極めた残留争いではMF乾貴士、FW武藤嘉紀を擁する最下位のエイバル、FW岡崎慎司を擁する18位のウエスカが19位のバジャドリーと共に無念の降格となった。経験豊富な3選手に関してはチームを残留に導く働きが期待されたが、いずれも出場機会に恵まれず、消化不良の1年に。そして、3選手共に今季限りでの退団が決定的だ。
また、レアル・マドリーからのレンタルで、前半戦をビジャレアル、後半戦をヘタフェで過ごしたMF久保建英は、いずれも守備の強度を最優先とする指揮官との相性の悪さが重なり、ベンチを温め続ける苦しい1年に。それでも、不遇をかこったヘタフェでは第37節のレバンテ戦でチームを残留に導く今季リーグ戦初ゴールを決めて、最後の最後に結果を残した。
【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆MFマルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリー)

新生アトレティコを体現した万能型MF。スタッツやパフォーマンスの質だけを見れば、メッシやベンゼマに分があるが、守護神オブラクや主砲スアレス、主将コケと共にアトレティコに悲願のタイトルをもたらしたM・ジョレンテをMVPに推したい。
昨季後半戦にセカンドトップにコンバートされ、一躍ブレイクを果たした26歳は、可変式の[3-5-2]をメインシステムとして採用した今シーズンにより絶対的な主力に成長。セカンドトップや右サイドハーフ、インテリオール、ピボーテ、サイドバックと状況に応じて複数のポジションをこなし、驚異的なアスリート能力を生かした豊富な運動量と球際の強さを遺憾なく発揮した。とりわけ、攻撃では“スペースをアタック”する絶妙なスプリント、飛び出しで決定機に関与し、いずれもキャリアハイとなる12ゴール11アシストを記録。その溢れる熱量や勝負強さを含め、際立つ存在感だった。
★最優秀監督
◆ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリー)

就任9年目を迎えた“不動”の指揮官が進化を遂げて7年ぶりのタイトルをもたらした。これまで一貫して中盤フラットの[4-4-2]という極端な堅守速攻スタイルを使い続けたアルゼンチン人指揮官だが、今季途中から[3-5-2(3-4-2-1)]、[4-3-3]とも形容できる可変式の布陣を採用した。
これまででは考えられないコケのワンアンカーや、レマル、フェリックスのインテリオール起用など、よりボールを保持して遅攻においても相手を崩し切るゲームプランを導入し、シーズン序盤はこれまでの得点力不足が嘘のように複数得点を奪って勝ち切る試合が目立った。その後は相手の分析や主力の離脱で得点力不足に陥った挙句、自慢の堅守に綻びが見え始めたものの、シーズン終盤戦ではMFカラスコやFWコレアらの奮起もあり、攻守のバランスを取り戻し、見事にレアル・マドリーやバルセロナの猛追を振り切った。
【期待以上】
★チーム
◆セルタ

2年連続の17位から8位に大躍進。FWアスパスを中心とする攻撃陣を中心にトップハーフのクラブに近い戦力を誇りながらも、直近2シーズンは降格圏ギリギリの17位と低迷が続いたガリシアの名門。今シーズンも序盤から低迷し、昨年11月にはオスカル・ガルシア前監督を解任。今季も残留争いの主役を担うかに思われた。だが、クラブOBであり、今シーズン途中までブラジルのセリエAで優勝争いを演じていたインテルナシオナウを率いていたコウデット新監督を招へいすると、この監督交代がチームを激変させた。
2トップにサンティ・ミナとアスパス、中盤にノリート、デニス・スアレス、ブライス・メンデスというボールプレーヤーを並べ、アンカーに今季ベストイレブン級の存在感を放ったタピアを配した[4-1-3-2]の布陣をメインシステムに採用すると、就任直後の4連勝、シーズン終盤の5連勝と2度の大型連勝を飾るなど、自慢の攻撃力を武器に多くの勝利を積み上げた。また、バルセロナやビジャレアルを破り、アトレティコと引き分けるなど、上位陣相手にも堂々とした戦いぶりを見せた点も高く評価したい。
★選手
◆MFペドリ(バルセロナ)

加入1年目で多くのクレ、フットボールファンを魅了した驚異の18歳。昨夏、ラス・パルマスから17歳で世界屈指の名門にやってきた攻撃的MFは、、祖父と父がバルセロナのペーニャの会長を務める血筋のなせる業か、マシア出身者と見まごうばかりの戦術理解ですぐさまトップチームのスタイルに順応した。
シーズン序盤は左右のウイングが主戦場ということもあり、その才能の片りんを窺わせるプレーを見せるに留まったが、チームが[4-3-3]、[3-5-2]に布陣を変更すると、本職のインテリオールでその真価を発揮。卓越したポジショニング、判断力、テクニックを武器に、自身が憧れと語るイニエスタを彷彿とさせるプレーでバルセロナの攻撃をけん引した。プリメーラ初挑戦ながら37試合3ゴール3アシストという数字を残し、早くも大エースのメッシからも厚い信頼を寄せられている。来シーズンは攻守両面で更なるスケールアップを遂げ、フォーデンやハーランドといった次代のバロンドール候補の域に到達したい。
【期待外れ】
★チーム
◆エイバル

最下位で8シーズンぶりのセグンダ降格。2014-15シーズンの初昇格以降、6シーズン連続でプリメーラに残留してきたエイバルだったが、無念の降格となった。2015年6月に就任したメンディリバル監督の下、直近5シーズンは最低順位が14位と安定した戦いぶりで残留を果たしてきたが、今季は度重なる補強の失敗、代名詞のハイライン・ハイプレスが研究し尽くされたことで、開幕4戦未勝利と序盤から低迷。
さらに、主砲キケ・ガルシア、FWブライアン・ヒルの2選手以外が精彩を欠いたことで、リーグワースト2位の29得点と深刻な得点力不足に陥り、16戦未勝利という泥沼の状況に陥った。シーズン最終盤には2連勝を飾って奇跡の逆転残留の望みを繋ぐも、第37節のバレンシア戦での大敗によって降格が決定した。なお、乾は今季28試合1ゴール0アシスト、武藤は26試合1ゴール1アシストといずれも思うような結果を残せなかった。
★選手
◆MFミラレム・ピャニッチ(バルセロナ)

即戦力として活躍期待も失望の1年に。パフォーマンスや費用対効果を考えれば、アザールが2年連続の期待外れにあたるが、ピャニッチも期待を大きく裏切る選手の1人だった。
昨夏にユベントスとの間で実現したMFアルトゥールとの大型トレードは、FFP遵守を目的とした両クラブの帳簿上必要な移籍だったと言えるが、総額6500万ユーロの移籍金を考えれば、19試合0ゴール0アシストの数字は許容できないものだ。
ペドリ、デ・ヨングのハイパフォーマンスに、重鎮ブスケッツの復調によって難しい状況ではあったが、シーズン前半戦はCLを中心にアピールの場は十分に与えられており、31歳のベテランとしては言い訳できないところだ。シーズンを通してコンディションに問題を抱え守備の強度が足りず、持ち味の繋ぎの局面でもバルセロナのスタイル、メッシとの関係構築がうまくいかず、クーマン監督の信頼を得られなかった。2月末以降は出場機会すらまともに得られず、今夏の放出が決定的だ。
マドリードの2強、バルセロナ、セビージャと一時四つ巴の争いとなった今季のラ・リーガは、最終節までもつれ込んだレアル・マドリーとの激戦を制したアトレティコ・マドリーが7シーズンぶり11度目の優勝を果たした。
コロナ禍において緊縮財政を強いられた昨季3位のアトレティコは、MFトーマスがアーセナルに引き抜かれた穴を埋めるためMFコンドグビア、MFトレイラの2選手を補強した他、ユベントスに去ったFWモラタの穴埋めにバルセロナを追われたFWルイス・スアレスを補強。戦力的に大きな上積みはなく、下馬評は決して高くなかった。
だが、蓋を開けてみれば、開幕11戦無敗と近年稀にみる好スタートを飾り、戦術面においてもシメオネ監督が堅守速攻一辺倒だった戦い方に大きな変化を加え、[3-5-2]の可変式の布陣が完璧に機能。序盤戦はスアレスとFWフェリックスの2トップに加え、昨季は存在感が希薄だったDFエルモソやMFレマルといった選手たちが新たな役割で躍動。宿敵レアル・マドリーとの最初のダービーで今季初黒星を喫するも、苦手としていたバルセロナにシメオネ体制で初白星を挙げるなど、快進撃を見せた。
そのアトレティコに2ポイント差及ばず、連覇を逃したレアル・マドリーはコロナ禍における戦力補強の不調、度重なる負傷者の影響が最後まで響いた。レンタルバックとなったDFオドリオソラ、MFウーデゴールの2選手を除き、優勝した昨季から新戦力補強ゼロに終わったジダン率いるチームは、2年目のFWアザールやFWヨビッチのフィット、FWヴィニシウスやFWロドリゴの覚醒を期待してシーズンに臨んだが、中盤以降に存在感を発揮し始めたヴィニシウスを除きその目論見が完全に裏目に出た。
以前からメンバーを固定する傾向が目立っていたフランス人指揮官の采配も影響し、消耗し尽したスカッドは最終ラインを中心に離脱者が続出し、カンテラーノの抜擢やシステム変更など場当たり的な対応も目立った。ほぼフル稼働のカゼミロ、モドリッチ、クロースのトリボーテ、主砲ベンゼマ、守護神クルトワら個人の奮闘が光ったが、チームとしてはシーズンを通じて安定感を欠いた。クラシコでのシーズンダブルを含め上位対決では好成績を残すも、格下相手の取りこぼしの多さが優勝を逃す最大の要因となった。なお、11年ぶりの無冠となったシーズン終了後にジダン監督の退任およびアンチェロッティ新監督招へいが発表されており、来シーズンは6年ぶり復帰のイタリア人指揮官の下で覇権奪還を目指す。
マドリードの2強に次ぐ3位フィニッシュとなったバルセロナは、過去のFWビジャに続きスアレスの放出によってアトレティコの優勝をアシストする、屈辱のシーズンとなった。ただ、バルトメウ前会長の辞任、FWメッシの退団騒動と混迷を極めた中で最後まで優勝争いに絡んだことを考えれば、多額の負債は別として悲観すべきシーズンとは言い切れなかった。勝負弱いクーマン監督に限界は見えたが、MFデ・ヨング、MFペドリ、DFミンゲサ、DFデスト、MFイライクスといった若手の著しい成長に加え、加入2年目となったFWグリーズマンのフィットとチームとしての伸びしろは十分感じさせた。
ただ、マドリードの2強に10点差以上離された脆弱な守備、再三逃げ切りに失敗してきたゲームコントロールの改善は大きな課題だ。現時点ではクーマン監督の続投が濃厚で、すでに公式発表となったFWアグエロを含め、MFワイナルドゥム、DFエリック・ガルシアといったフリートランスファー組を含め、大幅刷新が見込まれるが、3シーズンぶりの覇権奪還に向けて取り組むべき課題は明確なだけにラポルタ会長主導の下で今夏の移籍市場での動きが重要となるはずだ。
メガクラブには及ばずもシーズン終盤まで優勝争いに絡んだ4位のセビージャは、ポジティブな形でシーズンを終えた。シーズン序盤は3連敗を喫する苦しいスタートとなったが、今年に入って7連勝を飾るなど後半戦に入って本領発揮。昨季同様の堅守に加え、主砲エン=ネシリやMFスソ、MFラキティッチらを中心とする攻撃も徐々に機能。最終的には攻守両面で安定した戦いぶりをみせ、クラブ史上最速で来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にした。
ヨーロッパリーグ(EL)とヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)争いは5位レアル・ソシエダ、6位ベティスがEL出場権を獲得。また、当初7位でECLに回る予定だったビジャレアルは、今季のELで初優勝を飾ったことで、来季CL出場権を手にしている。
ソシエダはFWイサクやFWオヤルサバル、MFメリノに、百戦錬磨のMFダビド・シルバを加えた多彩な攻撃と堅守を武器に序盤戦の主役となったが、中盤戦での不調が痛恨に…。ベティスは智将ペジェグリーニが卓越した手腕を発揮し、多くの接戦をモノにした。そして、得失点差0にも関わらず、EL出場権を確保した。ビジャレアルは負傷者の多さやエメリ監督の手堅過ぎる采配の影響で引き分けが目立ったものの、絶対的エースFWジェラール・モレノの奮闘もあって上々の1年目となった。
熾烈を極めた残留争いではMF乾貴士、FW武藤嘉紀を擁する最下位のエイバル、FW岡崎慎司を擁する18位のウエスカが19位のバジャドリーと共に無念の降格となった。経験豊富な3選手に関してはチームを残留に導く働きが期待されたが、いずれも出場機会に恵まれず、消化不良の1年に。そして、3選手共に今季限りでの退団が決定的だ。
また、レアル・マドリーからのレンタルで、前半戦をビジャレアル、後半戦をヘタフェで過ごしたMF久保建英は、いずれも守備の強度を最優先とする指揮官との相性の悪さが重なり、ベンチを温め続ける苦しい1年に。それでも、不遇をかこったヘタフェでは第37節のレバンテ戦でチームを残留に導く今季リーグ戦初ゴールを決めて、最後の最後に結果を残した。
【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆MFマルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリー)

Getty Images
新生アトレティコを体現した万能型MF。スタッツやパフォーマンスの質だけを見れば、メッシやベンゼマに分があるが、守護神オブラクや主砲スアレス、主将コケと共にアトレティコに悲願のタイトルをもたらしたM・ジョレンテをMVPに推したい。
昨季後半戦にセカンドトップにコンバートされ、一躍ブレイクを果たした26歳は、可変式の[3-5-2]をメインシステムとして採用した今シーズンにより絶対的な主力に成長。セカンドトップや右サイドハーフ、インテリオール、ピボーテ、サイドバックと状況に応じて複数のポジションをこなし、驚異的なアスリート能力を生かした豊富な運動量と球際の強さを遺憾なく発揮した。とりわけ、攻撃では“スペースをアタック”する絶妙なスプリント、飛び出しで決定機に関与し、いずれもキャリアハイとなる12ゴール11アシストを記録。その溢れる熱量や勝負強さを含め、際立つ存在感だった。
★最優秀監督
◆ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリー)

Getty Images
就任9年目を迎えた“不動”の指揮官が進化を遂げて7年ぶりのタイトルをもたらした。これまで一貫して中盤フラットの[4-4-2]という極端な堅守速攻スタイルを使い続けたアルゼンチン人指揮官だが、今季途中から[3-5-2(3-4-2-1)]、[4-3-3]とも形容できる可変式の布陣を採用した。
これまででは考えられないコケのワンアンカーや、レマル、フェリックスのインテリオール起用など、よりボールを保持して遅攻においても相手を崩し切るゲームプランを導入し、シーズン序盤はこれまでの得点力不足が嘘のように複数得点を奪って勝ち切る試合が目立った。その後は相手の分析や主力の離脱で得点力不足に陥った挙句、自慢の堅守に綻びが見え始めたものの、シーズン終盤戦ではMFカラスコやFWコレアらの奮起もあり、攻守のバランスを取り戻し、見事にレアル・マドリーやバルセロナの猛追を振り切った。
【期待以上】
★チーム
◆セルタ

Getty Images
2年連続の17位から8位に大躍進。FWアスパスを中心とする攻撃陣を中心にトップハーフのクラブに近い戦力を誇りながらも、直近2シーズンは降格圏ギリギリの17位と低迷が続いたガリシアの名門。今シーズンも序盤から低迷し、昨年11月にはオスカル・ガルシア前監督を解任。今季も残留争いの主役を担うかに思われた。だが、クラブOBであり、今シーズン途中までブラジルのセリエAで優勝争いを演じていたインテルナシオナウを率いていたコウデット新監督を招へいすると、この監督交代がチームを激変させた。
2トップにサンティ・ミナとアスパス、中盤にノリート、デニス・スアレス、ブライス・メンデスというボールプレーヤーを並べ、アンカーに今季ベストイレブン級の存在感を放ったタピアを配した[4-1-3-2]の布陣をメインシステムに採用すると、就任直後の4連勝、シーズン終盤の5連勝と2度の大型連勝を飾るなど、自慢の攻撃力を武器に多くの勝利を積み上げた。また、バルセロナやビジャレアルを破り、アトレティコと引き分けるなど、上位陣相手にも堂々とした戦いぶりを見せた点も高く評価したい。
★選手
◆MFペドリ(バルセロナ)

Getty Images
加入1年目で多くのクレ、フットボールファンを魅了した驚異の18歳。昨夏、ラス・パルマスから17歳で世界屈指の名門にやってきた攻撃的MFは、、祖父と父がバルセロナのペーニャの会長を務める血筋のなせる業か、マシア出身者と見まごうばかりの戦術理解ですぐさまトップチームのスタイルに順応した。
シーズン序盤は左右のウイングが主戦場ということもあり、その才能の片りんを窺わせるプレーを見せるに留まったが、チームが[4-3-3]、[3-5-2]に布陣を変更すると、本職のインテリオールでその真価を発揮。卓越したポジショニング、判断力、テクニックを武器に、自身が憧れと語るイニエスタを彷彿とさせるプレーでバルセロナの攻撃をけん引した。プリメーラ初挑戦ながら37試合3ゴール3アシストという数字を残し、早くも大エースのメッシからも厚い信頼を寄せられている。来シーズンは攻守両面で更なるスケールアップを遂げ、フォーデンやハーランドといった次代のバロンドール候補の域に到達したい。
【期待外れ】
★チーム
◆エイバル

Getty Images
最下位で8シーズンぶりのセグンダ降格。2014-15シーズンの初昇格以降、6シーズン連続でプリメーラに残留してきたエイバルだったが、無念の降格となった。2015年6月に就任したメンディリバル監督の下、直近5シーズンは最低順位が14位と安定した戦いぶりで残留を果たしてきたが、今季は度重なる補強の失敗、代名詞のハイライン・ハイプレスが研究し尽くされたことで、開幕4戦未勝利と序盤から低迷。
さらに、主砲キケ・ガルシア、FWブライアン・ヒルの2選手以外が精彩を欠いたことで、リーグワースト2位の29得点と深刻な得点力不足に陥り、16戦未勝利という泥沼の状況に陥った。シーズン最終盤には2連勝を飾って奇跡の逆転残留の望みを繋ぐも、第37節のバレンシア戦での大敗によって降格が決定した。なお、乾は今季28試合1ゴール0アシスト、武藤は26試合1ゴール1アシストといずれも思うような結果を残せなかった。
★選手
◆MFミラレム・ピャニッチ(バルセロナ)

Getty Images
即戦力として活躍期待も失望の1年に。パフォーマンスや費用対効果を考えれば、アザールが2年連続の期待外れにあたるが、ピャニッチも期待を大きく裏切る選手の1人だった。
昨夏にユベントスとの間で実現したMFアルトゥールとの大型トレードは、FFP遵守を目的とした両クラブの帳簿上必要な移籍だったと言えるが、総額6500万ユーロの移籍金を考えれば、19試合0ゴール0アシストの数字は許容できないものだ。
ペドリ、デ・ヨングのハイパフォーマンスに、重鎮ブスケッツの復調によって難しい状況ではあったが、シーズン前半戦はCLを中心にアピールの場は十分に与えられており、31歳のベテランとしては言い訳できないところだ。シーズンを通してコンディションに問題を抱え守備の強度が足りず、持ち味の繋ぎの局面でもバルセロナのスタイル、メッシとの関係構築がうまくいかず、クーマン監督の信頼を得られなかった。2月末以降は出場機会すらまともに得られず、今夏の放出が決定的だ。
アトレティコ・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
アトレティコ・マドリーの人気記事ランキング
1
「王子様みたい」「めちゃくちゃかっこよくなってる」髭を剃ったグリーズマンにファン絶賛!チームメイトも続々反応「ヒゲ剃ったの!?」
アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのイメチェンが話題だ。 2019年に一度バルセロナへと移籍したものの、期限付き移籍を経てアトレティコへと戻ってきたグリーズマン。今シーズンは好調を維持しており、ラ・リーガでは24試合で11ゴール、公式戦全体では35試合で18ゴールを記録している。 そのグリーズマンは、20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグでインテルとのアウェイゲームに先発。チームはセリエA首位のチームに苦戦を強いられ、1-0で1stレグを落とすこととなったが、グリーズマンの見た目にも注目が集まった。 グリーズマンは、伸ばしていた髭を綺麗に剃って登場。一気に爽やかになった姿を見せていた。 アトレティコの公式SNSによると、グリーズマンは19日に髭を剃った模様だ。チームメイトたちはその変化に気が付くと、「ヒゲ剃ったの?」と反応。アルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルはスベスベの肌を触って「赤ちゃんみたい」だといじっていた。 グリーズマンの変化には、ファンも「王子様みたいなビジュアル復活してるな」、「めちゃくちゃかっこよくなってる」、「ヒゲ剃ってる!」と反応。久々の髭なしの姿に注目が集まっていた。 <span class="paragraph-title">【動画】まるで王子様!?髭を剃って一気に爽やかになったグリーズマン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="it" dir="ltr"> Grizi <a href="https://t.co/cv24JHLWFf">pic.twitter.com/cv24JHLWFf</a></p>— Atlético de Madrid (@Atleti) <a href="https://twitter.com/Atleti/status/1759672955326370016?ref_src=twsrc%5Etfw">February 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.21 12:25 Wed2
「信じられない髪型に」「いかつすぎる」奇抜なヘアスタイルに挑戦しがちなデ・パウル、最新のヘアスタイルにはファンも驚き「元に戻してくれ!」
アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルの大きなイメージチェンジが注目を集めている。 世界王者アルゼンチン代表で主力を担うデ・パウル。所属するアトレティコでもセントラルハーフの主力としてプレーしている。 また、その髪型でも度々話題に。チームメイトのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとともに、鮮やかな水色やピンクに髪を染めたこともあり、頻繁にヘアスタイルを変えることでも知られている。 そのデ・パウルの最新のヘアスタイルが話題になっている。 23日に行われたラ・リーガ第4節延期分のセビージャ戦にも出場したデ・パウルだったが、その髪型に大きな変化が。元々は金髪をツンツンさせた短髪だったはずのデ・パウルだが、試合に現れた時には、その金髪を頭の形に沿って編み込むコーンロウと呼ばれる髪型に大きく変貌していた。 デ・パウルの毛量からして、恐らくエクステも付け加えた上で、8つの束を作って綺麗に並べている。 元々のヘアスタイルよりもかなりいかつくなった印象のデ・パウル。その姿にはファンも「信じられない髪型になってる」、「デパウルのコーンロウ厳つすぎるだろ」、「元に戻してくれ!」、「髪型すごい」と驚きの反応を寄せている。 なお、スペイン『アス』によると、昨年まで交際していたティニさんも直近で髪を編み込んだドレッドヘアーにしており、デ・パウルのこの髪型については、復縁を匂わせているのではないかという説もあるようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】デ・パウルのコーンロウがいかつすぎる!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Rodrigo de Paul rocking a whole new look <a href="https://t.co/RpBOcpKLPK">pic.twitter.com/RpBOcpKLPK</a></p>— 433 (@433) <a href="https://twitter.com/433/status/1738600081584959631?ref_src=twsrc%5Etfw">December 23, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【写真】デ・パウルの元交際相手ティニさんもドレッドヘアーに!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">tini(@tinistoessel)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.12.25 12:35 Mon3
ライプツィヒが19歳の主力、ベルギー代表MFフェルメーレンの完全移籍を発表! アトレティコからの買取義務OP発動
RBライプツィヒは17日、アトレティコ・マドリーからレンタル移籍加入しているベルギー代表MFアーサー・フェルメーレン(19)の完全移籍加入を発表した。 なお、今回は特定の条件を満たしたことにより、レンタル加入時に定められていた買い取り義務オプションが発動。契約期間は2029年6月までとなる。 また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は2000万ユーロ(約32億1000万円)となった。 フェルメーレンは2022-23シーズン途中から母国ベルギーのアントワープでレギュラーに定着。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)優勝やチャンピオンズリーグ(CL)を経験した。 2024年1月にアトレティコへ完全移籍。しかし、ディエゴ・シメオネ監督からはほとんど起用されず、2024年8月にライプツィヒへ買い取りオプション義務付きのレンタル移籍を果たした。 ドイツでは立ち位置を確保し、ここまでブンデスリーガで15試合1アシストを記録。CLとDFBポカールも含め、公式戦22試合に出場している。 ライプツィヒに完全移籍することとなった19歳MFは、クラブを通じて喜びを語った。 「RBLに長くいられることをとても嬉しく思っている。ライプツィヒに来た初日から居心地の良さを感じていた。選手としての成長という観点では、夏の契約時にクラブが言っていた通りの展開になっている。試合にたくさん出てさらに成長し、ピッチでチームに貢献する機会を得られた」 「RBライプツィヒは大きな可能性を秘めたクラブとして評判が高い。若い選手が最高レベルで実力を証明し、自らの成長における次のステップに進むことができる。一緒に達成したいことがまだたくさんある。今後が本当に楽しみだ!」 2025.01.17 20:48 Fri4
「若き日のディエゴを思い出す」ジュリアーノ・シメオネ22歳をマドリード紙ら称賛「彼の血にも“チョリズモ”」「息子3人の中で最も父親似」
アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表FWジュリアーノ・シメオネ(22)に対する評価が高まってきた。「若き日の父親ディエゴを彷彿とさせる」などとマドリード紙が称える。 父ディエゴ・シメオネが指揮するアトレティコに16歳で入団したジュリアーノ。 トップチームで父親から初めて起用されたのは19歳。しかし、そこからしばらくセカンドチームを主戦場とし、23-24シーズンはアラベスへ武者修行…現役時代からアトレティコ魂を持つ父ディエゴに肩を並べるのは難しいだろうと誰もが思うなか、昨夏アラベスより復帰した。 それでも迎えた今季、ジュリアーノはラ・リーガ第10節あたりからスターターに定着し、ワイドアタッカーとして奮闘。4日のコパ・デル・レイ準々決勝ヘタフェ戦では2得点を記録した。 『マルカ』などに寄稿するマドリードのジャーナリスト、アドリアン・ブランコ氏は、自身のXでジュリアーノを称賛。 「ジュリアーノ・シメオネは今季アトレティコのビッグネームである。彼がアトレティコの復活、成長、競争力を象徴する存在となっているのだ。そのプレーにはエネルギー、犠牲、決意、熱意が溢れ、とにかく情熱的。彼の血にも“チョリズモ”が流れている」 『Relevo』も社説でジュリアーノを称賛した。 「ジュリアーノは“魂”そのものか。ピッチ脇でチョロ(父ディエゴ)が望むこと全てをフィールド全域に伝えるのが、このシメオネ家の三男だ。彼がアトレティコに来たのは父親のおかげだと誰もが言ったが、今ここに残っているのは父親が持っていたもの全てを彼も持つからだ」 「ジュリアーノが自らのゴールを祝っている様子を見ると、いつだったか…ビセンテ・カルデロンでエンブレムを指差して歌っていた若き日のディエゴを思い出す。今や、ジュリアーノがアトレティコのスターターであることに異論を唱える者はいない。間違いなく、息子3人の中でジュリアーノが最も父親に似ている」 2025.02.05 20:41 Wed5
